二十二階
二十二階。
あなたは向日葵畑を進む。太陽を追い、追い疲れ、向日葵はみなうなだれている。
白日は容赦をしない。歪む日射を浴び続け、逃れられずに向日葵は老いる。
俯く向日葵とあなたの目があう。花芯の、洞の様な虚が、あなたを見下ろして沈黙する。
二十三階へ。
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