第20話高校生
私は中学3年生の時に、担任に推薦で行ける高校を進められた。
本当は違うバレーボールが強い高校に行きたい気持ちがあったが、双子の姉が行くと言うのでやめた。
私は、双子の姉と比べられたりするのが嫌だったし、高校は別々の学校に行きたいと、ずっと思ってたから…。
正直、バレーボールの強い高校に行かなかった事を後悔した事もある。
でも、勉強もできなかったし、生活態度もそんなに良くなかったのに…担任の先生が推薦してくれたのだ。
そして、今ではその高校に行って良かったと本当に感謝している。
高校1年生になった私は、また自分の中で毎日笑顔でニコニコしていようと、目標を立てた。
高校生になっても、家では兄からの暴力や暴言、嫌がらせが続いていた。
買って貰ったばかりの携帯を壊された…。
画面が良く見えなくなった…。
そして次の日の朝、学校に向かう途中で、自分で携帯を落として自転車で踏んでしまった。
もっと壊れて、酷い状態になった私の携帯。
友達に「画面が見えないのに、どうやって、メールや電話してるの?」
と言われるほどだったが、私には見えるし使える……。
しばらく壊れた携帯を使っていた。
母からも嫌がらせは、たまにあった。
だから、家に帰らない時もあった…。
でも、学校では沢山の友達と仲良くなり、親友も出来た。
人数は少なかったけど、バレーボール部にも入った。
やっと学校で居場所が出来た!!
私は毎日、学校に行くのが楽しみだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます