016 / 揺れ動く想い

《中等部三年生 十二月》


※ 前回のあらすじ


 三大勢力統一に向けて交渉が難航する中、しろあきらは『集会』にて束の間の休息を楽しんだ。ゆっくりとだが着実に変わりゆくアイオライトを、謎の多い先輩——すみは楽しそうに眺めている。


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 十二月のとある休日の午後。

 しろあきらは旧『シルバー』が管理していた『倉庫跡』に来ていた。


 日曜日ということもあり、本日は私服である。

 英字が印刷された黒のパーカーとジーパン。上着として青色のダウンを羽織り、少しくたびれたブラウンの革靴を履いている。商業地区マーケットに遊びに行く時に着る定番の組み合わせだ。デザインや色合いといったファッション性よりも、ポケットの場所や洗い易さといった機能面に興味を持つため、着こなしに自信がある訳ではない。それでも190cmに迫ろうという長身痩躯のおかげで、適当な格好でもそこそこ様になっていた。


 壊れた自動販売機と長細い箱型ボックスタイプの灰受けが放置された休憩所跡。トラック搬入口の端に用意された場所で、錆びた青いベンチに座った御代は腕時計に視線を落とす。しきもとはるとの待ち合わせまでは少しだけ余裕があった。携帯端末で刻印術式に関する情報を検索しながら時間を潰していく。

 

「あれ、アキラ君じゃない」


 としもりが発表した最新情報を流し読みしていると、守衛の詰所の横にある門を抜けてきたすみがにこやかな表情で手を振って近づいて来た。

 暗い色のショートカットに溌剌さを感じさせる顔立ち。一本の芯が通ったような佇まいと女性らしいふくよかな体付きは、瑞々みずみずしく実った果実を想起させた。羽織っているのはグレーのチェスターコートだ。黒っぽいセーターに青いロングスカート、履いているのは紺色のスニーカー。首元を隠すふんわりとしたダークグリーンのストールが、上流階級の若奥様のような落ち着いた雰囲気を演出していた。


「珍しいですね、日曜日に来るなんて。土曜日の集会後はみんな来ないのに」

「ショージュン君に呼ばれちゃってね、何か話があるんだって」

「へぇー……あ、もしかして浮気ですか?」

「違うよ、私は恭介君に一途だからさ」


 御代のからかいに対して、佳純は顔色一つ変えず笑顔のまま返した。動揺した気配は微塵も感じない。


 ――名字は秘密ね、知らない方が身のためだから。


 ふと、佳純の自己紹介を思い出す。

 名字を秘密にしたいという事は、本家か分家関係者という事になるのだろうか。アイオライトの創設メンバーということ以外で佳純という生徒に関する情報は一切持っていない。色々と謎の多い先輩だった。


「そういうアキラ君は? 誰かを待ってるって感じかな?」

「はい、ハルと待ち合わせを……って、別に深い意味はないですよ。工房ラボでハルの界力武装カイドアーツを調整するだけですし」

「へぇー」


 細長い指を唇に添えた佳純は、楽しそうに両目を細めて、

 

「周りに人のいない投棄地区ゲットーの、狭い工房ラボの中で、二人きり……ねえ」

「意趣返しのつもりですか? 残念ながら、俺とハルはそんな関係じゃないですよ」

「……なるほど、これはハルちゃんも苦労しそうだ」


 うんうん、と佳純は一人で頷いて納得している様子だった。暗い色のショートカットが小さく揺れている。


「先輩こそ、ショージュンとはよく会っているんですか?」

「うーん、どうだろ。用があったら会うくらいだし、そんな頻繁でもないと思うよ」

「どんな用なんですか?」

「寺嶋家との交渉とか、アイオライトの今後とか、色々かな」


 どこか的を得ない答えだった。輪郭をなぞっただけで、本質には触れようとしない。どうやって赤ちゃんができるのか聞かれて答えを誤魔化す母親のようだ。


「あ、ショージュン君だ」


 おーい、と佳純が手を振って歩いて来たとうごうしょうじゅんに呼び掛ける。

 品のある顔立ちに垂れる長めの黒髪に、鋭い光が溶けた紫水晶アメジストの瞳。着ているのはベルトの装飾が施された光沢ツヤのある黒いロングコートで、今日は赤いマフラーを巻いていた。相変わらず投棄地区ゲットーには似合わない値が張りそうな服装である。


「なんだ、アキラも来ていたのか」


 佳純に会釈してから、藤郷が意外そうな視線を寄越してきた。


「ああ、ハルとの待ち合わせでな」

「相変わらず仲が良いな、二人は。俺と佳純先輩で倉庫の会議室を使うつもりなんだけど、問題はないか?」

「大丈夫だ、俺達は投棄地区ゲットーの端にある工房ラボに行く予定だから」

工房ラボ? ……アキラが、見つけたのか?」

「偶然な。古びちゃいるけど、少し前まで誰かが使っていたのか思った以上に綺麗なモンだぜ。電気だって通ってるし、設備だって生きている。あそこでアクディートを改造したから、前の賭け試合で岩石野郎に勝てたんだよ」


 誇らしげに語っていると、何故か藤郷の表情が曇っていった。それはまるで、知られたらまずい秘密が親にバレそうになった子どものような――


「ショージュン君」

「……すいません、先輩。悪いなアキラ、実はあんまり時間がないんだ。工房ラボには興味があるからまた今度案内してくれ」

「ああ、解った」


 早足で倉庫の中へと入っていく二人の背中を、御代はじっと見詰めてしまう。何か隠し事をされているような気がして、少しだけ胸がざわついた。


 それから少し待つと、しきもとはるが息を切らしてやって来た。


「ごめん、遅れたっ!」


 赤っぽいタートルネックのセーターに黒いタイトデニム。羽織っているのはこの前と同じく淡い白色のトレンチコートである。首元では銀色のネックレスが冬の陽射しを受けてキラリと輝き、細い腕にはオレンジのポーチが掛けられていた。

 相当慌てて来たのだろう。頬は薄く上気して赤く、セットしていたであろう明るい色のクセ毛は風で乱れていた。敷本は視線を泳がして、照れを誤魔化すようにいそいそと前髪を直しながら、


「少し準備に手間取っちゃってさ……えーと、待った?」

「大丈夫だよ、気にすんな」


 錆びた青いベンチから立ち上がり、得意げに片頬を持ち上げた。


「さあ行こうか、注文の品はきっちり完成してるぜ」



        ×    ×    ×



 しろあきらしきもとはるが向かったのは、倉庫跡から歩いて約十五分の『工房ラボ』だった。界力武装カイドアーツを製造するために必要な設備が用意された作業場のことである。


 冬の空気に冷やされた森の中に姿を見せた小さな木造建築。小屋というよりも納屋といった方が正確かもしれない。丸太を組み合わせて壁と屋根を作っただけと手作り感満載なのだが、触れてみれば造りがしっかりしていることはすぐに解る。御代が定期的に来て管理しているおかげで廃墟感は一切なかった。


「どうぞ、狭いけど綺麗に整理はしてあるぜ」

「お、お邪魔します」


 ガラガラと立て付けの悪い木製引き戸を開け、御代と敷本は工房ラボの中へ入っていく。

 薄暗い室内。採光用の天窓から薄い陽射しは入り込んでいるが、森の木々に阻まれているせいか光量は少なかった。塗装が取れて剥き出しになった木材の表面はギザギザと削れており、壁や調度品を素手で触れると怪我をしそうだ。


 入口近くにあったスイッチを操作して、天井に吊された裸電球を点灯させる。


 部屋の中央には木造のテーブルが置かれ、壁際には界力武装カイドアーツ用の部品や工具が入れられた棚がいくつも置かれている。中等部の選択科目にある『技術』で使う特別教室に雰囲気は似ているか。屋外と気温が変わらないせいで上着を脱ぐ気にはなれなかった。


「座って待っていてくれ」


 引き戸を閉めると、外の音が聞こえなくなって一気に静かになる。


 ビクッ、と敷本が肩を縮めた。


「……ハル?」

「ううん、なんでもないよ! 気にしないで!」


 ぶんぶん、と敷本が勢いよく首を振っていた。

 首を傾げながらも、御代は棚に置いておいた敷本小春の界力武装カイドアーツ柄付き銀鎖シルバーウィップ』を取るために手を伸ば――


 ジクッ、と。

 脳が疼いた。


 既視感デジャビュ

 輪郭を持たない曖昧な幻影が視界に重なる。胸を衝くのは言葉にならない程の焦燥感。だが、その正体を知る前に違和感は霧散してしまった。


「……アキラ?」

「悪い、なんでもねぇ」


 脳に残った違和感を振り払い、柄に巻き付けた状態で保管しておいた二本の鎖を木製テーブルまで持って行く。


「これが……ウチの新しい界力武装カイドアーツ?」

「ああ、見た目は殆ど変わってねぇけどな。機能を増やしたというよりは、術式の精度を高めたって感じかな。雑な大量生産の弊害で術式に残っていた脆弱性を排除したんだ」


 言いながら、御代は精密ドライバーを使って『柄付き銀鎖シルバーウィップ』の柄の外装を外し、細かな部品が整然と詰められた内部を見せた。素人のハルからすれば、携帯端末を分解してディスプレイの内側を見るような感覚になるかもしれない。

 界力武装カイドアーツには『基盤キャンバス』と呼ばれる部品が使われている。電化製品の基盤と見た目は似ていた。原則として、刻印術式は術者の意識から外れてしまえば効力を失う。それでは界力武装カイドアーツとして機能しないため、基板キャンバスには術式を保管するための仕組みシステムが備わっていた。


「ハル、前に俺と戦った時の事を覚えているか?」

「うん。アスファルトの破片を巻き込んじゃって、急に鎖が動かなくなったから負けちゃったんだよね?」

「そう。前にも説明したが、あれは刻印されていた術式のレベルが低くて小さな変化イレギュラーに対応できなかった事が原因だ。難しい術式だと腕の悪い職人アーティストが刻印できなくて大量生産に向かねぇから、どうしても弱点がそのまま残っちまう。だから、まずは術式を刻印し直しておいた」


 基板キャンバスには界力石クォーツと呼ばれるの結晶体が嵌め込まれている。術式情報を保管する機能があり、様々な方式で術式構築時に利用されていた。職人アーティストは注文通りの界力武装カイドアーツを仕上げるために、専用の工具を使って界力石クォーツに術式を刻印し、それらを効率良く繋げていくのだ。


「何か新しく機能も追加してくれたの?」

「少しはな。本当は色々と変更したかったんだが、基板キャンバスの面積は有限だし、界力石クォーツの容量にだって限界がある。今の俺の腕じゃ脆弱性を排除するだけで界力石クォーツの容量を殆ど使っちまったから、大きな変更を施せなかった」

「だったらさ、界力石クォーツの数を増やせば、もっといっぱい術式を刻印できるんじゃないの?」

「それも一つの方法だが、あんまりオススメはしねぇな。『柄付き銀鎖シルバーウィップ』は一撃重視じゃなくて、手数の多さで相手を翻弄するタイプだ。界力武装カイドアーツの発動には、基板キャンバスに嵌め込まれた界力石クォーツ全てに界力を流し込む必要がある。界力石クォーツの数が増えた分だけ使用者の負担は大きくなっていくから、燃費を気にするハルの界力武装カイドアーツには向かねぇと思うぞ」


 術式の難易度が上がっていくほど、少ない容量で大量の情報を刻印できる。職人アーティストが扱える術式の種類は実力カラーに依存しない。故に、限られた空間に効率良く術式を配置していくセンスと知識こそ、職人アーティストに求められる本当の資質なのだ。

 

「色んな術式が使いたいなら、基板キャンバスが入っているを交換できるようにするって方法もあるな。俺のアクディートの弾倉カートリッジみたいなもんだよ。別々の術式を刻印した柄を用意しておいて、状況に応じて付け替えるんだ。戦術の幅は広がるだろうけど費用がな……そもそも汎用品を改造してるし、そういう基板キャンバスにはなってねぇんだ。本気でやるならかなり時間が掛かるけど?」

「そ、そこまでしてもらわなくても大丈夫! 言ってみただけだし!」


 慌てて首を横に振った敷本は、興味深そうに鎖の柄に触りながら、


「アキラはすごいね、まだ中等部三年なのに色々知ってるし。これだけ創れるなら将来は本土で職人アーティストになれるんじゃない?」

「少し前までは本気で目指していたよ……諦めちまったけどさ。界術師の腐った世界じゃ、一般生徒である俺がどれだけ優れた作品を作ったとしても正当に評価される事はねぇからな。まあでも、界力武装カイドアーツを創る事自体は好きなんだよ。コンテストとかで賞を取るとか、誰かのためとかじゃなくて、俺は自分自身が満足できる作品を創りたいんだ」


 無駄だと思う事にはなるべく時間を掛けたくない。

 効率的な生き方を信条とする御代は、界術師の世界の理不尽と戦う道を選択できなかった。だからこそ、自己満足を突き詰める事で心に空いた穴を埋めようとした。他人からすれば、何も生産性のない行為に見えていると知っていても。


「じゃあさ、どうしてウチの固有武装ユニークアーツを創ってくれたの?」

「それは……、」


 視線を逸らして、照れを隠すようにボリボリと頬を掻く。


「実はこの前さ、投棄地区ゲットーの森の中でハルが一人で界力術の練習をしてるのを見たんだ。すげぇ真剣な顔で柄付き銀鎖シルバーウィップを使ってたからさ、俺も職人アーティストとして力を貸したくなったんだよ」

「み、みみみ見てたのっ!?」


 身を乗り出した敷本が、隠しておいたプレゼントの存在をばらされたような顔になって、


「どうして言ってくれなかったの!? 変な声出してたはずだし、下手くそだったはずだし、そもそもダサいジャージだったし……見てるなら見てるって言ってよもうっ!!」

「わ、悪かった。でも声を掛けられなかったんだよ……その、れてたから」


 顔に熱が溜まっていくのを自覚しながらも、ぎこちなく頬を持ち上げてみる。


「俺は諦めた側の人間だからさ、諦めずに立ち向かっていくハルの姿が眩しく見えたんだ。ハルが何を目指して頑張ってるかは知らねぇけどさ、それを諦めて欲しくねぇんだよ。そう思ったら、自然と言葉が口に出てた」

「……、」


 きょとん、と敷本が処理不良を起こした電子機器のようにフリーズした。数秒後、ぼふっ!! と唐突に湯気を立てて顔が真っ赤に色付く。


「えとっ、あの……そのでもっ!」


 視線を盛大に泳がし、あたふたと両手を振る。それでも溢れ出した感情を制御できなかったのか、きゅーっと鉄板の上で焼かれたイカのように小さく萎んでいった。


「……ずるいよ、アキラは」

「ずるい?」

「そう! ずるいの、すっっっごくずるいっ!! いっつも急に踏み込んできて、何でもないって顔して手を差し伸べるんだ!! こっちの気も知らないくせに!! ウチがどれだけ悩んでいるかなんて気付いていないのに!! ――でも、」


 敷本の顔に満面の笑みが咲き乱れる。木漏れ日のように暖かく、羽毛のように柔らかい光が、優しげな瞳に差し込んだ。


「うん、決めた! もうこの気持ちは変わらない!!」

「決めたって……何を?」

「ナイショ!!」


 にしし、と敷本はイタズラっぽくくぼを浮かべた。


「……? まあ、頑張ってくれ。俺は応援してるからさ」

「ふンすッ!」

「痛ぁっ!?」


 アイスピックが如く尖った敷本の右手が脇腹に炸裂する。


「なにすんだよハル!」

「さすがに今のは少しイラッとしたのっ!」


 ぷいっと顎のラインを反るように首を逸らした。唇を尖らせて仏頂面を浮かべている。理解できない御代はただ首を捻る事しかできなかった。


「なんかよく解らんねぇけど、最後にハルが界力武装カイドアーツの名前を決めてくれないか?」

「……名前?」

「ああ。固有武装ユニークアーツには所有者か製作者が名前を付ける事になってるんだ。オリジナルなのに汎用品と同じ名前じゃ変だろ?」

「それもそっか。ちなみに、アキラの界力武装カイドアーツ……アクディートだっけ? どういう意味なの?」

「ああ、それは――」


 言葉が、止まってしまった。

 思い出せないのだ、どうして『アクディート』という名前を付けたのか。


「あれ、なんでだ? 確か、


 ジクリ、と脳の記憶を司る部分が炙られるような感覚。それは最近よく味わう既視感デジャビュに似ていた。誰かに早く思い出せと急かされているような焦燥感で胸が詰まる。


「名前って、今決めないとダメなの?」

「絶対って訳じゃねぇけど、ここで言ってもらえると助かるな。めい基盤キャンバス界力石クォーツに入力しねぇと、本当の意味で完成したって事にはならねぇからさ」

「入力……?」

界力石クォーツには術式と別に文字を書き込む事ができるんだよ。汎用品でも製造メーカーとか製作日時とか書き込んであるはずだぞ。ほら、絵画とかで裏側に画家がサインしたりするだろ? あれと同じだと思ってくれ」


 敷本が知らないのも無理はないかもしれない。界力石クォーツに文字を書き込む技術は戦闘に直結しないため、職人アーティスト以外だと教わらない可能性がある。また界力石クォーツに書き込まれた文字を読み取れるのは、刻印術式を方式とする界術師だけだった。


「でも名前かー、そんなの急に言われても」

「何でもいいんだ、ハルがぱっと思い付いたもので」

「そんな事を言って……あ、」


 何かを思い付いたように目を見開いた敷本は、少し恥ずかしそうな声で、


「じゃ、じゃあ……『ヴィントーク』で」

「ヴィントーク? 何語?」

「な、何語でもいいじゃん! ほら、早く入力して!」


 顔を真っ赤に染めた敷本に急かされて、御代は首を傾げたまま基盤キャンバスに嵌め込まれた界力石クォーツに触れて、名前を書き込んでいく。本当は『ヴィントーク』という単語の意味を聞きたかったが、当の本人が満足しているのだから気にしない事にした。


「ありがと、アキラ!」


 敷本は幸せそうな顔でそう告げたのだった。

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