5 どうして?

編集に何か言われたのですか?あの本の続編が連載されるなんて僕は聞いていません。二人が主人公なんだから、まず僕に原稿を送るべきなんじゃないですか?もし、出版社に脅されているのなら、僕を頼ってください。僕は二人の愛のためならどんなことだって出来ます。僕を頼ってください。執筆で忙しいことは分かります。次の原稿を送るための返信用の封筒を入れました。使ってください。切手も貼っていますし住所も書いています。あなたはただ、そこに原稿を入れて、家を出て右の角にあるポストに入れてくれるだけでいいんです。あのときのように、僕が下読みをしてあげます。僕側の視点の補足情報が必要ならいつでも取材を受けます。君の訪問ならいつでも大歓迎です。

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