第21話高校2年生

私の兄が大学生になり、1人暮らしをする事になった。



私は、飛び跳ねるくらい凄く嬉しかった!!





そして、楽しい学校生活を送っていたのだが…



母から、

「バレーボール部辞めて、バイトして。」と言われた。


私、「分かった。」





反抗しなかった理由は…






私は、その頃に近くの学校に練習試合に行っていた。



いつも帰りは1人で電車で帰るのだが…



立て続けに…痴漢にあっていたのだ。




私は凄く怖くなってた。




キャプテンにいつものように「部活行こう。」と声を掛けられたのだが、




急に体の力が抜けて、崩れ落ちて恐怖のあまり、動けなくなった。




皆が心配して、「どうしたの?!」

と聞いてくる。



何も答えられなかった。





そして私は、痴漢に遭った事を大人になるまで、誰にも話す事は出来なかった…





しばらく、休んだら動けるようになり友達と一緒に電車に乗って帰宅した。




もう、1人で電車に乗って帰るのが怖い。




顧問の先生も心配してくれていたけど、話す事が出来なかった。





そんな中で母から言われた言葉だったから、私は家の近くでバイトをする事にした。





だからバレーボールは好きだったけど、部活を辞めてしまった。




途中で部活を辞めてしまった事に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど…






でもバイトをするようになって、自由に使えたり、貯金をする事に喜びを感じられた。



バイト先の皆も優しい方達ばかりで、週5回行くのが楽しみになっていた。




今でも、繋がっている1つ年上の親友が出来た。





そして何より、母から無視されたりしてたのが、バイトを始めてからは、

悩みを相談されたり、頼られるようになった事が、1番嬉しかった。



だって、家にも居場所が出来たと思ったから…

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