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2018年12月21日 08:13 編集済
結婚式は晴れの舞台です。 特に女性はそうでしょう。 その舞台で杖をつきたくない。この願い、よく分かります。 さらに、短くしてしまった髪が伸びる時間が欲しい。この気持ちもよく分かります。 アメリさんは髪を切りたくて切った訳ではありませんでした。本来の自分を取り戻してから式に臨みたいという想いが伝わりました。 執念とまではいきませんが、女性の強い想いを感じました。 近くの男性陣は、そんな想いを理解してアメリさんに合わせてくれました。優しい人たちに囲まれて、アメリさんは幸せそうでした。 出会いとなったワンちゃんの登場がありました。 もちろん、ワンちゃんは、とうに寿命を迎えていました。 合間妹子様の2人を結びつけたワンちゃんへの想いを感じました。 でも、ごめんなさい。私はこのワンちゃんを忘れていました。そんなところへ、スッと差し出されると、時を感じてしまいます。 物語の中を流れる時間を思い起こさせるいいきっかけのように思いました。ラストにふさわしいエピソードでした。 そして、他の時も感じました。ここまで私が読んできた時間です。 前作も含めて、なんと長く読んできたのだろうと感じてしまいました。穏やかな充足感を味わいうことができました。 ワンちゃんの登場は効果が大きかったです。 ラストシーンは、ワンちゃんに引き続き、お墓でした。 お父さんとお兄さんのお墓でした。 この作品は恋愛をテーマにしているように見えますが、それも含めた家族がテーマだったのだと、大きな印象を与えてくれました。 思い出してみますと、そこここに家族が表現されていました。だから、この作品は薄っぺらい物にならずに、深みを持った心を掘り起こされるような作品に仕上がったのだと思います。 とても、きれいなラストシーンでした。 長い間、物語をありがとうございました。 でも、まだ、ちょっと、話数があるようなので、その最後まで読んでみたいと思います。 最後に、ひ孫の相手をするのは、メッチャ大変ですよ。デジャルダン子爵には、疲れない程度に剣の手ほどきをして上げられるよう、ご配慮ください。追伸 前回は申し訳ありませんでした。 国語力のない自分が恥ずかしいです。穴があったら入りたいです。 ずっと、戦う気持ちを揺れ動かすから揺動作戦と思っていました。合間妹子様がおっしゃるとおりでした。とにかく、お恥ずかしい、申し訳ないの言葉に尽きます。 ここはグエッと首を閉められるような言葉が並んでもおかしくない場面ですのに、優しくたしなめていただき、合間妹子様の心の広さ、優しさに感謝でいっぱいです。 なかなかできることではありません。心がよくできた立派な方と感じました。 勉強させていただきました。感謝、感謝です。 知識が至らず、本当に申し訳ありませんでした。(ああ、恥ずかしい!)
作者からの返信
最終話までお読み下さってありがとうございました。 アメリは結婚式はどうしても自分の足で歩いて祭壇の前まで行きたかったのですね。そこまで待たなくてもと言う家族に対し、リュックはアメリの気持ちを分かっていて、待ってくれました。理解のある旦那さまですね。 リュックの家の番犬ランスは第一話にちょっと登場していただけだったので、忘れられてもしょうがない存在ですね。それをリュックはちゃんと覚えていました。アメリと会えて親しく話すようになったのもランスのお陰ですね。二人で彼のお墓に挨拶に行けて良かったですね。天国でワンワンと吠えて祝福していることでしょう。 最後のお墓でのシーンは私も涙ぐみながら書きました。愛する娘を残して逝かなければならなかったお父さん、さぞ無念だったことでしょう。それでも天国からいつも見守っていたのですね。アメリも良くお父さんとお兄さんのことを思い出しています。 主題は恋愛の小説を書いている私ですが、前作の「世界」もこの「貴方の隣」も家族愛が恋愛に次ぐ重要なテーマになっています。やっぱりこれは外せません。特にこの話では家族の再生も書いてきました。アメリ自身の家族もそうですし、リュックの家族も最終話の時点では以前と違ってより良い関係になっているのではないでしょうか。 時の流れを感じさせられる、と亜逢さまはおっしゃいました。正にその通りですね。長い間、最終話まで丁寧に読んで下さってありがとうございました。この後、後書き、主要でない登場人物、番外編と続きます。引き続き読んで下さると嬉しいです。 リュックもアメリも、デジャルダン子爵に子供の守りをさせようとは本気では思っていないでしょう。孫の相手でさえも大変ですからね。お祖父さんには曽孫の誕生も見守れるくらいまで長生きして欲しいという若夫婦の願いですね。追伸 実は私、陽動作戦はこの字で合っているだろうと思っていましたが、揺動と言う言葉は知りませんでした。字面からすると揺動の方が意味に近い気もしますね。お陰で一つ言葉を知ったわけです。大抵はネットでググっておしまいですが、久しぶりに大辞林を引いてみました。今後も何かご意見、不審な点があれば遠慮なくおっしゃって下さい。
2018年4月28日 08:13
完結お疲れさま&おめでとうございます~!今作も可愛いお話でした。アメリとリュックが幸せになれてよかったです♡
綾束さま、この物語にも最後までお付き合いいただき、レビューとコメントも改めてありがとうございます。この二人いつになったらくっつくの?と作者の私がやきもきするくらいでした。特にアメリが医療塔にいたあたりですねー。ま、終わり良ければ総て良しです。
2018年4月28日 03:58
完結おめでとうございま―――す(≧▽≦)正式に婚約が決まり周りからも認められて、幸せいっぱいですね。結婚までにあと何回「リュックのバカ―」を叫ぶでしょうか?最後の『私のお姫様』が非常に良いです。ホント、二人ともお幸せに。
無月さまには連載中ずっとまめにコメントして頂いて、本当に励みになりました。ありがとうございました。アメリは結婚してからも「リュックのバカァー!」は連発しそうですよ。ウフフ。最終話の、父親と兄のお墓に二人で報告に行くという終わり方を思いついた時、私も不覚ながら涙ぐんでしまいました。
編集済
結婚式は晴れの舞台です。
特に女性はそうでしょう。
その舞台で杖をつきたくない。この願い、よく分かります。
さらに、短くしてしまった髪が伸びる時間が欲しい。この気持ちもよく分かります。
アメリさんは髪を切りたくて切った訳ではありませんでした。本来の自分を取り戻してから式に臨みたいという想いが伝わりました。
執念とまではいきませんが、女性の強い想いを感じました。
近くの男性陣は、そんな想いを理解してアメリさんに合わせてくれました。優しい人たちに囲まれて、アメリさんは幸せそうでした。
出会いとなったワンちゃんの登場がありました。
もちろん、ワンちゃんは、とうに寿命を迎えていました。
合間妹子様の2人を結びつけたワンちゃんへの想いを感じました。
でも、ごめんなさい。私はこのワンちゃんを忘れていました。そんなところへ、スッと差し出されると、時を感じてしまいます。
物語の中を流れる時間を思い起こさせるいいきっかけのように思いました。ラストにふさわしいエピソードでした。
そして、他の時も感じました。ここまで私が読んできた時間です。
前作も含めて、なんと長く読んできたのだろうと感じてしまいました。穏やかな充足感を味わいうことができました。
ワンちゃんの登場は効果が大きかったです。
ラストシーンは、ワンちゃんに引き続き、お墓でした。
お父さんとお兄さんのお墓でした。
この作品は恋愛をテーマにしているように見えますが、それも含めた家族がテーマだったのだと、大きな印象を与えてくれました。
思い出してみますと、そこここに家族が表現されていました。だから、この作品は薄っぺらい物にならずに、深みを持った心を掘り起こされるような作品に仕上がったのだと思います。
とても、きれいなラストシーンでした。
長い間、物語をありがとうございました。
でも、まだ、ちょっと、話数があるようなので、その最後まで読んでみたいと思います。
最後に、ひ孫の相手をするのは、メッチャ大変ですよ。デジャルダン子爵には、疲れない程度に剣の手ほどきをして上げられるよう、ご配慮ください。
追伸
前回は申し訳ありませんでした。
国語力のない自分が恥ずかしいです。穴があったら入りたいです。
ずっと、戦う気持ちを揺れ動かすから揺動作戦と思っていました。合間妹子様がおっしゃるとおりでした。とにかく、お恥ずかしい、申し訳ないの言葉に尽きます。
ここはグエッと首を閉められるような言葉が並んでもおかしくない場面ですのに、優しくたしなめていただき、合間妹子様の心の広さ、優しさに感謝でいっぱいです。
なかなかできることではありません。心がよくできた立派な方と感じました。
勉強させていただきました。感謝、感謝です。
知識が至らず、本当に申し訳ありませんでした。(ああ、恥ずかしい!)
作者からの返信
最終話までお読み下さってありがとうございました。
アメリは結婚式はどうしても自分の足で歩いて祭壇の前まで行きたかったのですね。そこまで待たなくてもと言う家族に対し、リュックはアメリの気持ちを分かっていて、待ってくれました。理解のある旦那さまですね。
リュックの家の番犬ランスは第一話にちょっと登場していただけだったので、忘れられてもしょうがない存在ですね。それをリュックはちゃんと覚えていました。アメリと会えて親しく話すようになったのもランスのお陰ですね。二人で彼のお墓に挨拶に行けて良かったですね。天国でワンワンと吠えて祝福していることでしょう。
最後のお墓でのシーンは私も涙ぐみながら書きました。愛する娘を残して逝かなければならなかったお父さん、さぞ無念だったことでしょう。それでも天国からいつも見守っていたのですね。アメリも良くお父さんとお兄さんのことを思い出しています。
主題は恋愛の小説を書いている私ですが、前作の「世界」もこの「貴方の隣」も家族愛が恋愛に次ぐ重要なテーマになっています。やっぱりこれは外せません。特にこの話では家族の再生も書いてきました。アメリ自身の家族もそうですし、リュックの家族も最終話の時点では以前と違ってより良い関係になっているのではないでしょうか。
時の流れを感じさせられる、と亜逢さまはおっしゃいました。正にその通りですね。長い間、最終話まで丁寧に読んで下さってありがとうございました。この後、後書き、主要でない登場人物、番外編と続きます。引き続き読んで下さると嬉しいです。
リュックもアメリも、デジャルダン子爵に子供の守りをさせようとは本気では思っていないでしょう。孫の相手でさえも大変ですからね。お祖父さんには曽孫の誕生も見守れるくらいまで長生きして欲しいという若夫婦の願いですね。
追伸
実は私、陽動作戦はこの字で合っているだろうと思っていましたが、揺動と言う言葉は知りませんでした。字面からすると揺動の方が意味に近い気もしますね。お陰で一つ言葉を知ったわけです。大抵はネットでググっておしまいですが、久しぶりに大辞林を引いてみました。今後も何かご意見、不審な点があれば遠慮なくおっしゃって下さい。