第19話母からの嫌がらせ?
母は急に悪魔のようないじめっ子になる。
例えば、小学校低学年の頃の夏休みに近くの公園で近所の人達と花火をしていた。
(本当はその公園では花火をしちゃいけなかったんだけど…)
手持ち花火で最初は遊んでいたが、皆はロケット花火など、遠くに飛んでいく危険な花火で遊ぶようになった。
私「危ないから止めた方がいいよ!」
母達「一緒にやらないの?」
私「怖いし危ないからいい!」
母「あっそ!」
そして私は1人で線香花火をしたり、皆が花火で遊んでる所を眺めていた。
その時、ピューー ! バッン!!
近くのマンションのベランダに花火が落ちた!
私「謝りに行った方がいいよ!」
母「何で?自分1人で謝りに行ってきて。」
えっ!
私やってないのに。
しかも、1人で?
仕方なく、1人で謝りに行った。
ピーンポーン!
インターホンを鳴らす。(ドキドキ)
ガチャ!
女の人が玄関のドアを開けてくれた。
私「ベランダに花火を落としてしまいました。ごめんなさい。」
女の人はビックリした表情で、ベランダを見に行った。
そして、戻ってきて女の人は「1人で来たの?!」と言ってきた。
私「うん…。ごめんなさい。」
女の人は笑顔で「気にしなくていいよ。」と言ってくれた。
優しい人で良かった。私はホッとした。
そして、公園に戻った。
母「こっちに来て。」笑いながら言ってくる。
私「謝ってきたよ。」と言って近付いた。
母「ここまで来て。」
私は母が指を指した所に歩いて行った。
すると、ドンッ!
えっ!!
何が起こったか分からないくらいビックリした!
母達や近所の人がケラケラと私を見て笑っている。
そう。落とし穴の中に私はいたのだ。
私が1人で謝りに行ってる間に作ってたの?
何でこんなことするの?
悲しかった…。
けど、涙は出なかった……。
私は皆のオモチャじゃないよ。
心の中で叫んでいた。
そしてある日、母と姉、兄で遊んでいたのだが、
母は笑いながらゴミ袋を取り出して、その中に入るように言ってきた。
私はよく分からずに入った。
すると、私の頭を沈めてゴミ袋を結び始めた。
私はゴミ袋の中に閉じ込められたのだ。
そして、私が入ったゴミ袋を抱えて家の外に出て移動している。
どこに連れて行かれるの?
どこかに置かれて、母の足音が遠のいていくのが分かる。
私は恐怖の中にいながらも、爪で袋を破いて出た。
そこは、ゴミ置き場だった。
私はすぐに走って、家の玄関の前まで戻った。
私、捨てられたの……?
玄関の前で、少し悩みながらもドアを開けて家に入った。
私「どうしてゴミ袋に入れて捨てたの?!」
母は何も言わなかったが、表情は冷たかった。
私はいらない子なの……。
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