10日目BadEndStyle
あれからぼくは、夢でメアさんとメイちゃんに会わなくなった。当然だ。あんなことをされたら、誰だって死ぬ。
そのショックを引きずってるんだろうか、ぼくは学校にも通わなくなった。
まあはっきり言って、高校に行くための勉強はだいたいマスターしているから、受験だなんだという心配はいらない。
けれどぼくの心は、あの夢以降、壊れてしまった。
学校なんて行けない。行きたくない。
それほどまでにメイちゃんの存在が大きくなっていたんだろう。
たった十日の夢でも、ぼくの心を変えるのには十分だった。
何をする意欲も無い。勉強だけはまだ必要だから少しずつするけど、もう、動くだけの意欲が、無い。
ぼくは今日も、家でダラダラと過ごしていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます