最終話 DreamChange!入れ替わった二人は永遠に結ばれた
とある日、二人は校舎裏の木の下にいた。去年そこで
偶然ぶつかってしまい、入れ替わってしまったのが
紫藤潤と新道夕子。
二人は同じクラスメイトだが、一度も話したことは
なかったが、どこかで互いに意識をしていたのだ。
どっちも誰かと話したりしないぼっちで、無意識に
互いを見ていたのかもしれない。
そして、この場所で二人は入れ替わった。しかも
二人はぶつかったのでくちづけをした事に
気づかなった。
だから最初は驚き戸惑っていた。
それでも二人は互いを理解し合おう事になり
徐々に打ち解けていた。
そうして二人は夕子の妹の翔子の力もあって
エッチもできるぐらいの仲になり、去年の冬
クリスマスに夕子から本当の告白をされ
紫藤はそれを受け入れた。
それからは本当に恋人同士になり、クラスにも
伝えて、からかわれるかと思ったが二人を
認めてくれて、どうにか学校でうまくやって
いけていた。
その後、二人はほぼ完全に互いになりきっていて
エッチする時も紫藤も気にせず自分から動いていた。
紫藤には家族はいないが、夕子の家族に紫藤も
受け入れられ、二人は結婚をする事になった。
そして――――
今、二人はこの木の下で口づけをした。すると
体が光り出し、少しするとその光も消えた。
すると、二人は元に戻っていた。
「戻ったな」
「うん。本当に戻ったね。潤」
「ああ。夕子」
二人は抱き合いキスをした。教室に帰り
二人は戻った事を皆に伝え、そこでを
くちづけをして皆から祝福された。
家に帰ってからは翔子に教え、紫藤が
元に戻ってからは初めてエッチをした。
でも、翔子は少し悲しさを感じていた。
もう、紫藤は姉と結婚してしまうので、これが
最後だとわかっていたが、最後まで迷っていた。
「先輩、本当は私も先輩と結婚したかったな」
「悪いかったな。俺もお前は嫌いじゃないが
やっぱりあいつの方が」
「わかってる。だから、これが最後、今日は
私だけを見てください」
「ああ」
夕子もこうなるとわかっているので
この日は翔子に紫藤を譲った。
――
そうして、二人は卒業し、大人になってから
結婚した。
式は学校で行い、教室でも二人を盛り上げて
この事はニュースにもなった。
それから数年後、二人に子供ができその
子供とあの木の下にやってきていた。
「ママ、この木何?」
「ここがね、私達の出会った場所よ。あなたが
生まれたのもこの木のおかげかもね」
「そうだな。ここは俺達の大事な場所だ」
「そうなんだ。じゃぁ私もこの学校に入る」
「あなたならできるわよ。そして、素敵な
出会いをして幸せになってね」
「この子ならなれるさ。俺らの子供だからな」
「ええ」
こうして二人は最後まで分かれる事なく
幸せな人生を送った。そして、その子供また。
DreamChange!ラブコメの定番はやっぱ入れ替わりでしょ? 凍夜 @megumix01
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