{第十二話} 扉のその先には...
「では、開けますか!」
扉に手をかける。
「ん?んん?」
扉を越えた先は家の玄関だった。
「おー、俺の家より広い!」
靴をぬぎ廊下の入ってすぐ右の部屋に行くが、使われた形跡がなかった。
「ここはリビングか...おっ?」
机の上に一枚のメモが。
「今日からここは君の家だ 好きに使ってくれ 京一」
そう書いてあった。
「マジか!」
「テレビもエアコンもキッチンもある!」
廊下にでる。
「二階もあるのか」
階段を上がると目の前に部屋が。
「ん?この部屋は...」
扉をあける。
「おっ!PCもある!」
電源を付ける。
「さーて、スペックは...」
「まずOSは...ウエンドウズ7か...オレの低スぺPCと一緒だな」
「CPUは...イントルのコアi5か...オレの(ry」
「メモリーは32GBか...なかなか...オレ(ry」
「グラボはよくわからんw」
「SSDは500GB、HDDは3TB...え?3?TB?」
「ファンもしっかりしている」
「USBも2.0と3.0がそれぞれ二つ」
「これ位しか俺にはわからんw」
「しかし、ものすごい高スペックなのは分かる」
「ん?んん?ネットにつながらない?!」
「...」
無言でPCの電源を切った。
「次は...テレビ!」
「なに?!4Kだっと?!これもなかなか...」
「ビデオデッキもついてるブルーレイ対応か...」
「ん?デッキが一つにしてはHDMIの数が...」
「これがこうきて...お、これはこれは...HDMIの変換機、そのうち一本が三色線の変換機やらなんやら」
「そしてその先にゲーム機がたくさん!」
「えっと、エフコンにスーパーエフコン、ゲームボックス、63、Bii、BiiU、ソイッチか安天堂のゲームは大体そろってるな」
「お、こっちにはPFにPF2,3,4全部ある」
「ソフトも一通りある...」
「でも、コードがえらいことにめちゃくちゃだw」
「エアコンもある...ここにも本棚が」
そこには有名所のマンガとラノベが。
「おお、良いチョイスだ!」
「ここ、俺の部屋!決定事項だ!」
一階に下がる。
「で、こっちの部屋は」
扉をあける。
「こっちも部屋か家具も一通りそろっているな...次!」
「ここも同じか...」
「ここも...」
「そしてこっちはトイレね」
「そうだ、冷蔵庫とかはあるのかなー」
スキップしながらリビングのキッチンへと向かう。
「お、あるじゃん!それに電子レンジ、トースターふむふむ」
「マジかIHじゃないか!しかもシステムキッチン、食器洗い機つき!」
「なにか忘れているような...あ、ネラは?」
「ここに居ます」
「え?ずっと俺の後ろに?」
「はい」
「ものすごいテンションの上がりようでしたね」
「すいません...」
「私が一緒にいることをわすれるくらい」
「大変申し訳ない...」
「気にしなくても良いです」
「で、ここはどこ?」
「わかりません...私も知らされていませんでしたから」
「なるほど...じゃぁ、外に出てみるか」
「はい」
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