{第二十八話} 異世界で魔力が無限ってチートだなw

「村長さん、あの2人には何処に行ったらあえますか?」


「そんな、自殺行為ですよ!」


「大丈夫です」


「わかりました、何を考えているかわかりませんが...」

「あっちの方に古びた今は使われていない教会がありまして、そちらの方にいるかと...」


「わかりました、ありがとうございます」


「ショウ殿、私も行きます」


「アルギさんは、倒れた部下のそばにいてやってください」

「その方が、部下の2人も安心できます」


「わかりました、あきおつけて」


「はい!」


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 


「ミイ、ネラ、聞いてたか?」


「はい!」


「はい」

「ですが、作戦ってなんですか?」


「ああ、簡単だよw」

「サキュバスは魔力を男から吸い取るんだろ?」

「じゃあ、オレの魔力は?」


「無限...そういうことですか」


「そう!なずけて「そんなに魔力が欲しけりゃあ、好きなだけもっていけ!作戦!」」

「そうすれば、村の人からわざわざ魔力を吸う事はなくなるだろう」


「そうですね」


「それに、試したい事があるしw」


話をしながら歩いていると、古びた教会が見えてきた


「ここか...」


「あら?誰かと思えば、さっき村にいた子じゃない!」

「モニカ、さっきの少年のほうから会いに着てくれたわよ~」


「わざわざ、来てくれたなんて!」

「でも、その二人はだれでしょう?」


「はじめまして、僕は旅人のショウともうします」


「私はメイドのネラです、以後お見知りおきを」


「同じくメイドのミイです!よろしくお願いします!」


「あら、残念」

「私達、女からは魔力を吸わないのよね~」


「その点は心配なく」

「僕一人で2人を満足させる魔力をもっていますから」


「たしかに、魔力は多いみたいだけど...」

「私達を満足させられるかしら?うふふ」


「その自信ごと吸い取ってあげます」


2人に片手ずつつかまれ魔力を吸い出される


数分後...


「もう無理~」


「そこが見えない魔力量...」


「そんな、遠慮せずにw」

「好きなだけ、持っていってくださいよ~」


前半は2人に魔力を吸われていたが、後半はこっちのほうから2人に流していた。

しかも、前半に吸われていた倍以上の量と速度で後半は流していた。


「あれ?やりすぎた?」


2人は地面に倒れていた。


「マスター、限度という物がありますよ」


「まぁ、これで当分村の人から魔力を吸い取ることはないだろう」

「さて、村に帰るか」


2人がふらふらと立ち上がり、オレに抱きつく


「え?何?!」


「この魔力量なのにこんなに質がいい魔力を持つ人間...いや、少年は初めてですわ!」


「やっと見つけました!私のご主人様!」


「違うわ!私のご主人様よ!」


「独り占めはさせません!」


「じゃあ、私達のご主人様はどうかしら?」


「それなら、私の納得です」


「あの~2人とも...」


「あなたは今日から私達のご主人様です!」


「こんなかわいくて美人で完璧な私達に「ご主人様」なんて呼んでもらえるなんて、幸せものよね~」


「あの~拒否権は?」


「無いです!」「無いわ!」


「マジか...」


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 


村につくと、団長が駆け寄ってきた


「ショウ殿、よくぞご無事で」


「もう安心です、2人とも僕が抑えましたから」

「ほら、2人とも隠れてないで出てきて、村の皆さんに謝って」


「ごめんなさい...」


「すいませんでした...」


2人は村の人たちに頭を下げる


「しかし、ショウ殿...どうやって」


「僕はなにもw魔力を好きなだけ吸わせてあげただけですよw」

「そしたら、なんか気に入られちゃったみたいでw」

「それで2人とも僕の眷族というか下僕というかw」


「しかし、まだ数人の村の者が倒れたままで...」

「かろうじて生きている状態でして...」


「わかりました、僕が回復させましょう」

「僕の者がした事なので」


男達のところにいき魔力を流し回復させる


「ん...生きているのか...オレ?」


「もう大丈夫です、2人とも僕がよく言い聞かせますから」

「ほら、2人とも」


「ごめんなさい...」


「すいませんでした...」


村長が駆け寄ってきた

「ありがとうございます、昼食でも食べたいってください」


「もうそんな時間か...」


「アルギさん、僕は大丈夫ですよ」


「そうですか、ではいただこう」


「君達はどうするの?」


「私達は大丈夫よ」


「何かあったら呼んでくださいね」


「呼ばれなくても行くけどねw」


そういうと紫色の扉が現れ、その中へ消えていった


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 


「ごちそうさまでした」

「さて、そろそろ行きますか?アルギさん」


「そうですな」


村の人に手をふり車に乗り込む


「それにしても早いな、クルマというのは」


「そうですね」


「王に頼んで騎士団に入れてもらおうかな...」


「たかいですよw」


「いくらぐらいなんだ?」


「いくらぐらいなんだ?ネラ?」

小声で聞く


「1千万ゴルくらいかと」


「そんなにするのか?」


「ええ、京一様が異世界使用に改造していますたから」


「あ~こだわりそうだもんな~」


「いくらなんだ?」


「1千万ゴルくらいですかね~」


「そんなにするのか?!」


「ええ、まぁw」

「結構高価な材料を大量に使ってますからね~w」


そんな話をしていると大きな町が見えてきた


「ショウ殿、あれが王都です」


「大きいですね~」


「ここら辺で一番大きな王国だからな」


「帝国ってヤツですね」


門の前に兵が立っている


「貴様!何だそれは!」


「門番ご苦労!彼は私の友人だ、危険はない」


「これは、騎士団長殿!ご苦労様です!」


「お前、通っていいぞ」


「ありがとうございます」


門をくぐり中に入ると、大きくにぎやかで活気がある町並みが


「ではショウ殿、騎士団本部までおねがいする」


「はい、道案内をおねがいします」


しばらく街中を走っていると騎士たちが集まっているところが見えてきた


「ショウ殿、ここが本部です」

「そこでとめてください」


「はい」


車を停め車から降りると騎士たちが集まってきた


「団長!おかえりなさい!よくご無事で!」

「この少年は...?」


「私をここまで運んでくれた友人だ」


「どうも、ショウと申します」


「ああ、よろしくな!団長の友人なら安心だ!」


「あの~...アルギさん、車を停めておける場所は無いですか?」


「あそこの隅のほうならあいてるからそこに」


「ありがとうございます」

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