応援コメント

番外編3 地震雷火事王妃」への応援コメント

  •  本編にありましたね。
     『少々ややこしい事態』。

     これがそうでしたか。

     王妃様はアメリさんの側室云々は知らないと思いますので、王様の読み通り『妊娠しているせいで不安定になっている』ように思いました。

     その不安定さを物語るエピソードとして、湯浴みがありました。懐妊による単なる体形の変化のためだけではなく、精神的にも余裕がなくなっていたのかも知れません。

     合間妹子様は、一つの物事を書くのではなく、前振りを忘れていません。この湯浴みのエピソードで、王妃様の精神状態を表現されていたのです。
     だから、より素直に、側室の件(くだり)へと、ストーリーを導入できているのだと思いました。

     王様がリュックさんに早く結婚しろとせっついたのは、王妃様の懐妊による精神不安定に原因があったようです。

     アメリさんは、これから生まれてくる王妃様の赤ちゃんに、結婚を促されたと言えるでしょう。
     小さな命が、次の命(ミシェルちゃん以降の子供達)のきっかけを作る。

     別な意味での命の連鎖です。
     なかなか興味深いテーマでした。

     なるほど、番外編の順序も、その辺が考慮されていたようです。
     番外編の順序が入れ替わっていたら、このテーマに気づかなかったかも知れませんね。
     例え、番外編であっても、うまく構成されていると思いました。

     最後に、湯浴みのところで、侍女さんがレベッカさんを引き合いに出しています。
     これは、合間妹子様が『ミラ王妃⇔レベッカさん』の対向する位置関係を、常に意識なされているためと思いました。

     登場がなくても、位置関係からストーリーを構築させる。うまさが光っていました。



    作者からの返信

     番外編3もお読みくださってありがとうございます。

     さて、王妃さまですが亜愛さまのご推測とは違い、実は精神的に余裕を持って出産に臨めているのです。第三子ということもありますしね。湯浴みはただお腹が大きくなってきたのでただ面倒なのです。

     少々分かりにくかったでしょうか。説明不足の点もあったかも知れません。まあ物語の本筋に関わってくるエピソードでもないですしね。

     陛下がリュックに早く結婚してしまえ、と婚約の王命を下したのは王妃との間に側妃問題が勃発したからに相違ありません。王妃さまは側妃の一人や二人どうぞめとってください、とどっしり構えているにもかかわらず、陛下の方がタジタジです。

     番外編の順番は特に意識しているわけではないのですが、自分がより面白いだろうと思うネタは後に取っておくようにしています。ですから時系列もバラバラなことが多いですね、私の場合は。

     亜愛さまがお考えのような高尚な意図は、あまりないのです。失礼いたしました。

     レベッカさんと同様、数名の登場人物は時々王妃さまでも叱ってしまうという強者がおります。今まで出てきた人物の中では女官長のリゼットさんもそうですね。

     これを書いていた時には面倒で入浴を嫌がる王妃さまを無理矢理風呂に入れさせる役はいつものようにレベッカさんを想定しておりました。でも、ふと夜中だしレベッカは実は既婚者で子供もいるので夜間の勤務はしていないだろうな、と考え直して名も無き侍女さんに登場願ったという経緯でした。

  • 王様お見舞いの後突っ込まれて、口割っちゃった感じなのかな?

    作者からの返信

    まんじさま、いつもコメントありがとうございます。レビューの★も嬉しいです!

    これはただ単にミラ王妃が鋭いだけなのですね。彼女はアメリの冗談側妃願いのことは知らぬままです。

    国王夫妻の間では側妃問題は結構繊細な話題なのです。ミラにとってと言うよりは国王にとって、なのですが。

    この国王夫妻の話「王子と私のせめぎ合い」を今連載中です。いい機会なので宣伝させていただきます!

    編集済
  • あの裏ではこんな面白い…いえ、大変な事があったのですね。

    4000PV突破おめでとうございます。一週間くらい前に2000PV突破とあったので、この短期間で倍になったのですか⁉凄い!

    作者からの返信

    陛下に呼ばれるから何事かと御前に参上したリュックさん『エティエンが本気になる前にさっさと婚約しろ。それに、お前が彼女のことをしっかりつかまえておかないから少々ややこしいことにもなって……』と言う訳の分かんない王命が下り、???でした。はい、こんな面白い事になっていたのですねー。

    一週間ほど前に完結した時に一気にPV数が伸びたのですね。ちょっとびっくりでした。これも無月さまを始め、応援して下さる皆さまのお陰です。ありがとうございます。