第二十一章

第二十一章

会議場近くの食堂。

千鶴子と二人で、食事をしている水穂。

千鶴子「さあどうぞ。かっぱ巻きよ。食べてちょうだい。」

と、寿司桶をもって隣に座る。中には大量のかっぱ巻き。

水穂「でも、こんな時期にキュウリをよういするのは、大変だったのではないですか。」

千鶴子「そんなこと関係ないわ。貯蔵庫から持ってこさせたんだから。」

水穂「ああ、そうですか。でも、なくなったら、」

千鶴子「それなら、何とかして作らせるわ。」

水穂「だって、キュウリは夏にとれる野菜ですよ。こんな寒い中で作れるはずがないでしょう。」

千鶴子「気にしないでいいわ。何でも、作らせることだってできるんだから。」

水穂「そうですかね。」

千鶴子「これしかいただけないのではなかったの?」

水穂「確かにそれは言えます。」

千鶴子「じゃあ食べて。」

水穂「はい。」

千鶴子「お醤油は?」

水穂「ああ、いらないです。」

千鶴子「要らないの?」

水穂「はい。」

千鶴子「使ったほうがいいわよ。何なら、私がかけてあげる。」

水穂「必要ないんですよ。」

千鶴子「そんなことないでしょう。ほら、どうぞ。」

と、しょうゆをかっぱ巻きにかけてしまう。

千鶴子「目時では、醤油をかけて食べるのが当たり前なの。個別に醤油の皿を置くと、手間がかかって仕方ないから。」

水穂「そうなんですか。」

渋々かっぱ巻きを口にする。

千鶴子「なんだ、食べられるじゃないの、どんどん食べて頂戴。」

水穂「はい、、、。」

千鶴子「よかったわ。寿司が食べられて。何も食べられなかったら、本当にお辛いもの。」

水穂「まあ、そうですね。」

水穂は、結局かっぱ巻きを数貫しか口にできなかった。それも、醤油のなるべく少ないところばかり取っているのに、千鶴子は気が付かなかった。

千鶴子「こうして、誰かとご飯を食べるなんて何十年ぶりかしらね。」

水穂「そうなんですか?」

千鶴子「ええ。だって、若かったころは、ご飯なんて恐怖のどん底よ。父が、大暴れする、絶好の場所だったんだから。だから、ご飯なんて、一人で食べることが当たり前だった。自分を守るためにね。」

水穂「そうなんですか。」

千鶴子「でも、誰かと食べるって、こんなに楽しかったのね。私、初めて知ったわ。」

水穂「確かに正常な家族であれば、食事は楽しいものになりますよね。どこの家庭でもそれはそうなんじゃないですか?」

千鶴子「私は、そんなこと、全く知らなかった。これからも、家庭を持つことはできないわ。」

水穂「いいんじゃないですか?できる人と、できない人がいるわけですから。お互い、片一方だけではありえないですよ。世の中は。」

千鶴子「うれしいこと言ってくれるじゃない。眞砂子なんかにいうと、馬鹿な発言しないでくれって、笑われるのよ。」

水穂「同性には、変なことであっても、異性には面白く見えることは結構あるんですよね。もちろん、その逆の事例だって、たくさんあるけど。」

千鶴子「まあ、結構あるの?私は、異性に話すだけ無駄だと思ってたわ。」

水穂「それはどうですかね。意外に、異性のほうが、的確な助言を出してくれるという事例は多くありますし。それが混ざり合って、人間の思想という物ができていくと思うんですけどね。」

千鶴子「そうなのね。でも私は、そのせいで何度もひどい目に会っているから、そういう結論は出せないわ。」

水穂「まあ、人には、いろんな考えがありますので、それでいいと思いますよ。僕は。」

そう言って、少し咳をした。

千鶴子「あら、大丈夫?」

水穂「すみません。少し休んでいいですかね。今日はどうも、今までに比べると暖かいので、なんとなくだるいなっていう気がするので。」

千鶴子「いいわよ。まあ、春先になって、体に堪えることは多くなるわよね。」

水穂「はい。すみません。」

と、立ち上がって、自室に行ってしまう。

千鶴子は、寿司桶に残っていたかっぱ巻きを全部食してしまった。


その翌日。

千鶴子は早朝にふっと目が覚めた。

千鶴子「あれ、なんでこんな時間に目が覚めるんだろう。まだ、他の者は寝ているはずでは。」

後を振り向くと母を祀った如意輪観音像が、悲しそうな顔で彼女を見ていた。

千鶴子「まあ、いいわ。よくあることで、大したことではないわよ。」

と、寝返りを打とうとしたその時、激しくせき込む声が同時に聞こえてきた。

千鶴子「いったい誰?まさか、あの人ではないでしょうね。」

起き上がって、こっそり建物の外へ出た。せき込む声は、すぐ近くで鳴っている。

千鶴子「どうしたの?」

隣の部屋の戸をそっと開けると、声の主は水穂で、口を押えた手は、すでに真っ赤に染まっていた。手だけでなく、その枕元も真っ赤に染まっていて、なんとも凄惨な有様である。

千鶴子「水穂さん、どうしたの!何かあったの!」

答えを出す余裕はないらしい。

千鶴子「ちょっと待ってて!」

急いで部屋を飛び出し、廊下を走っていくと、ある人に正面衝突した。

千鶴子「眞砂子!」

眞砂子「会長、何ですか。こんな時間からバタバタして。」

千鶴子「眞砂子、すぐに貯蔵庫から、韮か何か出して!」

眞砂子「韮?朝から食べるんですか?」

千鶴子「違うわよ。止血として使わせるの!」

眞砂子「止血として使わせるって、怪我でもしたわけではないでしょうに。」

千鶴子「いいからはやく!」

眞砂子「先日からおかしいですよ、会長は。政権を取ってから、ちょっと気が抜けてしまったのではないですか。いいですか、目時として、弱い人を援護する必要はないと言ったのは、会長でしょう?その通りにしておけばいいじゃないですか。全く、そんな風に気が抜けるから、国力もおかしくなるんです。そういう人にかまっている暇はありません!」千鶴子「わかったわ、だったら私が行く!」

眞砂子「勝手にすれば!」

千鶴子は、貯蔵庫のある方へ走っていき、錠前を金づちでたたき割って扉を開け、中に飛び込んだ。

中には、食料や薬品など、いろいろなものが入っていたが、薬品の入っている桐たんすは、すぐに見つけることができた。その引き出しを開けると、韮の葉を乾燥させたものが保管してあったから、すぐにそれを引っ張り出して、引き出しを閉め、扉を閉めずに戻っていった。


再び、水穂の部屋

韮の葉から煎じた茶を何とかして飲ませると、喀血はやっと止まった。

千鶴子「よかったわ。」

水穂は、礼を言う余裕すらなかったらしく、止血に成功すると、布団に倒れこんでしまった。

千鶴子「しばらく眠る?」

答えはなかったが、千鶴子はそれを肯定と受け取った。

千鶴子「布団、変えさせましょうか?」

弱弱しく首を振る、水穂。

千鶴子「ごめんなさい、私、そうなってしまうなんて、予測してなかったわ。そこまでひどかったのね。かっぱ巻きしか食せないのはそういう理由だったなんて、私、何も知らなかった。」

水穂「言っておくべきでしたね。」

千鶴子「いいのよ。私のほうが理由を聞いておくべきだったんだわ。本当に、ごめんなさい。」

水穂「ご迷惑かけてすみません。」

千鶴子「気にしないでいいわ。私、何か食べるとそうなる人がいるって、本当に知らなかったんだから。知らない私のほうが悪いのは当然でしょう。謝罪するのは、こっちの方よ。」

水穂「会長らしくない発言、、、。」

千鶴子「そうかしら。私、あなたが、もしかしたら、逝ってしまうのかなって、一瞬思ったのよ。それでは嫌だもの。そうなる前に、何か手を出すのは、当然のことじゃない。」

水穂「そうですか。それを僕ではなく、他の住民にやってくれませんかね。」

千鶴子「え、あ、そう、そうね、、、。」

一瞬、言葉に詰まる千鶴子。

千鶴子「でも、私は、あなたが一番大切よ。これを忘れないで頂戴。そこを忘れられたら、私が、こうした意味がないわ。」

水穂「そうですか。」

眞砂子が入ってきて、

眞砂子「会長、さっきから、朝の会合の時間だって、何度も言っているんですけどね。」

千鶴子「それよりも、もっと、大事な話をしていたのよ。こっちは!」

眞砂子「大事な話って、そういう私的な感情は一番悪いと言っていたのは会長でしょう。今までの主張を曲げないでください。政権を取ったんだから、私的な感情に溺れないで、ちゃんと職務に出てきてくださいよ!それを忘れないでくださいね!」

千鶴子「それよりも大事な話なんだから、会合はもう少し後でもいいわ。」

眞砂子「後でいいって、、、。」

水穂「会長、会合に出たほうがいいですよ。政治家とはそういう者です。」

眞砂子「ほら、言ってるじゃないですか!早く来てください。」

千鶴子「わかったわ。また戻ってくるから。もし、具合、悪くなったら、すぐ呼び出して頂戴ね。あなたが安全に何か食べてもらえるように、対策をしっかり考えるからね。」

眞砂子「今日の議題は、そういう事ではないですよ。」

千鶴子「うるさいわね。とにかく、会合は手早く片付けて!」

二人、立ち上がって会議場に向かって歩いて行った。


北方にある、あおいの屋敷。

しんぺいが、一枚の紙をもってやってくる。

しんぺい「大変です、大変です!」

明美「どうしたの?しんぺいさん。」

しんぺい「いや、こんなものが今朝、家の玄関前に置いてありました。これによりますと、キュウリを提出しろというのです。」

と言って、しんぺいは紙切れを一枚見せた。平仮名で、石板に書いたものに墨を付けて印刷したものである。

明美「明らかに女性の筆跡だとは思うんですけど、何ですかね。今時キュウリなんて、取れるものですか。こんな寒いときに。」

慶紀「キュウリは夏の野菜ですね。この寒い季節にキュウリをどこから供出するというのでしょうか。」

明美「ええ、まだ、桜も咲いてはおりません。」

しんぺい「どうしたらいいものですかね。キュウリを提出できなかったら、脱税で捕まって、印刷業務もできなくなるのとおなじことですよね。キュウリが、税金と同じような扱いになるわけでしょう。」

慶紀「そうですよね。確かに、作物を国へ出すという仕組みは、よくありましたけど、まさか季節に合わない物を、供出しろという制度はないですよ。」

しんぺい「あーあ、せっかくうちの印刷屋も、軌道に乗ったと思ったのになあ、、、。また、取り潰しか。」

杉三「いや、物は、考えようによる。」

慶紀「なんですか、杉三さん。」

杉三「いいんだよ、素直に脱税すれば!だって、出せないんだから!こんな寒いときにキュウリなんか作るのは、ありえない話なんだから、当然出せるわけないでしょう。それなら、出す必要などさらさらないよ!それよりも、目時帝国崩壊に向けての第一歩だぜ、これは!」

明美「第一歩?」

杉三「そうだよ。こうなってきたら、いよいよ、衰退への始まりだ!こうして無茶なことを要求してきたということは、もう、政権を維持できないということに近づいてきてるから、、、。」

しんぺい「そうなんですけどねえ。もし、キュウリを供出できなかったら、うちの印刷屋は取り潰しということになりますよね。それのほうがよっぽど怖いですよ。せっかく、読本が増版されて、うちも少しは楽な暮らしができるかなあと思ってたのに。」

明美「そうですよね。確かに、商売にするものを取られたら、本当にお辛いですよね。」

杉三「いいのいいの!本当に出さなければ!だって、この時期にキュウリを作るなんて、絶対できないことなんだから!それを無理やりしようとするほうがおかしいんだから!」

明美「うーん、でも、会長に逆らうのはやめたほうがいいですよ。」

杉三「大丈夫。逆らったほうが、絶対うまくいく。」

慶紀「しかし、今になって、なぜ、キュウリを出せと命令を出したのかな、会長は。」

杉三「水穂さんだよ。あいつが食せる寿司ネタは、かっぱ巻きしかないからね。」

明美「水穂さんとは?」

杉三「あの、君の主君を盗った男。」

慶紀「かっぱ巻きしかないとは?」

明美「どういう事ですか?寿司ネタはほかにもあるのに。」

杉三「いや、そういうひといるんだよね。体が過敏すぎるというか。だから、水穂さんの、ご飯はいつも、肉魚一切抜き。」

明美「そうか、だから、あの人は、あれほど綺麗なのに、あんなに弱弱しい感じだったのか!」

杉三「そういうこと。まさしく、傾国の美女ならぬ、傾国の美男子と言える。そういう人物が現れたんだから、きっと、目時帝国崩壊はすぐそこ。まあ、人間だから、自分の色欲に負けたのよね。」

明美「そうですか。まあ、会長も女ですな。」

慶紀「そうですね。それに、あれだけ男性を毛嫌いしているのですから、逆に奇麗すぎる人に弱いということも考えられますよね。」

杉三「そうそう、特にえらくなってくると、そうなるもんよ。玄宗さんだってそうだったでしょう。他にも、色気に負けちゃう人はいっぱいいる。」

慶紀「杉三さん詳しいですね。」

杉三「うん、字は読めないけど、そういう歴史は大好きなのよね。だから、このキュウリを出せというお触れは無視していいよ!」

しんぺい「わかりました。じゃあ、今回は、キュウリを出さないことにします。」

杉三「そう、それでいい!この紙、破いて捨てちゃえ!きっとね、他にも、そういうことをした家はいっぱいあると思うよ。」


会議場の中にある、水穂の部屋。

千鶴子「水穂さん、キュウリがこんなにたくさん!」

と、寿司桶に大量のキュウリを入れて、持ってくる。

水穂はまだ、布団に寝ていたが、頭を振りながら、起き上がる。

千鶴子「そのままでいいわ。無理して、悪くするといけないじゃない。とにかく、これでしばらくの間は、キュウリに困らなくていいわね。」

水穂「いや、いただきたくないですね。これ、どこから持ってきたんです?」

千鶴子「住民に供出させたのよ。」

水穂「でも、住民も、キュウリが必要だから貯蔵したわけですし。」

千鶴子「そんなことは関係ないわ。キュウリがなかったら、あなた、何も食べれないじゃないの。肉も魚も。」

水穂「野菜を食べればそれでいいです。」

千鶴子「ダメよ。食べるものがないと、人間は生きていかれないに決まっているでしょうが。」

水穂「そうですけどね、、、。でも、不当に釣り上げた食べ物を、食してしまうというのは、どうも不憫なきがしてならないですね。」

千鶴子「あなた、それがなかったら、他に何もないでしょう。鮭もぶりもだめなんでしょう。」

水穂「確かにそうですけど。」

千鶴子「だったら、何も言わないで。でないと私が、供出させた意味がないでしょうが。」

水穂「そうですか。それはそうなんですが、なぜ僕を生かそうと、こうして東奔西走するのですか?だって、他の男性は、ごみ焼き場に入れるとか、磔にかけるとか、そういう事ばっかりやってきたんでしょう?」

千鶴子「わからないの?答えはただ一つよ。」

水穂「答えは一つ?」

千鶴子「ええ。あなたが好きだから。」

水穂「そうですか。」

千鶴子「まあ、それだけ?」

水穂「はい。返答のしようがないので。」

千鶴子「しようがないって、私が好意を寄せたのを、光栄に思うとか、そういう事はないの?」

水穂「ありませんね。」

千鶴子「まあ、冷たい人ね。質問を変えるわ。どうしたら、あなたが、私の方を見てくれるようになるかしら?」

水穂「権力者らしい質問ですね。僕からの答えは、そうですね、その権力で住民から、無理やり搾取するのをやめてくれること。だと思います。」

千鶴子「そ、そう、、、。私、水穂さんのためを思って、やったのに。」

水穂「僕のためではあっても、住民にとっては、いい迷惑でもあります。操作しないでください。」

千鶴子「わかったわ。よくなって、もう少し暖かくなったら、花でも見に行きましょうか。」

水穂「そうですね。」

千鶴子「本当!うれしいわ!」

水穂「まあ、そうなるにはまだまだ時間がかかるとは思いますけれども。」

千鶴子「ええ、いつまでも待ってるわ。二人で、お花を見に行けるのを楽しみにしてる。」

水穂「そうですか。」


北方にある、あおいの屋敷

かぴばら「ど、どうやって、目時の屋敷に侵入するんですか。だって、あ、歩けないでしょうに。」

てん「そうですが、謀反を起こすには、そうするしかないでしょう。」

かぴばら「で、でも、会長には、部下がたくさんついてますよ。そ、それに、やられちゃうのが当たり前ですよ。」

てん「ええ、今の時期に襲撃はできないのは知っています。まず、この寒さでは。吹雪くことはないけれど、まだ寒い。」

かぴばら「は、はい。それはわかりますよ。で、でも、目時の会長を、手にかけるなんて、大都督らしい考えではありませんね。」

てん「わたくしが、もう少し先が長ければ、平和的な解決も望めたのでしょうが、それも望めないなと思ったのです。」

かぴばら「そ、そうですか、、、。な、何とかして直接対談する場がほしいですね。」

てん「いいえ、明美さんの話が正しければ、彼女は、非常に口がうまい女性ですから、わたくしたちをやり込めるのも、簡単にできてしまうのではないでしょうか。」

かぴばら「し、しかし、敵いそうな武器ももっていませんよ。こ、こないだの鉄づくりも、失敗しちゃったでしょう。あ、あれは、鉄ではなく、のろであると、あの綺麗な方がおっっしゃっておられました。の、のろは、なんにも使えないそうじゃないですか。だ、だから、会長を直接襲撃しようなんて、無理な話なんですよ。」

てん「そうですね、、、。わたくしがもう少し時間がありましたら。」

かぴばら「だ、だから、謀反を起こすにはまだ早すぎます。じ、時間がないと焦らないでください。よ、世論だって、少しずつ僕らのほうに傾いてきますよ。だ、だって、あのある男の一生だって、爆発的に売れてるじゃないですか。あ、あの、印刷屋さんだって、これまでの通り、一生懸命やってくれてますよ。も、もう少し、待ってください!」

てん「そうですね、、、。」

てんは、頭上を見上げた。その顔はなんとも悲しそうな、そして辛そうな顔だった。かぴばらも、困った顔で、じっとてんを見ていた。

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