水円さんのページから辿って来ました。
感想だけ、書き込ませてください。
ガラリとリライトしましたね。
逞しい男の話から、繊細な感情の揺れる女性の話しに大変身で、これもまた面白いです。
連絡を受けたときの細かな描写に、病院へと向かう詳しい道筋に、リアルさが良く出ていてストーリーに引き込まれてしまいました。
三途の川での奥様との再会、目に見えるようでお父さんの心の揺れを感じます。「ここまで生きてくれば、いいのかなぁ」って、男はすぐ諦めてしまうかもしれませんね。
最後は「やっぱり出た、餃子だぁ!」(笑)
ですが、この餃子で命拾いして、ラストは親子の絆になっている。
うまいっ!と唸ってしまうオチでした。
面白かったです。
今度は戸松さんのオリジナル作品、読みに来ます。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
冒頭は『ファイト・クラブ』を知らないとなんのこっちゃわからないだろうなあと思いつつ通したので、そうした感想は嬉しいです。なら直せって話なんですが、そこにも意図というか作者なりの確信があるので……まあ、男ってしょうがないよなって話ですよね。
餃子は、原作のセンスのよさですよねえ。ちょっと脱力しちゃうというか。とりとめもない思索に冷や水を浴びせ、現実へと一気に引き戻すパワーワードだと思います。
リライトしてくださり、ありがとうございます。
ううむ。すごいですね。見事に骨太な人生ドラマになってる! あ、ちなみにもしわたしが川に落ちたら、そのままあの世です。泳げへん。(^^;;
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
骨太かはわかりませんが、自立心が芽生えはじめた娘の視点からなら原作をうまいこと相対化できる気がしました。父は父、わたしはわたしっていう。
最初は高校生くらいの設定だったんですが、それだと距離が開きすぎてしまうので、まだ完全には親離れしきれない年齢に設定し直しました。最後には餃子が原作との橋渡しをしてくれたように思います。「餃子と言えば浜松!」といきたかったところですが、南アルプスからは遠すぎたので舞台設定を東に寄せています。
自分もカナヅチなので確実に三途の川を渡ってしまいます。
リライト面白いなあ、と改めて思います!!
最初から引きこまれていきましたが、最後のところすごい好きです!
作者からの返信
ありがとうございます。
最後の一文は自分でも気に入っています。最近は割と適当にオチを決めがちなんですけど、あれは自分の中でも会心の一文だったな、と。