10日目BadEndStyle

 あれからぼくは、夢でメアさんとメイちゃんに会わなくなった。当然だ。あんなことをされたら、誰だって死ぬ。

 そのショックを引きずってるんだろうか、ぼくは学校にも通わなくなった。

 まあはっきり言って、高校に行くための勉強はだいたいマスターしているから、受験だなんだという心配はいらない。


 けれどぼくの心は、あの夢以降、壊れてしまった。


 学校なんて行けない。行きたくない。

 それほどまでにメイちゃんの存在が大きくなっていたんだろう。

 たった十日の夢でも、ぼくの心を変えるのには十分だった。


 何をする意欲も無い。勉強だけはまだ必要だから少しずつするけど、もう、動くだけの意欲が、無い。


 ぼくは今日も、家でダラダラと過ごしていた。

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