2-5【少しの進歩 1:~妹がほしい!~】
「ベス、なにか手伝えることある?」
特に変わったことのない夏の日の夕食時、寮の食堂でモニカが徐に向かいの席に座るベスに向かってそう聞いた。
今日はルシエラが遅いのでベスと2人での夕食。
モニカが遅い日もあり、なんやかんやで夕食時に3人揃うことは1ヶ月に2回あるかどうかなのが現状だ。
それでもベスとは比較的一緒になる回数が多いのだが。
「なにか・・・ですか?」
モニカの問に、ベスが不審な顔になる。
「なんか困ってることが有って、わたしに手伝えることないかなって」
「ええ・・っと、そうですか・・・・とくには・・・」
ないと言いかけたベスがモニカの顔を見ながら固まる。
今は外部視界を展開してないので見えないが、筋肉情報からモニカの表情を示す仮想モデルのモニカは、ベスに何を言われるのかを楽しみにしているものだった。
そのランランとした笑顔を前に、”お前に手伝えることなどない”と言えなくなってしまったベスは、若干顔を青くしながら視線を細かく動かす。
「あ・・・えっと・・・あの・・・・」
と必死に何かないか探していた。
「あ! コップ・・・コップとってください」
「これね! どーぞ!」
と頑張ればベスでも届きそうな位置にあるコップをモニカが掴み、それをベスに渡す。
「あ・・ありがとうございます、モニカ姉さま」
そしてそう言いながらベスがコップに水を注ぎ手元に置いた。
だがその横には、水の入った別のコップが置かれている。
それでも問題にはならない。
「えへへ、お礼はいらないよ! わたしはベスの
と言ってモニカが無い胸を張る。
”モニカ姉さま”と言われて舞い上がったおかげで、ベスが無理やり”頼み事”を捻り出したことに気が付かなかったようだ。
だが事態はそれでは終わらなかった。
「他になにかある?」
「え・・」
再びランランとした目を向けられたベスが、若干引きつったような声をだし、同じ様に再び目線をそこらに動かす。
だが今度は何も見つからなかったようで、
「すいません・・・今は何もないです・・・」
と、なぜかこちらに向かって謝ってきた。
「そっか・・・でも何か有ったら、すぐに言ってね!」
それに対し、モニカが若干残念そうな声でそう言って微笑む。
そして、それを見たベスの顔がまた一段と苦いものに変わったのだった。
◇
その後、モニカとベスは食堂を後にして一緒に部屋への道をテクテク歩いていた。
いつもは、どちらかといえばモニカが前を歩くことが多いのだが、今日はベスが先を歩きモニカがその様子を眺めながら家までの坂を登っている。
そしていつもどおりあまり喋らない。
だがモニカはただじっと、前とテクテク歩くベスの姿を目で追っていた。
「・・・妹が欲しいな」
モニカがしみじみとそう呟く。
『ベスじゃ不満か?』
「・・・不満じゃないよ、ただベスの方がしっかりしてるし、あんまりお姉ちゃんできてないからさ・・・」
なるほど。
やはりモニカは”姉貴風”を吹かせてみたいのか。
ベスと仲は良いのだが、モニカも口下手だしベスもどちらかといえば物静かだ。
それは今もベスの肩に乗せているサティと、あまり積極的にコミュニケーションを取ろうとしていないことからも伺える。
もちろん大商人の娘とあって店などでは積極的に声を出すが、それではあくまで”取引”といったもので”会話”ではない。
本来の彼女の性質は”優秀”で”物静か”。
それ故、黙って近くにいるだけという事が多い。
それに比較的”できのいい子”が集まりやすいアクリラにあってさえ、ベスは歳の割にかなり”よくできている子”だ。
意外と適当で気が抜けている時は本当に抜けているルシエラやモニカと違い、ベスは本当に手がかからない。
それ自体は良いことなのだろうが、どうしてもモニカが助けられる場面が限定されてしまい、それがなんとなく上手くいっていないような気になってしまうのだ。
そしてモニカが感じているのは、これだけが原因ではない。
ガブリエラとの”秘密の会談”以降、なんとなく下級生が困っていると積極的に声を掛けたり、手伝ったりする場面が増えていた。
原因は分かっている。
ガブリエラという”上位者”に教えを乞える環境になったということ。
つまり新たな”姉”が出来たのだ。
このアクリラ、年長者と年少者の繋がりはかなり太い。
俺達の所属しているスコット先生は一人しか生徒がいないので関係ないが、他の”学校”では頻繁にOBやOGがやって来て、その度にルシエラやベスが会いに行っていた。
他にも”寮の部屋”ごとに脈々と繋がる兄弟姉妹の関係があり、木苺の館にも直近のルイーザ姉様だけでなく、御年200を超える存命中の”大お姉さま”までの”姉妹の絆”なるものまで存在する。
特に年末年始の”アクリラ祭”などの催事には、そういった方々も大勢やってくるらしい。
だがこれは別に何かの決まりや伝統といったものではなく、生徒達が自発的にやっていることだ。
なんというかアクリラにいると、そういった”年少者”に姉貴風を吹かせたくなるのだ。
そしてモニカも遂にそれを”発症”したというわけだが、ルシエラにガブリエラとそうそうたる面々が”姉側”にいるのに対し、”妹側”にはベス以外に特に誰もいない。
それもベスは手がかからないのでモニカの中の”姉妹バランス”が崩れてしまい、手をかけられる”妹”を本能的に探しているというわけである。
「妹が欲しいな・・・・」
再び放たれたモニカのその呟きは、誰の耳にも入ることなく夏の夜空の中に消えていった。
※※※※※※※※※※※※
翌日・・・
「”妹分”にしてください!!」
モニカの前になんと”妹希望者”が現れた。
しかもその数がすごい。
俺たちの目の前に並ぶ、頭、頭、頭。
その数なんと27人。
皆、地に手を付けて頭を下げる殆ど”土下座”の状態である。
午前中の授業に向かっている時に、そんな連中に出くわしたのだ。
「何言って・・・」
だがその様子に、モニカが本気で”ドン引き”する。
昨日はあれほど妹を求めていたというのに、いざ希望者が現れてみればこの反応。
ただそれも仕方がない。
なぜなら彼女たちは・・・
「みんな、
そう、彼女たちはモニカの求めた”年下”ではない。
せめて”下級生”だったらまだ良かったのだが、それですらない。
しかもその大部分が殆どの授業でモニカと被る生徒だ。
さらに、
「男の子も混じってるし・・・」
「あ、僕ら”弟分”でかまわないです」
さいですか・・・
どうやら”性別の問題”は解決したらしい。
だがモニカは引かない。
「というか、”あなた達”って」
モニカが生徒達の中で、特に最前列に並ぶ生徒に厳しい目を向ける。
するとその視線を感じた生徒の土下座の頭がさらに下がる。
「その節は大変失礼しました!!」
数人の女子生徒がそう叫びながら頭を床に擦り付けた。
彼女たちのことはまだよく覚えている。
俺達に嫌がらせをし逆鱗に触れてボコボコにされた、まさにその子達だったのだ。
どうやら”謹慎”は明けたらしい。
もうそれくらい経ったしな。
「なんで顔を出したの?」
モニカの刺々しい声がその女子生徒に刺さる。
と同時に、まだ燻っていた”怒り”が徐々に顔を見せ始めた。
「”妹分”にしてもらうために、やってきました」
「だから何言って!」
話が一回転したことにモニカが文句を言う。
「”モニカ姉さん”は・・・」
「”姉さん”はやめて!」
「・・・あぁ・・・モニカさんはアクリラに来てまだ日が浅いんで知らないでしょうが、この街には学年と年齢だけじゃなくて、もう一つの”兄弟姉妹”があるんです」
女子学生が懇願するようにそう伝える。
「なに? 聞いたこと無いけど?」
モニカが気持ち悪いものを見るような声でそう聞いた。
「”持ってない”子も多いし、それほど気にすることもなく当事者間の”秘め事”になるので、あまり話題にはならないんです」
その言葉にモニカの眉が少し動く。
俺もその言葉に興味が惹かれた。
『なあ、ちょっとくらい話聞いてやろうぜ?』
俺がそうモニカに提案してみる。
「それは何?」
「”強さ”です」
「”強さ”?」
モニカが怪訝な顔になる。
「魂が震えるほど強いと感じた人に、姉になってもらいたいんです!」
その女子生徒が力説する。
はあ・・・なかなか妙な乙女願望をお持ちで。
だが、流石に今のは言葉足らずと感じたのか、先程”弟でいい”と言った丸眼鏡の男子生徒が補足に入る。
「あの、アクリラには教師からだけじゃなくて、生徒間で教えたり教わったりする伝統がありまして、それを兄弟や姉妹と呼んだりするんですよ」
と丁寧に教えてくれた。
「わたしは何も教えないよ? それに今の教えてくれたら、あなたはわたしの”兄”になるんじゃない?」
「あ、その辺は大丈夫です。 勝手に学ぶんで。
それにこれはそんな小さな”教え”に反応するような事じゃなくて、もっと大きな”枠組み”になります、いわば弟子入り宣言に近いかもしれません」
そう言って、かけていたメガネをクイッと上げる。
「でもなんでわたし? ルーベンじゃなくて」
モニカがそう聞いた。
「あ、ルーベンも”兄貴”ですよ」
するとその生徒がなんでもないようにそう答える。
聞けば他の数人の生徒もルーベンを兄貴分としているらしい。
だが目の前の女子生徒達は違うようだ。
「あたしルーベン様には興味が無いんです」
とさっぱりとした口調で、そう言ってのける。
「え? なんで? 好きなんじゃないの!?」
モニカが不思議そうに聞く。
そもそも彼女たちがモニカに手を出したのは、ルーベンに近づくモニカに嫉妬してってのが理由だったはずだ。
「あ、もちろん好きですよ。 でもなんというか、”妹になりたい”とは思わなくて・・・」
「強いのは分かってるんですけど、能力がスマート過ぎて参考にしたいとか思ったことないです」
あれま。
意外と複雑な感情があるようだ。
おそらく”兄弟姉妹”になりたいのとは別の感情なのだろう。
すると獣人の女子生徒が更に補足する。
「それに私なんか動きだけなら”ルーベンには負けない”って思ってるんですよ、でも”モニ姉”には動きでも上をいかれたんで」
その生徒はモニカがペンで圧倒した女子生徒で、その後もしばらくあの時のモニカに如何に惹かれたかを
それによると彼女は、どうやら獣人以上の身体能力を見せたモニカに感動したんだそうだ。
それにしても”モニ姉”って。
「あと大事なこととして」
すると女子生徒を中心に顔を見合わせて、何かを示し合わせ始めた。
そしてお互いの考えを確認したところで、ルーベンに対して”結論”が下された。
「「ルーベンは怖くて近寄りづらいんです」」
おう・・・
ルーベンよ、俺がこんなことを言うのもなんだが、
ボッチに幸あれ・・・
◇
「ということがあってね」
その日の昼食。
偶然出会ったメリダと一緒に入った、多種族向けに料理を出してる学生向けの料理店の席でモニカがそう愚痴った。
「それは災難だったね」
メリダがそう言いながら、顔ほどもある大きな葉っぱを齧る。
この辺に生えてる品種ではないので、鮮度が悪いとよく愚痴をこぼしているやつだ。
「それも何人かずっとついてきてね」
モニカがそう愚痴を続けながら手元のサラダをつつく。
この店は多種族対応ではあるが、それはあくまで”草食限定”の範囲での事なので、当然人間用もサラダになるのだ。
「あれ? でも周りにはいないよね?」
メリダが不思議そうに周囲を見回す。
「メリダの姿見たら離れた、ほら、メリダをいじめた子達でもあるし・・・」
「ああ、そうだったね」
モニカの言葉にメリダの表情が若干曇る。
「どうする? 殴って謝らせようか?」
「いいよいいよ、そんな事しなくて、私怖いし」
メリダが”それは勘弁”といった表情で、手をワチャワチャさせる。
「そう」
『ほら、俺の言ったとおりだろ?』
「・・・うーん」
実はここに来る前モニカは、メリダを虐めた生徒全員にメリダに対して謝罪を求めたのだが、それは途中で俺が止めておいた。
メリダはモニカと違って小心者だ。
そんな事をされても逆にストレスになるし嫌だろう。
少なくとも小心者の俺はそうだ
その心をモニカはあまり理解してないようだったが、メリダのこの反応見るにそれは正解だったな。
”清算”については折を見て、徐々に何らかの方法で行っていけばいい。
”姉貴分”の立場からも、その辺に関して最適化した行動が取れると思う。
あ、ちなみに”モニ姉”は確定している。
どうも本来は勝手に慕うもので、兄姉側に拒否権はないらしい。
だがそれでも”以前”の事があるので、中心だった女子生徒達はモニカに許しを求めてきたのだ。
ただし”イエス”か”保留”しか選択肢はないけれど。
「そういえばメリダにもいるの?」
モニカがふとメリダに向かってそう問いかける。
「何が?」
「”お姉ちゃん”」
「うーん、血の繋がったのもいるし、部屋に年長者もいるけど、”それ”はいないかなー」
「そうなんだー」
メリダの答えにモニカが少し驚いた感じになる。
「うーんと、私の種族ってあんまり兄弟とか意識しないの、ほら虫だし私」
そう言って6個の腕で自分の体を指差す。
でも確かに昆虫ってあんまりそういうの重視しないイメージあるな。
「でも人間も普通に、同級生に姉妹を持つ生徒は多くないと思うよ」
「だよねー」
なるほど、やはりそれほどメジャーな文化ではないのか。
そうだよな。
まあ、保留にしてれば明日には諦めて寄り付かないだろう。
※※※※※※※※※※※※※※※※
なんでこんなに慕われたのか。
数日後、そこには未だ俺たちの後ろを金魚のフンのようについて回る女子生徒たちの姿があった。
もちろん”妹”の大部分は、うっすら仲良くしてくれる感じに落ち着いたのだが、何人かはずっと後ろからついてきてあれこれ世話を焼こうとしてくるのだ。
どちらかといえば世話を焼く対象を探しているモニカは、これが少々うっとおしいらしい。
特に”あの時”にあの教室にいた面々の心酔っぷりが気になる。
モニカが殴り倒した3人など声を掛けるだけで嬉しそうな表情になる。
なんだ? この街の住人はマゾばっかりか?
「こんなんだったら、次からはギリギリ勝つようにする」と昨日モニカが愚痴っていた程だ。
更に悪いことに”妹”の中に”知恵の坂”の住人もいたらしく、食堂や風呂などで元気よく挨拶され、裏でルシエラとベスに面白そうにいろいろ聞かれたりするので困っている。
まあ俺としては、比較的可愛い女の子に雛のように後ろから付いてこられるのは悪い気はしないが、小柄なことに若干のコンプレックスを持っているモニカとしてはキツイものがあるのだろう。
まあ、そういう訳なのだよ、ルーベン君。
「・・・・」
隣に座るルーベンが無言でこちらを睨む。
一方モニカはそんな視線などお構いなしに顔をのんびりさせていた。
それにしても流石ルーベンだ。
全く人が寄りつかない。
メリダの時でさえ遠巻きに気配は感じるというのに、ルーベンと一緒だと同じ授業でもない限り完璧に気配が消える。
というわけで彼の隣りにいる時だけが、全力で”1人”になれる時間だった。
あ、もう1人いるだろうって?
大丈夫、ルーベンは人数にはカウントしないから。
少なくとも俺もモニカも強力な蚊取り線香くらいの認識だ。
たまに”ボッチ結界”を突破してシルフィーやアデルが来るけれど、アデルの時だけサッと逃げれば問題ない。
そんな訳であれだけ派手に喧嘩したというのに、今じゃ完全に”憩いの場”扱いとなっていた。
さて、この状態がどこまで続くか。
気になるのは早くも今週末に組まれたガブリエラとの”秘密のレッスン”についてだ。
秘密のレッスンなので当然秘密。
だが今回は貴族用の制服を着て正面から行かなければならない。
そんなとき、”妹”の誰かに貴族用の制服を見せるのは具合が悪いだろう。
なんとか上手く撒ける手段を考えないと・・・
そして、そんな感じでボーッと、”なんでも良いけど早く授業始まんないかな・・・”とか考えていたときのことだった。
急に目の前に見知らぬ女の人がやってくるのが見えた。
制服を着ていないので教師だろうか?
ルーベンのボッチ結界をものともしていないので、なかなかの手練かもしれない。
だが不思議と印象に残らないな。
見れば周りの生徒達も教室の中に見慣れぬ大人の姿が入ってきたというのに、まったく関心を示さない。
ルーベンはルーベンで、もはやなにかの魔導書みたいになっている自分のノートをチェックするのに忙しいのか、こんなに近くにいるのに反応しないでいる。
というかそもそも俺だって随分とノホホンとしているが、これってそれなりの”異常”ではないか?
などとわずかに不審を抱いたときには、完全に目の前にその人がやってきていた。
「ん?」
そこでようやくモニカがその人物に反応する。
どうやら、今の今まで視界のど真ん中にいたにも拘わらず、モニカはその存在に気がついていなかったようだ。
「!?」
事ここに至って俺達はわずかに体を緊張させる。
ルーベンの隣りにいて安心しきっていたとはいえ、ここまで警戒心を持たせずに接近するとは只事ではない。
そう思って見てみれば、見れば見るほど”手練れ”という印象が強まる人物だった。
あまりにも存在感がない。
それは空気とかそういう次元ではない。
もはや一種の”麻酔”に近いものだった。
今も認識して警戒しようとしているのに、同時に”なんでもない”と安心しようとする心が湧いてくる。
「・・・誰?」
だがモニカがなんとか気力を振り絞ってそう問いかける。
するとその人物がモニカが反応したことに一瞬だけビックリすると、すぐに微笑んで小さな紙片をそっと机の上に置いた。
そしてすぐに後退る。
すると少し距離が空いただけというのに、それだけでもう認識があやふやになってしまった。
これはとんでもない”認識阻害”だ。
教室を出る頃には完全にモニカもその存在を知覚できなくなり、その興味が
「なんだろうこれ?」
『なんかの罠じゃないだろうな?』
少なくともまともな代物には思えなかった。
だが見た限り、2つ折りにしただけのどこにでもある紙切れにしか見えない。
アクリラの南にある街に巨大な製紙工場があるので、この辺では本当にそこら中に紙が溢れている。
そしてその紙を伸ばすと、内側から文章が現れた。
それを見る限りは魔力とかも感じないし、本当にただの伝言のようである。
誰からだろうか?
俺達は取り敢えずそれを読んでみることにした。
すると予想外に”普通”の内容に面食らってしまう。
書いてあったのはこうだ。
”重要な伝言あり、本日の授業終了後に校長室まで来られたし”
うん。
どうやらただの呼出状らしい。
ところで”校長室”ってのは、何処のことだ?
俺達の知る限り”中央講堂”の中のと、執務室がある建物と2つは候補が思い浮かぶのだが・・・
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