1-12【南へ! 3:~高速馬車~】


 ルブルム川を渡ってからの旅路は予想していたよりも遥かに楽なものだった。

 川の南側は北側よりも街同士の間隔が狭く、街道や移動手段なども整備されていてスムーズに移動できたのだ。


 それはユリウスを降りてから川まで3日かかったのと同じ距離を1日半で走破できたことからも明らかだった。


 そして、物理的にも気候的にも北部を切り離す形にもなっていた大河を越えると、この世界のもう一つの顔が見えてくる。

 すなわち国同士の繋がりとしての”世界”だ。


 この”国”の国土の大部分はこの巨大な大河の北側にあるが、経済力は南北でほとんど差がないことからも分かるように、北側は密度が薄く、交易の重要性も低い。


 そもそも北側は気候が寒いせいか全体的に人口密度が低く、この国以外にはあまり他の国も無い。

 一応、ルシエラの出身地であるクリステラなどの小国がいくつかあるにはあるが、交易路は南北に繋がっていることが多く横のつながりは薄いのだ。


 一方、川の南側に出るとぐっと気温が上昇し寒い地方出身のモニカとルシエラはかなり薄着になっていた。

 だが、それは一般的には過ごしやすい気候なわけで、人口密度は北側の比ではない。


 面積こそ狭いものの、国境線まで近いのも手伝って他国との交易が非常に盛んだ。


 特にこの国と並ぶ超大国であるアルバレスと、南の列強国群と呼ばれる地域などの影響は非常に強い。

 それらの国の出身と思われる人々や、それを目当てにした商人、さらにはそれらの国に商品を輸出する商会の巨大な建物や荷馬車が数多く目についた。


 特に商会の本拠は街でも何でもない街道の途中にデーン! とあったりするのでびっくりすることも多い。

 そんなことからもこの地が深く他国との交流で成り立っていることが窺えた。


 北部が首都ルブルムを中心とした、広範囲に薄く放射状に伸びる経済圏とするなら、

 南部は他国に向かって複雑に伸びる街道沿いに発展した交易都市の連立によって成り立つ経済圏といった具合だ。


「では、この南部の経済圏のことを何というでしょうか?」


 俺達の乗る馬車の中でルシエラがモニカに問題を出した。


「ええ・・・っとぉ・・・マカム・・・じゃなくて、”トル・アル・ム経済圏”!!」

「正解!」


 ちなみに”トル・アル・ム”とは南の列強国群の総称である”トルバ”と、”アルバレス””マグヌス”の3つを纏めてそう呼ばれているものだ。


 しかし、この”国”のことであるマグヌスは”マ”すら読んでもらえずに”ム”と一部の発音にのみ残っているところとか、長すぎて正式名称を誰も言わないこの国らしいと思ってしまう。

 

『さらにその経済圏の範囲の広大な平野部のことをトル・アル・ム平原とか平野とかって言ったりするらしい』


 俺がその情報を補足する。

 これがここ暫くの俺達の学習スタイルだった。


 移動中にもできるということで基本的には座学、それも魔法に直接関連するものではなく、社会や歴史といった基礎知識的なものに比重が置かれていた。


 時々、忘れてしまいそうになるが俺達は逃走者であると同時に受験者なのだ。


 せっかくアクリラまで逃げたのに試験に落ちて追い出されるのは勘弁願いたい。

 だからこうして暇な時を見つけては勉強するのだ。


 そしてそんな様子を周囲の人達も暖かく見てくれている。

 この馬車は高速馬車ということもあって、それなりによく揺れてうるさいので”声がうるさい”等の苦情は今のところなかった。


 ちなみに高速馬車とは読んで字のごとく高速な馬車である。


 ちょっとした魔獣みたいな巨大な馬に引かれ、普通よりかなり巨大な”車”部分も、高さが5mくらいあり下半分は巨大な車輪とそれを支える巨大な板バネで構成されていた。


 さらに前後2つに別れており、後部が普通サイズの馬車ごと積み込める貨物スペース、その前に人が乗る客室部分があった。


 椅子は全て進行方向を向いて設置されたいわゆるクロスシートで、しかも2×3列配置と馬車としてはかなり広い。


 一方貨物部分には、通常サイズの馬車や荷車が数台、それを引く馬や牛ごと積まれている豪快さ。

 当然、俺達のロメオもそこにいる。


 もちろん、こんな巨大な車両は街の中には入ってはいけないので、門のすぐ外で乗り込むことで街の端と端を高速で行き来できるようになっていた。


 そして街同士を繋ぐ街道はこの馬車が余裕を持ってすれ違えるように設計されている。


 今はそうでもないが、交通量の多い区間だと次々にすれ違うほどの盛況っぷりだった。


 そのおかげで一気にアクリラに近づいていけるのだが、同時にこの世界における交易の重要性を身にしみて実感することになった。


 そしてその恩恵は一部の者だけでなく、末端の住民までもがその経済がもたらした幸福にどっぷり浸かっているということを肌で感じる。


 だからこそ、それを失う恐怖は計り知れないだろう。

 そして俺達の存在はその社会にヒビをいれかねないと判断されたのだ。



 もちろんそれには納得はできない。


 モニカはいい子だし、俺だって無害だ。


 たぶん・・・


 だが、問題はそんなことではない。

 外需というのは時に小さな不信でたやすく瓦解し、そしてその不信は安全保障に関わっているほど大きくなる。


 制御魔力炉のあの力・・・そしてピスキアでの一件。


 それらを経験した以上、もうその不信の種であることから目を背けることは出来ない。

 俺達の存在は十分にこの世界にとって脅威なのだ。

 

 納得はいかないが。


「それじゃ、次は聖王の時代について・・・・って、うわ!?」


 その瞬間、馬車が大きく跳ね、乗っていた全員がその場で軽く空中に浮き、次の瞬間座席に叩きつけられた。


「・・・いっつつ・・・」


 モニカが強く打ち付けた尻を擦る。


「うう・・・さっきから結構揺れるわね」


 話を途中で打ち切られたルシエラが少々不満そうに愚痴る。

 確かに街を出たときと違って揺れが大きくなっていた。


 やはり街道の状態も街の近くの方がいいのだろうか。


 だが、ここまでも何度か高速馬車には乗っていたのだが、これほど揺れたことはなかった。

 それが今では揺れるのは時々ではなくここしばらくずっとである。


 道の状態が気になったモニカが窓の外を見る。

 だがそれは妙に違和感を感じるものだった。


 周りに注意を向ければ、俺達だけでなく他の客の間でもザワザワと何かを心配するようなささやき声が聞こえてきた。


「まったく・・・もうちょっとゆっくりでも・・・」


 そう言いながらルシエラも窓の外を見て、俺と同じ違和感に気がついたようだった。


『モニカ・・・この馬車、減速してるぞ』

「!?」


 俺のその指摘に、モニカが一気に表情を変えて、すぐ横の窓から顔を出して前の様子を窺う。

 褒められた行為ではないが、それで状況は掴めた。

 

 案の定、道の状態はかなり悪く、馬車の速度も急速に低下していた。

 

「どう思う?」

『ああ・・こりゃ道間違えたな』


 俺のその言葉を聞いたモニカが首を車内に引っ込めてルシエラに状況を報告した。


「道間違えたっぽいって」

「本当?」

「うん、それに、道がかなり悪いよ」

 

 その瞬間、俺達の間に流れたのは意外なことに安堵の空気。

 この問題が追っ手によるものではなさそうだと知って、一瞬だけ漂っていた緊張が抜けたのだ。




「・・・どこで間違えた・・・?」

「いや・・・わかんねえ」


 荒れた道の真ん中で止められた馬車の前で、御者をしていた2人の男が地図を見ながら問答していた。


「せめて場所がわかんねえとな・・・」


 御者の片方がそう言いながら首をひねる。

 実は既に来た道を何度か戻っているのだが、そのせいで余計に複雑に迷い込んでしまっていたのだ。


 南部は街道が整備されているとはいえ、それは現街道に限定されている話で、そこから一本でも道を外れると、途中まで引いて諦めた行き止まりや、今は使われていない旧街道などに迷い込んでしまう。


 そしてそういった”道もどき”は無秩序な開発の末に蜘蛛の巣のようにそこら中に張り巡らされていたのだ。



「おじちゃん達、大丈夫?」


 様子が気になったモニカが身を乗り出して声をかけ、それに反応して2人の御者がこちらを向く。


「あ、嬢ちゃん、危ないから、窓から身を乗り出すのはやめてくれ!」

「あ! はい・・・」


 指摘されたモニカが慌てて首を引っ込める、だがまだ様子が気になるので窓の内側から御者たちを見つめていると、観念したのか客室の扉を開けて中に入ってきた。


「あー、乗客の皆様、当馬車は現在通常のルートを離れてしまいました、只今対策を考えているところですので少々お待ちください」


 そしてめんどくさそうな声でそんなことを説明する。

 なんか適当な御者だな。


 もちろんそんなことを言ったもんだから、乗客の反応は非難轟々である。


「おい! ちょっとどういうことだよ!!!」

「ちゃんと着けるのか!?」

「すぐに戻れるんだよね!?」


 すぐにこういう声が馬車の中のあちらこちらから聞こえてきた。

 だがよく聞けば、非難はしているものの驚いた感じはあまりない。


 御者があっさり迷ったことを暴露したことからも、ひょっとするとそれなりの頻度で迷っているのかもしれない。


「えーっと・・・それで・・・お客様の中で、現在地が分かる方は居ませんか?」


 ああ・・・やっぱり・・・

 先程の馬車の前での反応からそんな気がしていた。


 御者が気まずそうに客席の中に助けを求めるが、当然、乗っている方は自分が今何処にいるかの正確な情報など持ち合わせていない。


 ただこの中にそういった”都合のいい”人物が居ないかと、周囲に目線を動かすだけだ。


 だがそんな人物はそうはいない。

 お互いにヒソヒソと相談はしてみるものの、現在地を特定する材料について何らかの情報をもたらす人物は一向に現れる気配はなかった。

 

 モニカが心配そうに外を見る。


 だが広大な草原と丘がひたすらどこまでも続く景色は、数時間前や・・・前の街へ向かう馬車の中で見たものとも、ほとんど相違点を見つけられないものだった。

 この感じ、どことなくモニカの家の周囲を思い起こさせる。

 その道の専門家でもなければ、今いる地点すら見失ってしまうあの感じだ。

 

 だが、その専門家であるモニカはこの周囲の地勢など全く知らないのであてにならない。


『仕方ないな、これは俺が出るしか無いか・・・』


 モニカに向かってそんな宣言をしながら、俺は脳内地図を広げる。


「・・・なんか、楽しそうだね」

『そりゃ、もちろん楽しいさ、せっかくアクリラまでの詳細な地図を作ったのに、今まで使ってこなかったからな』


 そう答えながら俺は詳細地図のこの馬車が本来通るべきだった道にマークをしていく。


 なるほど、確かにこれは気を抜けば迷いかねない。

 この地域はこの”国”の”事実上の端”でアクリラを南端に国土の本体から大きく飛び出すように、南に伸びている。


 なので東西に200km程度移動するだけで他の国に行けてしまうのだ。

 そのせいか東西南北に縦横無尽に小さな道のようなものが張り巡らされ、それを複雑に使いながら目的地に向かわなければならない。


 問題はどこでこの分岐を誤ったかだ。

 

 だがこれについては既に答えが出ている。

 俺の”完全記憶”の前では、何処を通ったのかなんて全てお見通しなのだ。

 具体的にはモニカの体にかかったGの方向から馬車の動きを地図上で再現するだけなのだが。


 その調査の結果、俺達の馬車は本来通る道の2つほど隣を並行に走っている道にいることが判明した。

 正しい道まで20kmほど道を外れたことになる。


ベルチャルシエラ、ちょっと」


 モニカがルシエラの服の袖口を引っ張る。

 見れば彼女もいつの間にか取り出していた、やたら精度の高そうな地図を見ているところだった。

 これはちょうどいい。


「今ここだって」


 そう言ってモニカが地図の今いる地点を指差す。

 だがその指は結構適当で、周りから見えないようにその指から俺がフロウを伸ばして正確な位置を示していた。


「ここでいいの?」


 ルシエラがモニカの目を通して俺を見ながら聞いてきた。


『ああ、あと、この道を真っすぐ行って1kmほど進めば、同じ目的地へ続くこの道に合流する』


 そして俺のその言葉をモニカがルシエラに伝え、ついでに俺がフロウの指先を動かして対策を教えた。

 

「うん、わかった・・・ちょっと行ってくるわ」


 ルシエラがそう言い残して立ち上がり、出入り口に立つ御者の方へと歩いていった。

 

 モニカにではなくルシエラに頼んだのは、単純にモニカのような小さな子どもが、そんなことをすれば目立つし信用もされなくて面倒くさいからだ。

 だが背も高く、なんでもできそうなルシエラならば相手も信用しやすいというものだ。


 そしてそれを証明するように、御者はすぐに納得したような顔になって客室から出ていき、馬車の前部の御者台へと戻っていった。

 そしてルシエラが隣に戻ってくると、すぐに”ガクン”という馬車が動き出す振動が伝わってきた。


「とりあえず、合流地点までの距離分は進んでみるって」


 ルシエラが話し合いの内容を報告してきた。

 どうやら、まだ少し半信半疑だが他に情報もないのでとりあえず進んでみることにした感じか。


 よかった。

 俺はナビには絶対の自信があるので、これで問題なく目的地の街にたどり着けるだろう。

 ここを越えれば、いよいよ次はアクリラまで直行便の高速馬車も出ている街に入れる。

 

 まだ道の状態は悪いが、ちゃんと進んでいるようだった。


「・・・よかったね」

『最初に止まった時は、どうしようかと思ったぜ』


 結局この道を真っ直ぐ進めばそれでよかったのだ。

 そう思うと世の中の問題なんて実は大した問題ではないのではないか、という気分になるから不思議だ。


 だが、俺は安心した所で妙な疑問が湧いてきた。


『なあ、なんでこの道使われなくなったと思う?』


 俺はそんなことが気になった。

 窓の外の景色をみる限り、ボロボロではあるがちゃんとした道だ。

 放置されずに手入れされていれば、街道としてちゃんと機能するだろう。


「・・・さあ、不便だったんじゃないの?」

『だがこっちの方が距離は近いぞ?』


 そう、正しい道が少し迂回するような形なのに対して、こちらはほぼ真っ直ぐなので距離的には近く直感的に進むことができる。

 途中に山などがあるのかと思ったが地図を見る限りそんな感じはしないし、実際の景色も小さな丘が連続しているが、傾斜も非常になだらかで道に勾配のようなものはない。


 普通に考えればこの道を破棄しようなどと考える要素は見当たらなかった。


「ねえ、ベルチャルシエラ、なんでこの道使わなくなったと思う?」

「ん? なんでだろうね・・・・」


 ルシエラも不思議そうに首を傾げる。

 彼女も思い至らないようだった。


 とりあえず可能性を挙げてみるとするか。


「道が使われなくなる理由って何か思いつく?」


 モニカが俺の言葉を伝える。

 

「うーん・・・・道が使えなくなるねー・・・・」


 ルシエラが眉間にしわを寄せて考え込む。


「山道・・・・ではないし、何かで塞がってる・・・ならどければいいし・・・・・あとは、そうね・・・」


 その時、ルシエラの顔が真剣なものに変わった。


「・・・何かに襲われやすいとか?」



 次の瞬間、馬車の中に不穏な空気が立ち込める。

 ルシエラの言葉が原因ではない。


 道の先に”不気味な物”が見えてきたのだ。

 

 それは何処の街にもある、中くらいの大きさの普通の馬車だった。

 

 だがその様子は普通ではない。

 荷台は乱暴に大きく荒らされて、人の姿はない。


 そして一層不気味なのは、本来なら馬や牛が繋がっている場所には真っ赤に染まった手綱。

 そしてそれにこびりつくように残った肉片と、おびただしい血の跡だった。


「ヒイッ!!!!???」


 前の方に座っていた年配の女性が、喉を潰したような悲鳴を上げ、他の乗客も顔面を蒼白にしながら絶句していた。


 馬車がその場で停止する。

 引いていた馬たちが恐怖で立ち止まってしまったのだ。


 さらに背後からも荷台の家畜たちが心配そうに動く気配が伝わってくる。


 そして・・・・


「・・・ロン」

『あいよ、なんかすげーのが近づいてきてるぞ』


 モニカが、また窓から身を乗り出して”その気配”がする方向を睨む。

 そこは小さな丘の向こう側でこちらからは直接見えない位置にあった。


 だが見えなくとも、その気配ははっきりと感じられる。


 モニカがさらに目を凝らすと、丘の輪郭の上に薄っすらと、まだら模様の物体が動く様子が見えた。

 

 そしてその物体は次第に丘の上にせり出し、徐々にその正体が明らかになり始める。


 だが、そのロープのような細長い姿が見えた時、俺の中に湧いてきたのは ”ああ・・・ゴーレムじゃない” という安心感だった。


「・・・なにあれ?」

『・・・ヘビだな・・・・それも、すげーでっかくて・・・あれ?』


 それは人間を一口で丸呑みにできるような大きなヘビの姿だった。

 だが、それでも丘の向こうに薄っすらと見える胴体と比べれば明らかに小さい。


 普通の蛇ではないのだろうか?


 そしてそんなことを考えていると、そのヘビと俺達の目があった・・・様な気がした。


 次の瞬間、明らかにヘビの表情が変わる。


 それまでは興味本位だったものが、今はもっと熱い感情・・・・怒りや恐怖、それと明確に俺達を”喰おう”という意思が含まれていた。


 そして、さらに丘の向こうでヘビの本体・・・・・が大きくうねり、そこから次々に巨大な大蛇の頭が伸びる。


 一体何本あるのか?


 驚いたことに、それらの頭は全て・・・・、一つの巨大な胴体から伸びていた。


「「「シューーーー・・・・・・」」」


 そして一斉に放たれる、蛇達の鳴き声。

 どうやらこれ全部合わせて”一匹”らしい・・・・


 ヒドラってやつだろうか?

 暴走した俺達が取った姿と違い、本当に幾つもの頭を持った巨大な蛇だった。


 そしてあまり嬉しくないことに、すべての首の目が馬車の窓から身を乗り出すモニカへと注がれていた。


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