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2018年10月17日 13:28
アメリさんの眼を通すと、ビアンカさんとクロードさんがより客観的に見えますね。 補足されたようで、面白かったです。 特によかったのが、「クロードの……ビアンカに向ける優しそうな眼差しは特別だと……」のところですね。 アメリさんは噂や、クロードさんの表情から特別と察しているのでしょう。 2人の表情が、より新鮮に見えてきます。 それでいて、アメリさんは噂に流されない人のようです。 クロードさんの噂が間違っていないと思いつつも、流されたり、振り回されたりしていません。 好感度が上がりますね。 そして、報告会、男女として進展があった時などに、女子の間で行なわれる秘密会のようで楽しめました。 また、この回も、計算された設定が登場しました。 ビアンカさんの役目がクロードさんの仕事へ傾斜していくに従って、アメリさんには王妃様や王太子の仕事が増えていく。つまりは、アメリさんがリュックさんと会う機会を増やせるんですね。 うまいなぁ、と思いました。 給仕のバイトも、今回のように使われていたんですね。 前作では無理やりっぽく感じていましたが、今作では設定として、うまく機能しています。 このバイトがなかったら、アメリさんがビアンカさんのドレス姿を拝めなかったことでしょうし、お母さんの顔を見ることもなかったでしょう。 構想を練りに練ってから執筆に入ったことがうかがわれます。 うーん、そのお母さん、以前から顔を見かけてはいたんですね。 複雑な心境を察します。 この一番の因縁が、今後どう転がっていくのか? 読者から多くの目が注がれることでしょう。
作者からの返信
アメリは公爵であり魔術院のお偉いさんであるクロードのことを個人的に知っているわけではないので、彼女の彼に対する印象は噂から得られたものです。ですからビアンカの話を聞いて全く違うクロードの人となりに???なのですね。 アメリの報告会、要するに恋バナで盛り上がる女子会ですが、参加者は二人だけです。ビアンカの恋に大進展があったので頻繁に開催されるようになりました。やっとビアンカもアメリに話せるようになって良かったと思っているのではないでしょうか。今までは自分の中に秘めていた想いです。アメリはそれとなく察していましたが、特にビアンカが自分から話してくれるまでは聞き出そうとしていなかったようです。 ビアンカが魔術塔で仕事をするようになって、アメリは王太子殿下に付くことが多くなりリュックにも仕事中良く会うようになりました。今までは王妃付きだったので、会う機会が全くなかったとは言えませんがニアミスばかりだったのでしょう。リュックとの再会は、侍女として王族に仕えている最中でなく、もっと低い地位の下女として薄汚れた格好の時にして、リュックに印象付けたかった作者の意図です。 「世界」ではアメリに副業をさせたのは、舞踏会の給仕中、ビアンカのドレス姿やクロードのにやけた姿を目撃させるためだけでした。アメリは王宮舞踏会に呼ばれるような立場にありませんから、ではどうにかしてアメリがあの時の大広間に居られるようにしたいと考えた末の給仕係だったのです。 今作ではそれに加えて、下女として掃除中にリュックと再会させ、騎士道大会の祝賀会で給仕中にリュックへの恋心を再確認させ、と他にも色んな理由があります。 それでもアメリ本人はただ少しでも貯金したいから副業に精を出しているのです。もちろん作者の思惑はそれだけではなく、アメリが副業をしているからこそ物語にとって重要な局面を何度も迎えるのですね。 次話でもアメリの副業中にイベントが起こりますよ、お楽しみに。 疎遠になっている母親との関係は……どうなるでしょうね。
2018年4月22日 18:19
しかし……。アメリの母親……。どうなんですかね……。ちょっと、説教に行きましょうか、私……?
アメリママも悪人ではないのですけどねぇ。母親としてはこれどうなの?とりあえず彼女のことはしばらく放っておいて好きにさせてやって下さい。
2018年3月31日 10:53
アメリ視点でビアンカの物語を見るのも新鮮でいいですね。
コメントありがとうございます。そうなのです。以前書いた場面を別の登場人物視点で書くのって楽しいです。
アメリさんの眼を通すと、ビアンカさんとクロードさんがより客観的に見えますね。
補足されたようで、面白かったです。
特によかったのが、「クロードの……ビアンカに向ける優しそうな眼差しは特別だと……」のところですね。
アメリさんは噂や、クロードさんの表情から特別と察しているのでしょう。
2人の表情が、より新鮮に見えてきます。
それでいて、アメリさんは噂に流されない人のようです。
クロードさんの噂が間違っていないと思いつつも、流されたり、振り回されたりしていません。
好感度が上がりますね。
そして、報告会、男女として進展があった時などに、女子の間で行なわれる秘密会のようで楽しめました。
また、この回も、計算された設定が登場しました。
ビアンカさんの役目がクロードさんの仕事へ傾斜していくに従って、アメリさんには王妃様や王太子の仕事が増えていく。つまりは、アメリさんがリュックさんと会う機会を増やせるんですね。
うまいなぁ、と思いました。
給仕のバイトも、今回のように使われていたんですね。
前作では無理やりっぽく感じていましたが、今作では設定として、うまく機能しています。
このバイトがなかったら、アメリさんがビアンカさんのドレス姿を拝めなかったことでしょうし、お母さんの顔を見ることもなかったでしょう。
構想を練りに練ってから執筆に入ったことがうかがわれます。
うーん、そのお母さん、以前から顔を見かけてはいたんですね。
複雑な心境を察します。
この一番の因縁が、今後どう転がっていくのか? 読者から多くの目が注がれることでしょう。
作者からの返信
アメリは公爵であり魔術院のお偉いさんであるクロードのことを個人的に知っているわけではないので、彼女の彼に対する印象は噂から得られたものです。ですからビアンカの話を聞いて全く違うクロードの人となりに???なのですね。
アメリの報告会、要するに恋バナで盛り上がる女子会ですが、参加者は二人だけです。ビアンカの恋に大進展があったので頻繁に開催されるようになりました。やっとビアンカもアメリに話せるようになって良かったと思っているのではないでしょうか。今までは自分の中に秘めていた想いです。アメリはそれとなく察していましたが、特にビアンカが自分から話してくれるまでは聞き出そうとしていなかったようです。
ビアンカが魔術塔で仕事をするようになって、アメリは王太子殿下に付くことが多くなりリュックにも仕事中良く会うようになりました。今までは王妃付きだったので、会う機会が全くなかったとは言えませんがニアミスばかりだったのでしょう。リュックとの再会は、侍女として王族に仕えている最中でなく、もっと低い地位の下女として薄汚れた格好の時にして、リュックに印象付けたかった作者の意図です。
「世界」ではアメリに副業をさせたのは、舞踏会の給仕中、ビアンカのドレス姿やクロードのにやけた姿を目撃させるためだけでした。アメリは王宮舞踏会に呼ばれるような立場にありませんから、ではどうにかしてアメリがあの時の大広間に居られるようにしたいと考えた末の給仕係だったのです。
今作ではそれに加えて、下女として掃除中にリュックと再会させ、騎士道大会の祝賀会で給仕中にリュックへの恋心を再確認させ、と他にも色んな理由があります。
それでもアメリ本人はただ少しでも貯金したいから副業に精を出しているのです。もちろん作者の思惑はそれだけではなく、アメリが副業をしているからこそ物語にとって重要な局面を何度も迎えるのですね。
次話でもアメリの副業中にイベントが起こりますよ、お楽しみに。
疎遠になっている母親との関係は……どうなるでしょうね。