二次選考通過、おめでとう。どうしても伝えたくてまた筆を取りました。本屋で君の名前を見つけたときの僕の喜びようと言ったら、君に見せてあげたいほどです。ところで前に送った手紙が一度こちらへ帰ってきてしまったので、今回の手紙に同封します。一緒に読んでくれるとうれしいです。前の手紙と今回の手紙の間に、引っ越した君からの手紙が来ると思っていたのですが、すれ違いになっていたらごめんなさい。執筆が忙しいのだろうとは思います。返事はいつでもいいですよ。僕はこうして君に手紙を書けるだけで満足なのです。君の書いた作品が評価されること、それが僕を喜ばせる。そんなことを君に伝えられたらいいなといつも思っています。