応援コメント

第十一話 もう一人の中佐」への応援コメント

  •  ジェレミーさん、強烈なキャラでした。

     堅物と言うイメージでしたが、そうでもないように感じました。「一緒にすんじゃねぇ」とか、「M」とか「ヤれそう」とか、昔は裏で遊んでいたタイプのように感じました。
     お坊ちゃんなのですから、有りそうと思いました。

     アメリさんも負けていませんでした。小学校などであれば、男子がからかいたくない、言いがかりをつけたくないタイプで、10言ったら、100返ってくるような女子のようです。
     そこら辺の男子なら、たじたじとなることでしょう。

     「弱みでも握られている」とか、「目の前に餌でもぶら下げられ」とか、目上に対して、そんな無礼な質問はとても言えません。
     露骨な表現に対抗する返し刀だったかも知れませんが、度胸もある女性と思いました。

     ただ、ふと、リュックさんの縁談を心配する辺りが、強気な発言とのギャップとなって、読み手の心を引きつけそうです。
     男勝りな女性が見せる、エアポケット的な女の子らしさ、萌えですね。



     ジェレミーさんは、アメリさんを少しは認めたように思いました。芝居のはずが、芝居でなくなってしまう的な展開の芽も感じました。
     アメリさんの窮地なシーンでしたが、新たなスパイスとして、ストーリーに期待を抱かせるような回でもありました。



     最後に、ジェレミーさんはミラ王妃様の言うことを聞いた方がいいと思っているようですが、妊婦さんとして扱おうとしています。
     自分のせいで流産したとか、言われたくないだけなのかも知れませんが、そんな女性への配慮に一筋の光を見た気がしました。



    作者からの返信

     ジェレミーがその本性を少し現しました。お坊ちゃまですが、言葉遣いは悪いし俗語も色々と知っています。王妃様にも負けていません。しかしまだまだ謎の多い人物です。

     アメリも彼の毒舌に負けずに言い返していますね。きっとジェレミーの様子から、この位なら言っちゃっても大丈夫と踏んだのでしょう。本人も言っているように、感情的にならずに冷静に話し合える女性だったら嫌悪の情も湧かないのでしょう。意外と気が合う二人かもしれません。

     ビアンカの結婚式の付添人をすることになり、クロードやジェレミーと言った高級貴族の長男も望まない縁談を押し付けられたりと苦労をしているのだと知ったアメリです。リュックもそのうち家柄に見合う令嬢と結婚するのだろう、と気を揉むのはしょうがないですね。何と言っても恋する女の子ですから。

     ジェレミーはアメリのことを認めてくれたようです。じんましんも出ないし鳥肌も立たないとか言っていますね。彼女の貴族社会を冷めた目で見ているところとか、威勢の良さが気に入ったのでしょうか。二人で付添人を仲良く務めるというお芝居も上手くいきそうです。それがお芝居でなくなるかどうかは……疑問ですね。

     ジェレミーは姉である王妃様に頭が上がらないようです。こんな彼でも家族思いなのです。

    編集済
  • 前作では出番の少なかったジェレミーですが、まさかこんな強烈な方だとは思いませんでした。
    ですがあの王妃様の弟だと思うとある意味納得です。

    作者からの返信

    血は争えないとは本当です。お父上であるアルノーさまの口癖は
    「どうしてミラとジェレミーはこんなのに育ってしまったのだろう……」
    です。

  • ジェレミーもなかなか強烈そうなキャラですね。
    さすが、アノ王妃様の弟君……(笑)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そうなんです。実はこの作品中、ジェレミーさまは作者の一番のお気に入りキャラです。

    血は争えませんね!