「アイツを知り隊」副隊長東城晴樹

卒業式まで2ヶ月、校門

何だかんだ、流れ解散になって茶会参加の皆と校門に向かった。いつも以上にご機嫌なアイツは残った茶葉の入った袋を大事そうに抱え軽やかに歩いてる。その後ろで歩くのは茶会に参加した複雑な顔した男軍、女子軍はついにあの麗華にも春が！っと盛り上がっている。正直聞きたくないが耳に入って来るから男軍はさっきからおかしな事になっている。

竹「麗華んって恋するとどんなんになるのかな〜？」

竹下の呼び方に誰かツッコミしろよ

亀「素直なんじゃないかな？」

ツッコミしてくれないのか亀田委員長

花「素直過ぎて相手が赤面三昧に、ｳﾍﾍｪそういうのも良い！」

何それ美味s(復活早々何を言い出すんだ

男軍(ｳﾜｧ……想像つくぅ)

ほら見ろ男共の顔を

白「黙れニート、麗華って積極的過ぎだから少し心配だな」

それが良いn(復活したのか？

花「無意識に誘惑してしまい相手の理性が切れてしまうっ！ｲｲｿﾞﾓｯﾄﾔﾚ!ｳﾍﾍﾍ」

何それ良いn(コレが花原の通常運転か覚えておこう

男軍(ｳｯﾜｧ……想像つくけどっ)

男軍何考えてるんだ

西沖が妄想による赤面で重症だ

花原は元から脳が重症だったようだ

佐「黙って〜ニート〜でも初恋の可能性が高いよねぇ〜照れたりしないのかな〜？」

なにそれ可愛いかy(花原は永遠のニートだな

花「いつもは見ないあの子の照れてる姿！理性切らすしかないでしょー！ｳﾍﾍﾍｸﾞﾍﾍﾍ」

良く分かってるじゃないk(妄想しか出来ないのか花原は

男軍(良く分かってるじゃないか)

顔に出てるぞ男共

麗「何の話してるんだ〜？」

可愛いn(急に立ち止まるな危ないだろ

竹「麗華んが恋愛した時どうなるのかな〜？って話してたんだ〜」

おいコラ竹下

麗「恋〜ぃ？あぁあ〜？んぅ〜？」

困った顔可愛いn(何が言いたいんだ？

花「可愛い声出すねぇ〜ｸﾞﾍﾍﾍ」

俺も思っt(花原……もはや手遅れだな

「あ、やっと来ましたか」

ﾋﾞｾｲﾈﾝｶﾞｺｳﾓﾝﾆﾀｯﾃｲﾙﾝﾀﾞｹﾄﾞ

亀「わぁ綺麗な人……」

ｱ- ﾔｯﾊﾟﾘ?

朝「おうおう、なんだあの別嬪さんは」

言い方が男前だな

竹「うぉーキラキラ！ツンツン！ツンキラだぁー！」

語彙力の低下は仕方ない気がする……いや、竹下は元々これぐらいの語彙力だった

正「髪が長いけど違和感のないのはイケメンだからかな？」

黙れモ天才(女子より綺麗な髪だからじゃない？

花「……ん"ん"？何あれここ3次元だよねちょっと2次元過ぎないあの顔と言い長くて綺麗なストレート銀色が太陽によって一層神々しいあの子トリップしちゃった感じちょ待って脳が着いてこれないんだけどイケメンッ美人すぎるよどうしたらいいの拾って良いのダメだよね襲う自信しかないよでもでもほっとけないよ他の奴に襲われてたまるかどうしよう今まで歩いて来た道を踏み外す時だよねん"ん"？」

鼻抑えろ、鼻血出るだろうか。よくワンブレスで言えたな、ニートじゃなくて吹奏楽部に転職したら良いのに。

鯉「あの髪何センチかな？」

ツッコむ所そこじゃない

航「きれ……つ、ついに組織の刺客が」

綺麗って言いかけたよな？一瞬フリーズしたよな？

健「な、なんだアイツ、ちょ、長髪かよ」

後ろの運動部グループからも声が上がる。南森、お前完全に動揺してるよな？

「でもさーカッコイイぜ！芸能人かな？サイン何処に書いてもらおー！」

馬鹿丸出しかよ八木、あ、いつもだったなww

原「イッケメンだなぁ行って来る」

出たな肉食系女子

「キャッ何あれちょーカッコイイんだけど」

今日も厚化粧だな厚島、なんでアレでモテるのやら。唯の厚化粧系肉食女子じゃないか

「一緒に話して掛けてみよっか」

下畑お前もかよ、頼むぞ女バス元キャプテン

「ﾊｧいってらっしゃい」

坊寺止めろよ、原田の奴隷だろ？

「でも何であんな奴が校門にいるんだろう？」

やっとツッコミ入れてくれたか、ありがとう川原。ツッコミ要員少な過ぎて辛い。

「全く、俺の身にもなって下さい」

麗「すまん鉄鋼丸、つい鬼ごっこが楽しくてな！」

可愛いかy(って名前ww((知り合いなのか？こんな美青年と？

鉄「あまり遅いと心配になります」

ズルい俺も頭撫でt(

麗「悪い悪い、気を付けよう」

……ｶﾜｲｲｶﾖ

鉄「早く家に帰りますよ？」

……は？

そういう反応したのは俺だけじゃない

この場にいる全員だ