第九話 サラ・クレシェンドとファーストエンゲージ

 体が重い。白い壁に手をつきながら、身体を引き摺るようにゆっくりと進んでいく。

 思えば魔法使いの弟子になって以来、痛みとは無縁の生活を送ってきた。魔法少女達の攻撃が有効打となることは、滅多になかったからである。

 彼女の使用魔法の多くは攻撃に関連したものではあるが、実際のところ牡羊座の魔法使いが最も得意とするのは防御や結界だった。弟子である彼女も当然その教えは受けており、その甲斐あってそこらの魔法少女の攻撃では傷一つつかない。

 だからこそ驚いた。あの魔法も使わない奇妙な魔法少女は、結局魔法に頼ることもないまま自分に攻撃を当てたのだ。それだけならまだしも、その一撃によって彼女は負傷した。

 魔法に頼らない純粋な格闘攻撃で自らがダメージを負うなど、考えてもいなかった。痛みを感じたのは確か、あの時以来――――眷属として身体を造り替えられた、あの時。

 そして痛みを認識した時、彼女の意識は動転した。死とは程遠いこの身体にも、確かにそれはあるのだと思い出したのだ。かつて自らの家族を殺され、自分も同じように殺されようとした時の記憶が脳裏を過ぎった。

 その後は完全に無意識に、感情のままに身体が勝手に動き出していた。サラが止めていなければ、間違いなくあの時彼女はトドメを刺していただろう。

 止められてよかったと思う。彼女はあの魔法少女が、嫌いではなかった。守護眷属としてではなく、一個人として声をかけてくれたのだ。魔法使いの世話はするが会話なんて発生せず、そんな彼女からすれば久しぶりのコミュニケーションだった――――まあ彼女は一言も発していなかったのだけれど。

 あの魔法少女は、他の魔法少女達とは違う気がした。だから無理に倒しに行こうともしなかったし、適当にあしらうだけでも十分すぎるほどに相手は弱かった。少なくともそう思い込んでいた。


「…………痛かった、かな」


 痛かっただろう。きっとあの魔法少女は、自分との戦いの中でずっと痛みと共にあったはずだ。攻撃されれば痛いだなんて、普通忘れるはずもないのに――――自分がどれだけこの世界の常識に侵されているのか、ようやく気がついた。

 死への恐怖に混乱し、我を忘れた。戦っている以上傷つけ合うことは仕方がないのかもしれないが、それでも己の未熟さに情けなささえ覚える。

 殴った時の感触が、まだ手に残っていた。それは痛みよりも明確に、彼女の胸をきりきりと締め付けていて。


「……あぁ、帰ったの」


 掌を見つめていると、いつの間にか目の前に魔法使いが立っていた。その視線の冷たさに、彼女は一瞬痛みも手に残る感触も忘れ身を強張らせる。


「ハマル、様…………?」


 魔法使いは彼女に対し優しく接してきては来なかった。けれど必要以上に冷たく扱うこともなく、そもそも彼女に興味もあまりなかったように思える。けれど今は違った。

 紛れもない失望が、その目には宿っていた。冷や汗が溢れ出て、まともに呼吸も出来ない。なんとか絞り出した魔法使いの名に、魔法使いは忌々しいと言わんばかりに眉を顰める。


「ああ……愚かしいわね。アンタは私の想像の何倍も愚かだった。今もそう。どうしてこんな状況に立たされているか、全く理解していない」


 魔法使いの手が、彼女の方へ伸びていく。そしてそのまま細く白い首に絡みつき、一気に締め上げた。

 なにが起きているのか、全く理解が及ばない。どうして自分が魔法使いからこのような仕打ちを受けているのか、いくら考えても分からない。

 混乱している彼女を見て、魔法使いは深く溜息をついた。


「手ぇ抜いてるの、知らないとでも思った? 良いわ、それでも。勝てるならね――――でもアンタは今日勝てなかった。負けたわけじゃないっていいたいかも知れないけれど、アンタは本気を出してその上であいつらに勝てなかったのよ。それはもう負けと同じ」


 手に込められた力がじわじわときつくなっていく。そのまま更に壁に叩き付けられ、肺の中に残っていた空気を全て吐き出してしまった。殺されるという恐怖から目尻に涙が溜まっていくが、魔法使いはそんなことは意に介さない。


「挙句の果てに、アンタはあの魔法少女を傷つけたことを後悔した。がっかりね、全く。まあ元から期待はしていなかったけれど――――駄目ね。魔法使いを後天的に生み出せれば楽だと思ったけれど、実験は失敗だわ。なにせ幾ら性能がよくても、それを扱う人格が何の役にも立たないんだもの。ねぇ?」


 反論さえ許されず、それでも何かを言おうとして少女は口を開閉させた。それが魔法使いの目には酷く無様に映ったらしい――――嗤った。凍えそうなほどに冷たく、残忍に。


「でも私は優しいから、最後のチャンスをあげる。もう一度だけ、アンタを造り直してあげる。より強い魔法と、迷わないための支えをあげるわ――――本当に、これが最後」


 少女が押し付けられていた壁に、魔法陣が展開される。それがなんなのかはやはり分からなかったけれど、一つだけ分かることは自分に拒否権がないということだった。

 意識さえ曖昧になっていく。抵抗する間もなく、魔法陣の向こう側へと放り込まれた。苦しみに藻掻くことさえ許されない中で、彼女は最後に映った光に魔法使いではない誰かが佇むのを見た。




 楓に休みを言い渡してから、数日間が過ぎた。日に日に傷を増やしていきながらも、サラはたった一人で眷属の猛攻を凌ぎきっていた。

 本来であれば物量は多ければ多いだけ有利となるが、こと常識から外れた魔法が加わると話は大きく変わってくる。

 魔法は個人の適正に大きく依存するという欠点を持つ代わりに、使い手が優れていればいるほど保有できる能力は飛躍的に上昇していく。それこそ個人で軍を超える戦闘力を持つことさえ不可能ではないだろう。

 高度な魔法戦では物量は大きな意味を持たず、勝敗を左右するのはあくまで個人が持つ戦闘技能と、両者の相性である。

 戦闘技能に関して言えば、サラと少女の総合値は大差なかった。魔力量や使用できる魔法の種類、単純な火力という観点から見れば少女は圧倒的と言えたが、サラは戦闘行動において桁外れの技術(スキル)と才能(センス)を持っている。

 また少女にあってサラにないもの、それは経験である。少女は基本格下の相手としか戦ったことがなく、逆にサラは多くの強敵と相見えてきた。今までの戦いで得てきた経験値が、どのような不利な状況に追い込まれようと彼女を支えている。そしてそれはそう揺らぐものではなく。


「えーなに休憩? ダメだなー最近の若者は体力がなくってさー」


 既に少女が連れてきた眷属の群れは掃討し、残るは少女一人となっていた。肩で息をする少女を前に、サラは相も変わらず平然とした様子でナイフの峰を用いて自分の肩を叩いている。

 サラは決して少女と相性がいいわけではない。この数日間でサラは少女に幾度となく攻撃を仕掛けたが、その全てが意味を為さなかった。理由は単純で、少女の防御に対し歯が立っていないのである。

 それでもサラが余裕をかましているのは、サラがこの戦闘に勝利を求めていないからだった。サラの目的はあくまで楓が復帰するまでの時間稼ぎであり、ここで少女相手に勝ちを収めたところで大きな意味はない。

 そして時間稼ぎや防衛戦は、サラの最も得意とするやり方でもあった。基本火力の低さとは対照的に、回避や防御の技術が極めて高いからである。

 弾速の速い射撃魔法を容易に躱し、狙撃も見切られ、砲撃などまず当たらない。体術ならばと肉体強化を施し挑んでも、羽のように軽い動きに対応出来ず、ただ少女が苛立ちを募らせるだけの結果に終わる。 回避と防御に徹底したサラを捉えるのは至難の業だった。それでもサラですら回避出来ない攻撃も当然ある――――全方位かつ一切の隙間ない攻撃を行えば、どれかが当たる可能性がある。

 それだけやっても絶対ではないのだ。だがところどころサラにダメージが見られる原因はそれであり、少女が肩で息をするほどに消耗しているのもまたそれが理由だった。

 少女の魔力量はサラと比較しても膨大と言えるが、それでも限界がある。一の攻撃を当てるために百の魔力を放出し続けていれば、たとえ彼女の魔力量を以てしても疲弊するのは当然だった。むしろ未だに魔力が残っていることにサラは内心驚愕を禁じ得ない。


「ほらほらー、頑張ってー……このまま負けちゃうよー?」


 しかし自分の有利が揺らぐことはない。攻めあぐねる少女に対し、サラは手元でナイフを回転させながら不敵に笑った。

 煽る言葉に反応を返すように砲撃を撃ち込むも、砲弾が辿り着く頃には既にサラは別の場所に立っている。狙い澄ました攻撃すら当てることが出来ないのに、闇雲に撃っても当たる筈がない。そんなことは分かっている。分かっているはずなのに――――どれだけ足掻いても、届いてくれない。

 少女に余裕はなかった。焦燥感が隙を生み、その隙がサラの攻撃を許し、苛立ちが少女の動きを鈍らせる。

 もう負けられない。それなのに相手は真剣に戦うつもりもない。叫びたくなる気持ちを必死に抑え、どうすればいいいかを混線した思考回路で模索する。

 他の魔法少女を蹴散らしていた時、負けるだなんて絶対にあり得ないと思っていた。なにも怖くなかった。でも今は違う。この女は違うのだ。倒せなかったんじゃなくて倒さなかっただけ、その言葉の真偽はともかく事実として今自分は追い詰められている。

 自分は魔法少女とは違う。粗悪品なんかとは比べ物にならないはずだ。あんな中途半端な連中より、ずっと優れているはずだ。そうでなければならないはずなんだ。

 しかし陽炎のように疾駆する銀色は、依然として少女を嘲笑っている。


「それにしても守護眷属ってのも大したことないんだねー。これならセンパイ待つ必要もなさそうかなー。ま、正義の味方は必ず勝つってやつー?」


 一閃の砲が、サラの真横を過ぎった。髪が数本巻き込まれ、跡形もなく消滅する。

 首を傾けていなければ、間違いなくそのまま持っていかれていただろう。砲撃の展開速度に自分がついていかなかったのか。いや違う、今のは偶然だ。だが偶然だろうが、運が悪かったと切って捨てるにはあまりに危険すぎる。

 そして気がついた。どうやら自分は知らぬ間に地雷を踏み抜いたらしい。それとも今までも蓄積させ、それがとうとう爆発しただけなのか――――どちらにせよ、結果は同じだ。怒りに身を震わせ俯く少女を見て、サラは一度動きを止めた。


「…………黙れ。黙れ、黙れ、黙れ、黙れ」


 うわ言のように呟き続ける少女を前に、サラの表情から余裕が消える。かつてないほどの勢いで膨れ上がっていく魔力反応、まだそれだけの魔力を残していたのかと思わずたじろいだ。

 可能であれば逃走一択なのだが、少女の結界がそれを許さない。そもそも眷属を倒し切った時点で本来ならば帰りたいぐらいなのだ。それができなかったからこうして少女を消耗させ、結界が弱まるのを待っていた。

 しかし全てがもう遅い。サラは彼女の挟持を傷つけ続けた。それが彼女の拠り所にも関わらず、土足で踏み荒らしたのだから。


「私は強い……私は強いんだ。あなた達みたいな粗悪品とは違う――――あなた達みたいな自分勝手な連中とは違うっ!!」


 今までに見たこともないような巨大な魔法陣が一つ、二つ、三つ――数えるのも面倒だと、ナイフを捨て両手を空ける。

 馬鹿みたいな量の魔力が流れ出ているのを感じる。あたし何人分だよなんて下らない感想を懐きながら、頬を伝う冷や汗を肩で拭った。

 少女は望むべくして魔法使いの手下に成り果てた訳ではない。それでも彼女が悪を貫き通そうとしたのは、そうする他に生きていく方法がなかったからである。

 だが望んで魔法少女となり、正義の執行者として少女の目の前に現れた者達はどうだったか――――互いに潰し合い、挙句の果てにその殆どが自滅した。あんな連中が正義だというのならば、自分は悪でいい。悪である自分のほうが優れている。ならばあんな脆弱な粗悪品共なんかより、自分はずっと幸せなはずだ。

 それが悪を貫くための嘘だと分かっていても、縋れるものなんて他にはなく――――それをサラは砕いたのだ。


「弱いくせに……弱いくせに、邪魔をするな!! 命すら賭けず、自分勝手に願いを叶えるために私達を殺してっ!! あまつさえ仲間割れして自滅するような連中が正義を語るな……ッ!! 私にはここしかない、この場所しかないのに――――粗悪品風情が、私の邪魔をっ!!」


 帰る場所があって、家に帰れば家族がいて、それがどれほど幸せなことなのかを理解しているのか。

 全てを失った。この灰色の世界だけが、彼女に残された唯一の居場所だった。それすら奪い、殺そうというのならば、もはや容赦は必要ない。

 負ければ、今度こそ何もかもなくなってしまう。自分を助けてくれた魔法使いに見捨てられたら最後、存在する理由さえ消え去ってしまう。


「私はもう負けられない……もうなにも失くしたくない……私は、私は――――」


 単発で撃っても当たらない。ならば空間そのものを砲撃で満たせばいい――――単純明快にして絶対命中、膨大な魔力を抱える彼女だけが選べる、最悪の最適解。

 魔力を使い切ってしまったら、仕留めきれなかった場合抵抗手段がなくなる。それに一日に回復出来る魔力量なんてたかが知れており、少女の魔力量であれば全部使ってしまったら全回復にどれだけ時間がかかるか分からない。だがそんなことを言っている余裕はもうなくなってしまった。魔力なんて尽きてもいい、だから目の前の敵を徹底的に壊す。

 もうすぐもう一人も復帰するのだろうが、そんなことはもうどうでもよかった。次があることを考えれば、こんなにも消耗した状況でこれほどの大規模魔法を使用するだなんて選択は間違っているだろう――――彼女はその次を捨ててでも、今を勝つことを選んだ。


「あーやば……」


 躱す事は不可能。だが防御し切れるかと言われれば、恐らくそれもまた不可能だ。通常の砲撃を受けきるのとは訳が違う。全魔力を防御に回しても、防ぎ切れずにそのまま砕かれるのが落ちだろう。

 撃たれる前に攻撃を当てるか。いや、それが出来たならば苦労しない。大前提として勝ちにいかないという状況だったからこそ、あくまで対等に渡り合うことが出来ていたのだから。

 無理にでも攻撃を仕掛け、魔法が発動する前に強引に中断させるか――――否。止められる保証がない。だったら余計な魔力を無駄な攻撃に費やしているだけの余裕もない。

 思考はいずれも纏まらず、少女は魔法陣を次々に組み立てていき――――答えが出るよりも早く、それは完成した。


「――――塵も残さず、消えて」


 そして灰色の世界に、光が満ちた。サラの手元には刀が一振りだけ。防御すら展開する様子も見せず、破壊が街へと雪崩れ込むのをただ呆然と眺め――――――――。


「あー…………」


 音すら破壊の渦に壊された。廃墟が砕け、それが更なる破壊で上書きされ、言葉通りに塵すら残すまいと光は広がり続ける。

 逃れられる者はいない。嵐を前に耐えるしかないように、この閃光の中では誰もが過ぎ去るのを待つしかなかった。

 彼女――――名前も知らぬ魔法少女とて、例外ではないだろう。全てを撃ち尽くした時、彼女もまた消えている筈である。

 時間にしておよそ十秒。短いようでいて恐ろしい時間が過ぎ、光はやがて収束していった。膨大な魔力放出に肩で息をし、所々自分の砲撃により負傷したが、これぐらいは想定の範囲内だ。そして少女はこれで終わったと、勝利を確信し――――


「…………よぉ。疲れてるみたいだねー」


 ――――息を呑んだ。

 いつもの様に不敵に笑う、銀色の魔法少女。肉は削れ、多量の血を流し、立っていることすらやっとのような状態だが、彼女は少女の背後に立ち、折れ掛けた刀を背中に突き付けていた。


「なんで――――」


 躱せる筈がない。防げる筈もない。絶対に倒せるだけの威力と規模だった。にも関わらず、少女はまだいる。おかしい。こんなことはありえない。


「なんでってもさぁ……凌いだから生きてるだけ。種も仕掛けもあったもんじゃないよ――――刀身にシールド貼っつけて、砲撃斬り刻んだだけだし。まあ流石に全部は防げなかったけどね」


「そんな、馬鹿な…………」


「そう言うなよ、こっちだって必死だったんだから。でもお陰で、最後の最後にあたしに運が巡ってきた。センパイに良い報告ができそうで、あたしも嬉しいよ」


 少女の頑丈さは魔力あっての代物。ならば魔力を放出しきった今であれば、今まで通らなかったサラの攻撃も確実に通るだろう。

 時間稼ぎができればいいと思っていた。だが勝てるならば勝つ、当然だろう。そして楓が戻ってきたら、魔法使いを攻略すればいい。躊躇いはなかった。少女の心臓目掛け、刃を放ち――――


「…………は?」


 何かが内側から込み上げてきて、口から溢れた。地面に滴り落ちるそれが赤色だと認識した時、全ては既に終わっていた。

 折れた刃が地面に突き刺さる。なにが起きているのか理解できない。サラが動揺していると、少女はゆっくりと振り返った。


「魔法少女は弱い。けれどあなたはそうじゃなかった。あなただけは他とは違う――――だから私は、油断しなかった。それだけ」


 少女の魔力は殆ど空だった。新しい魔法を使える余裕も残されていなかった。彼女もそうなるであろうことは分かっていたのだろう、だから大規模砲撃を行う前に別の魔法を仕掛けておいた。

 先程の砲撃は紛うことなく少女の全力、あれで倒せない敵はいないという確信がなかったと言えば嘘になる。けれど相手は銀色の魔法少女、常に少女の前に立ちふさがり続けた強敵だ。

 彼女であれば、あの砲撃の中でも生き残るかもしれない――――サラが強者であると認めたからこそ、サラは最後の一歩で間違えた。


「あーはいはい……なるほどねー……。もう最悪だわー…………」


 立っていることさえ出来なくなったのか、崩れ落ちるように倒れた。トドメを刺そうとしたそのときには、既にサラは影すら残されておらず――――やはり侮れる相手ではなかったと、少女は歯噛みする。

 少女の魔力が尽きたということは、結界を維持するための燃料も消費したということである。最後の最後に逃走を許してしまった。だがあの傷であればおそらく使い魔もダメージを受けたはずだ、そうそう復帰することも出来ないだろう。

 深く息を吐き出して、折れた刃を見る。後は一人、もう油断はしない――――煌めく黄金の粒子が、虚ろに消えていった。

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