2 嬉しいニュースをありがとう

前略、長い雨が続きますが君は今また、執筆に励んでいるのでしょうか。雨の日は内省的になって執筆が捗るんだ、なんてまた君のことを思い出します。雨が降る度に君を思い出すなんてなかなか厄介なものですね。君はまだ、僕に手紙をくれません。この雨が、手紙を書く君の手が捗るようにしてくれれば、なんて思います。いつでもいいです。待っています。それから、一次選考の通過、おめでとう。あの内容ならきっと一次選考通過は当たり前だと思っていました。ここから先は僕の関与するところではないのですが、雑誌で君の名前を見つけられたらうれしいな、と思います。もちろん手紙で知らせてくれたっていいのですが、そんなのは僕の甘えでしょうか。

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