チョイ役の皆様も、物語を支えてくれる掛け替えのない存在ですよね。
自分も作品を書く時、モブキャラでも読む人の心に残るよう個性を出す事があります。モブキャラでも愛を込めて描きたいのです。
こんな風に、本来目立たないポジションのキャラを紹介されていると想像力をかきたてられます。ランスはご主人様の恋が実る事を応援しているのだろうなとか。お手洗いに居た女性たちは悪口を言うのに夢中になって、自分達のチャンスを中々掴めずにいるのかもとか。
一番の注目はやっぱりアナですね。次回作ではどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
作者からの返信
正にそうなのです、作者としてはチョイ役の方々にも結構な思い入れがありまして、一人一人愛を込めて書いております。今作では例えばハゲエロ・テリエン伯爵でさえも後で救済に登場するリュックがよりカッコよく見えるように「グフフ、デヘヘ、お前は最低オヤジに成り下がれー!」みたいな愛?を込めた感じで書きました。
無月さまの作品でハチミツくんが登場した時、「あっ、名前の付け方が同じだ! 蜂蜜色も綺麗ねえ。」と思いました。今回は黒い大鷲のココくんが登場しました。ランスは毛色からつけた名前ではないですが。次作にも動物が出てきますよ!
編集済
前作に引き続き、本作品にもチョイ役の紹介がありました。
合間妹子様は、どんな登場人物も大切に扱っていらっしゃると感じます。
ですが、作品内ではその大切さを大きく表に出さず、その役どころに合った使い方をしています。
合間妹子様はチョイ役をよくわきまえていらっしゃると思っていました。
個性あるチョイ役キャラが目立ってしまうと、主役を食ってしまいかねません。
以前に書いた私の作品には、大した役どころでないキャラを書き込み過ぎてしまい、変に読者に期待を持たせて、結局主たるストーリーには関わりませんでした、なんて、感じのものもありました。
これじゃあ、失敗ですよね。
その点、合間妹子様はよくご存知です。チョイ役にはチョイ役を演じさせる。でも、大切に扱う。これって、大事ですよね。
さすがと思いました。
このチョイ役たちの中で、本作品中で一番、私の目に付いたのがオージェという名前でした。
個人的に注意が向いたというだけなんです。
専門的になりますが、走査型電子顕微鏡にオージェ電子分光測定器がついたものがあるのです。
その測定器は、電子顕微鏡を覗きながら、見ている物質にどんな元素が含まれているかを測定する装置です。
学生時代、電子顕微鏡本体にオージェがアルファベットで書いてあるのを指差されて、読み方を問われたことがありました。(その電子顕微鏡は、さる大企業の研究室にあったものです。当時通っていた大学には、そういう高価な装置はありませんでした。貧乏大学?)
たまたま知っており、読んで褒められたことを思い出したのです。オージェ電子を見つけた科学者の名前と教わっていました。あとで知ったのですが、本当の発見者ではないようです。
アルファベットですと、「Auger」と書きます。
フランス人なので、英語読みをすると笑われてしまうのです。
全く個人的なことで申し訳ありません。この作品中でこの名前に出会って、懐かしく感じましたので……。
作者からの返信
チョイ役にも本当にエキストラのような方々と結構存在感のある登場人物と色々です。私はそれぞれの役に思い入れが結構ありまして、チョイ役をまとめるのも楽しんでいます。物語が完結して、懐かしく思い出しながら書くのがいいのです。
私はシリーズ作全作を通して登場人物にはほぼ仏語の名前を付けています。たまーにフルネーム実在の人物と同じということもあるのですが、綴りは書かず総カタカナですし、ただの偶然と言うことでお許しください。
オージェも例によって仏語の苗字Augerです。オージェ電子の名前の由来になった物理学者の方はPierre Augerですね。ピエールという下の名前は知りませんでした。良かったです、重ならなくて。
走査型電子顕微鏡ですか、懐かしいです。実は私も以前関わっていたことがありました。SEMやTEMの機器がありました。私自身は走査型電子顕微鏡に手を触れたことはなく、別の分析測定をしておりました。カクヨムではまず個人的なことは書かない私ですが亜逢さまがあまりにピンポイントで懐かしいことをおっしゃるので思わず……