―　西暦２０１８年４月２７日

―　心だけはサンレオナール王宮ですが実際は……カオス状態の我が家

　王国シリーズ第二作「貴方の隣に立つために」を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。特に応援、フォロー、レビュー、コメント下さった方々、ありがとうございます。ご意見ご感想、真摯に受け止めております。皆さまの評価、反応がとても励みになります。

　前作「この世界の何処かに」の構成を練っていた時に、主人公の親友アメリも是非幸せになってもらいたいな、おまけみたいな感じで書こうかな、ということで同時にあらすじを大まかに考えておりました。しかし、実際書き始めてみると前作よりもだいぶ長くなってしまうではないですか。というのも二人が再会していい雰囲気になったと思ったら事件が起こり、事件が解決してもまだ……といった感じでなかなか二人がくっつかないのです。襲撃犯逮捕の時点で既に第二十一話。何話まで続くのー！と自問自答しておりました。

　「世界」の方はビアンカと出会ってからのクロードはフットワークも軽く、ほいほいほいっと結婚までもっていったので全部で二十三話でした。（序話と最終話を含みます）その点、アメリとリュックは非常に世話の焼けるカップルでした。

　「世界」の各話の題名は二、三文字でどれも短く統一しました。今作は何となく思い立って、各話の題名を一部、諺や慣用句にしてみました。話の内容に合う言葉を探すのも中々楽しかったです。

　この後、おまけとして『主要でない登場人物紹介』と番外編を二編続けて載せます。また他にネタを思いついたらその都度掲載いたします。

　このシリーズはまだまだ続きます。次作はアメリが王都銀行前で出会って仲良くなったアナのお話「奥様は変幻自在」になります。近日連載開始予定のこのお話にはビアンカやアメリを始め、「世界」や「隣」の主要登場人物もほぼ続投です。引き続きそちらもお読みいただけたら幸いです。

　　　　　　　　　　　合間　妹子