「はっきり解った……ここはもう、俺の居場所じゃねぇ！」

　御（み）代（しろ）僚（あきら）は界力武装（カイドアーツ）の銃口を藤（とう）郷（ごう）将（しょう）潤（じゅん）に向けて告げた。

　様々な理由で学校から管理されなくなった土地や建物の総称――投棄地区（ゲットー）。

　真面目な一般生徒が絶対に近寄らない地区。学園の掃き溜めと言われても仕方がないような場所に出入りしていた御代僚は、そこで出会った仲間と楽しい日々を過ごしていた。

　誰から何を言われても関係ない。ここで手に入れた繋がりは――居場所は本物なのだから。

　胸の中にあるのは大人になっても額縁に入れて飾っておきたいような眩しい思い出。そんな時がずっと続いていくものだと無邪気に信じていた。

　だけど、時間は残酷にも過ぎていく。

　薄れゆく思い出と、迫り来る現実。暗躍する怪しい影に、歪んでいく人間関係。様々な想いと事情が交錯し、瞳に映る光景はその色を変えていった。

　もう昔のままではいられない。

　変化していく居場所の中で、御代僚が下した選択とは――!?

『メソロジア』シリーズ第三弾！　学園異能バトルアクション！

　本当の『居場所』を求める少年の戦いが始まる。

　第2章　投棄地区（ゲットー）騒乱編

　2018年10月頃より投稿開始予定！！

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