第15話 待ち合わせ

 ※前回のあらすじ


 きりさわなおとの訓練を経て、かみやなぎたかすみは自分が力を付け始めていることを実感し始める。二週間後の学内合同トライアウトに向けて着実に自信を付けつつあった。霧沢直也もクラスに馴染みつつあり、全て順調そうに見える。


 だが、そこにもりしたしゅんの姿はなかった。


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 金曜日の放課後、午後六時。

 上柳高澄との界力術訓練を終えた後、霧沢直也はモノレールに乗ってラクニル南部に広がる商業地区マーケットへと移動していた。


 しらづめひょうから連絡が来たのだ。違法薬物に関する事件に進展があったと。

 よって、本日も夜な夜なラクニルの平和と特殊任務遂行班の設立の為に暗躍するのである。


「……気持ち悪い」


 またもやモノレールに酔ったらしい。軽い吐き気に顔を顰めながらも階段を降りて、霧沢は駅から外に出る。


 すでに辺りは薄暗い。

 街灯は明るいオレンジ色に輝いており、夜の闇に沈みつつある景色に彩りを添えていた。これから飲み会に行くのか、スーツ姿のサラリーマンの足取りは軽い。駅のロータリーには送迎用のタクシーが何台も駐まっていた。


 四月も中旬に差し掛かったが、この時間になればブレザーだけでは少し肌寒い。もう少し着込めば良かったと思いながら合流地点である大手コンビニチェーンへと向かった。


「……って、なんでそんなに満喫してるんだ?」


 コンビニのイートインの一角。

 サイドに垂らしたショートカットには雪の結晶模した髪飾り、首元には革製の赤いチョーカー。初等部の生徒と言われても信じられるほど全体的に小柄な体躯を中等部の制服に包んだ少女――白詰氷華は満足そうな笑みを浮かべてシュークリームを頬張っていた。


「ふぇんふぁい、おふぉいですよ」

「食べてから」

「……っ、先輩、遅いですよ」

「まだ集合時間の十分前だ。白詰が早いんだよ」

「そりゃそうですよ、コンビニに来られるタイミングはそうないですからね。行ける時に満喫しておかないと損です。それにこういう甘い系のスイーツは校区の購買だとすぐに売り切れますし。需要に対して供給が足りてないんですよ、まったく」


 文句を言いながら、白詰は次のシュークリームの袋を開けた。

 机の上には順番を待つように他にもお菓子やスイーツが置かれている。

 

 第一校区に限った話ではなく、ラクニルの各校区にコンビニは存在しない。


 食品など必要なものは各校区のモノレール駅近くにあるショッピングモールやその他商店で揃えることになる。また完全下校時刻である午後七時を過ぎた場合の救済措置として、生徒寮やマンションの近くにある購買所は午後九時まで開いており、文房具や掃除道具などの簡単なものを買う事ができた。


「だけど、どうして校区にコンビニが出店しないんだ? どう考えてもあった方が便利だと思うけど」

「多様化するサービスや商品に学校の制度の変更が追い付かないから、だそうですよ。この辺りを管理しているのは全て『統括議会セントラル』です。彼らが首を縦に振らない限りは制度も校則も変わることはありません。変な話ですよね、商業地区マーケットに行けばこうして普通にコンビニを利用できるのに」

「なんだよ、いやに否定的だな」

「そりゃそうですよ、この学校は不公平ばかりですからね」


 白詰はパックのジュースをストローで啜ってから、


「ラクニルは界術師の学園です、界術師としての能力――言い換えれば実力カラーで成績や進路がほぼ決まってしまいます。実力カラーは先天的なもので、実際のところどうすれば上昇するか分かっていないんです。そんな曖昧な指標で全てが決まる環境なんて理不尽ですよ」


 青、緑、黄、橙、赤、紫、黒の順で界術師の力を示す実力カラー


 界術師として一人前とされるのは橙色以上だが全体の三割程度しかいない。実力カラーが上がっていくにつれて界術師の数は減っていくが、中でも特殊なのが黒色である。なにせ、全界術師の中でたった十人しか存在していないのだから。


 彼らはそれぞれ『表の五本指ライト・ファイブ』と『裏の五本指レフト・ファイブ』と呼ばれている。


 表と裏の違いは、その存在が一般に周知されているか否か。

 かみやなぎたかすみなどの表の世界の住人は裏の五本指レフト・ファイブの存在は絶対に知らない。六家界術師連盟やしょうが情報を隠しているからだ。逆に言えば、裏の五本指レフト・ファイブの存在を知っていれば裏社会にある程度は精通していると言える。


 白詰は半分になったシュークリームを頬張ってから、


「まだ時間がありますね。先輩も何か買ってきたらどうですか? 今日は長引きそうですし、夕飯を食べるのも遅くなりますよ」

「そうさせてもらうよ。あと、ほっぺにクリームが付いてるぞ」

「っ!?」


 慌てて頬を手の甲で拭った白詰はべったりと付いた白いクリームを見て赤面し、隠すように小さな口で舐め取った。凪いだ水面のように静かな瞳に苛立ちの色を浮かべて霧沢を睨み付ける。


 逃げるように霧沢はイートインから出て売り場へと向かった。


 夕飯を食べる暇がないという話であり、腹持ちの良いものを選んでいく。おにぎりとペットボトルを持ってレジへ向かった。ホットフードのチキンを購入して白詰の待つイートインへと戻っていく。


「せ、せせせ先輩!? それって、まさか……!!」

「ん? このチキンがどうかしたのか?」

「ちょ、超激辛クリムゾンチキンじゃないですか! どうしてそんなものを買ってしまったんですか!!」


 血相を変えた白詰がバンと机を叩いて詰め寄った。

 その物言いに驚きながらも、霧沢はチキンを取り出して付属の粉末調味料を掛けていく。黄金色の衣が赤く彩られていった。


「俺は辛いものが好きなんだ。問題はないだろ?」

「問題あります! 知らないんですか! そのチキン、余りにも辛すぎて一部地域では発売中止にまでなってるんですよ!! ……って、ああ!! なんで更に粉末をかけちゃってるんですか!! それが辛さの元凶なのに!!」

「知ってるよ、だから少し多めにもらってきたんだ」

「き、気は確かですか! どこかに頭をぶつけちゃったんですか!!」


 酷い言われようだった。

 白詰の忠告には全く耳を貸さず、真っ赤な粉末が大量に振りかけられたチキンを口へと運ぶ。カリッと揚げたての衣が口の中で弾け、肉汁が舌の上で踊り撥ねる。後からやって来るピリピリとした辛味の刺激が心地良い。全体的に、大変な美味であった。


「先輩、飲み物です!! は、早く飲んでくださいっ!!」


 目の色を変えた白詰がペットボトルの蓋を開けて勢いよく差し出してきた。余程辛いと思っているのだろうか、表情は真剣そのものだ。


「……だ、大丈夫なんですか?」

「普通に美味しいけど」


 霧沢は更にもう一口チキンへと囓り付く。しかし、白詰の表情から不安そうな色が消えることはなかった。


「そんなに心配なら、白詰も食べてみるか?」

「い、いらないですよ! だって、それじゃあ、せ、先輩と……」

「食べかけなのを気にしてるのか? 大丈夫だ、そういうの俺は気にしないから」

「そういう甘ったるい話をしてるんじゃないです! そもそもそのチキン辛いですし!」


 顔を真っ赤にしながら、白詰はぶんぶんと首を横に振った。



      ×   ×   ×



 駅前のコンビニで腹ごしらえをした後、霧沢直也と白詰氷華はタクシーで目的地まで移動した。


「先輩、本当に乗り物に酔い易いんですね」

「……悪い、少し休めば治るから」


 霧沢は歩道に設置された花壇に座り込む。傍らには訓練刀が入った長細い巾着袋が置かれていた。


 ここはオフィス街だろうか。

 背の高いビルがひしめいており、スーツを着た大人が周りをせわしなく歩いている。すでに時刻は午後七時を過ぎており、辺りに生徒の姿は皆無。目隠しをして連れてこられればここが本土の地方都市だと言われても信じてしまえそうだった。


「ラクニルって生徒の街って印象があったけど、思ったよりも大人がいるんだな。この辺りは普通の街じゃないか」

「漫画やドラマで誇張されているだけですよ。ラクニルの人口は約十万人。その内、生徒は四万人しかいないんです。半分以上は大人ってことなります。そのほとんどが商業地区マーケットで仕事をして生活してるんです。この辺りが本土のビジネス街みたいになるのは当たり前ですね」

「……そのせいで、なんか通行人からの視線がすごいんだけど」

「言わないでください。氷華も気にしてるんですから」


 休日の昼間ならまだしも、平日の完全下校時間の後なのだ。こんな時間に生徒が商業地区マーケットにいるということは普通考えられない。ましてや中等部の女子と高等部の男子という組み合わせ。奇異な視線で見られても仕方がなかった


「……駆け落ちとか思われてたりして」

「冗談でもそんな想像をしないでください! 覚えてないようなのでもう一度言っておきますけど、先輩は氷華の敵なんです。馴れ馴れしくするなら怒りますよ!」


 キッと睨み付けられ、霧沢は降参と言わんばかりに軽く両手を挙げた。


「軽口が言えるようになったんです。もう休憩は十分ですよね」

「ああ、行こうか」


 携帯端末で地図アプリを起動させた白詰に先導される形で、霧沢はビル群の中を進んでいく。


 しばらく歩くと、何かを焼くような美味しそうな香りが漂ってきた。どうやら繁華街に差し掛かったらしい。楽しそうな笑い声があちこちから聞こえてくる。


「……この辺りは道が分かりにくいですね。なんか入り組んでますし、土地勘もないですし」

「生徒が来るような場所じゃないからな」

「この辺りに限らず、商業地区マーケットで生徒が行くような場所は限られてますよ。南の方になればなるほど近づきにくい雰囲気のお店が増えていきますし。大人の街ってやつですね。まあ、ちょっと生徒が意識し過ぎているだけのような気もしますけど」


 男子生徒にとっての女子トイレのようなものだろうか。天城家の施設での生活でも似たような感じだったのを思い出した。


 そして、更に十分程歩いて行く。


「このビルですね。中に違法薬物輸入に関わっている業者の事務所があります」


 先ほどのビル群を摩天楼とするのならば、この辺りは猥雑な雑居ビル群といった感じだろうか。ビルも背が低い物が多く、一本路地に入ればけばけばしいネオンに彩られた怪しいお店が並んでいる。コンビニの外に置かれているゴミ箱の周りには入りきらないゴミが適当に放置されていた。


「なんかさっきまでの場所とは雰囲気が違うな。治安が悪そうっていうか……」

「作られた時期が違うんですよ。この場所はラクニル創設の初期にできた場所で、さっきまでいたオフィス街がここ十年くらいで作られました」

「だから建物がちょっと古いのか」

「本土じゃ警察の目があって難しいような商売も警備が薄いラクニルならできる。そんな感じで幾つも危ない組織が根城にして活動している……という噂です」

「こんな時に言わないでくれ」


 しかし、違法薬物を輸入している業者の事務所があるのも目の前の五階建てのビルと言う話だ。歩道にポイ捨てされたゴミや放置された落書きなどを見てしまうと、噂も完全な嘘ではないのかもしれないと思えてくる。


 霧沢はビルを見上げてみる。

 件の事務所が入っているのは五階という話だったが、どの窓からも明かりが漏れていない。すでに全員帰ってしまったのだろうか。ビルの一階部分が車庫になっているのか、重々しいシャッターが降りていた。


「今回の目的は違法薬物に関する証拠書類を集めることです。紙でも電子媒体でもいいです。最悪の場合はパソコンごと持って行きます。違法薬物の実物が手に入れば更に良しですね」

「……いいのか、そんな滅茶苦茶な事をしても?」

「大丈夫です、今回も『てらじま』の承認は得ていますから。ですが、失敗を重ねていれば特班の話は白紙に戻るかもしれません。チャンスだって何度も回ってくる訳じゃないんですから、今回は絶対に失敗できないですよ」

「なら、気を引き締めないとな」


 ビルの入口を探す。

 車庫の隣に階段があった。扉もなく、何かセキュリティがあるとも思えない。辺りを警戒しながら階段を上り始める。実戦経験がほぼない白詰氷華に危険を及ばせないために、いつもよりも慎重に歩を進め、背中で小柄な体を隠した。


 だが、数分後。

 特に妨害を受けることなく二人は何事もなく件の事務所の前へと辿り着いた。何らかの反撃があるものだと決め付けていたせいで拍子抜けした気分を拭えない。非常出口の緑光で照らされた不気味な廊下で霧沢は首を捻った。


「ここですね、ならさっそく」


 白詰は扉を開けて、事務所の中へと入――


「待て」

「むぎゅっ!! な、なんですか、毎回毎回!!」

「おかしいだろ。どうして無人の事務所が施錠されていないんだ」


 仕事を終えて従業員が帰ったのなら普通は鍵を閉めて帰るはずだ。ビル自体にもオートロックのようなセキュリティが施されていなかった。戸締まりをせずに帰るとは考えにくい。


「うっかり忘れて帰ったんじゃないんですか?」

「本土から違法薬物を輸入してるかもしれない連中だぞ。あり得ない」


 違和感はあったのだ。今ではそれが確信に変わりつつある。


 霧沢は身体強化マスクルを発動させる。全身から界力光ラクスが漏れ出して廊下の暗闇を赤く染め上げた。事務所の中――床や壁。界力光ラクスに照らされた部分に、まるで回路図のような光の刻印が浮き上がってくる。


「な、なんですかこれ!?」

「罠だろうな、俺達を狙った」


 こくいんじゅつしき

 始まりの八家の一つであるとしもりが生み出した方式だ。


 最も特徴的なのは、一度刻印してしまえば術者が解除するまでは術式がその場に残り続けるという点。『起点』から界力を流し込めばいつでも術式を発動できる。今回のように待ち伏せて罠を張るには最適の方式だった。


 刻印術式の特性を利用した武器が界力武装カイドアーツである。

 前もって武具に回路図のような術式を刻印する。あとは武器を使う人間が界力を流し込めばいい。かみやなぎたかすみが持つ赤い手袋グローブ型の界力武装カイドアーツが良い例だ。


「先輩、よく見つけましたね。

「……一般常識の範疇じゃないか? まあ本土にいた頃に色々あったから、嫌でも覚えざるを得なかったってのもあるかもしれないけどさ」


 本来、界力が流れていない刻印術式は見ることができない。だが界力光ラクスに照らされることで蛍光塗料のようにその姿を現すという性質があった。 


「……さて、この状況はどう動くべきか」


 敵に情報が漏れているのは間違いがない。だが、こうして事務所に辿り着くまで誰からも妨害を受けなかった。こうしている今も全く敵に動きはない。今すぐに襲撃されてもおかしくないのに。


 刻印術式である以上、発動させるには術者が『起点』から界力を流し込む必要がある。監視カメラか何かで霧沢達の動向を観察しているのだろうか。何にせよ、ここで突っ立っているのは得策ではない。


「先輩」


 神妙な表情をした白詰が口を開いた。


「取り敢えず事務所に入ろうと思いますけど、いいですよね?」

「いや待ってくれ、事務所の中には刻印術式が仕掛けられて――」

「大丈夫ですよ、


 直後、白詰の体から橙色の界力光ラクスが溢れ出した。


「効かない……?」

「この規模の刻印術式なら発動を阻止できるんですよ」


 言いながら、白詰は首に巻いていた赤い革製のチョーカーを外した。


 瞬間。

 キンッ!!  と強烈な冷気が周囲を覆い込む。


 足下から全身へと這い上がるような冷たさに驚きを隠せない。まるで冷凍庫の中だ。骨の髄まで沁み渡る冷たい空気に吐く息が白くなる。


「……少し離れていた方がいいかもです。すぐに終わりますから」


 白詰の口から漏れ出すのは、真冬の早朝のような白い吐息。心なしか肩が小刻みに震えているような気もする。


 白詰は雪の結晶を模した髪飾りに触れた。そして、しゃがみ込んで事務所の床に小さな右手を付く。


 直後だった。

 ピキピシピキィッッ!! と、氷が猛烈な勢いで事務所内を覆い尽くしていく。


「……すごいな」


 氷点下何十度まで到達するような土地で夜に窓を開けっ放しにしておけば、翌朝このような光景が見られるかもしれない。

 床、壁、天井だけではなく、仕事机や棚などの調度品まで全ての物がごつごつとした表面の氷に覆われている。まるで氷山の中に閉じ込められたような状況。それくらい現実離れした景色だった。


 だが、すぐに亀裂が入る。

 数秒後にはガラスが砕けるような音と共に事務所内を覆っていた氷が破裂するように砕け散り、残骸が床に散らばった。


「……儀式術式、か?」

「正解です。『ニクスの涙』という術式ですね」


 白詰は小刻みに震える両手で革製の赤いチョーカーを首に嵌め直しながら、


「事務所内に仕掛けられていた刻印術式を『凍結』させました。術式の内容が分からなかったので長くは持たないです。先輩、急いで中を調べてください……氷華はすぐに動けないので」

「大丈夫か、なんか寒そうだけど」

「術式の副作用ですよ……気にしないでください、慣れてますから」

「そういう訳にいくか」


 ブレザーを脱いで、自分の肩をさすっている白詰に無理やり羽織らせる。突然のことに両目をぱちくりとさせる白詰。だがすぐに顔を真っ赤にして、あたふたとした様子で霧沢を見上げた。


「ちょ、ちょっと!」

「黙って着てろ。俺がタクシーで酔った時に介抱してくれただろ、そのお礼だよ」

「でも! せ、先輩……もう!!」


 文句を言いながらもブレザーを脱がずに、あけが差した頬を隠すように顔を伏せた。

 何か言いたげにじーっと睨み付ける白詰の視線を背中で受けつつ、霧沢は事務所内に入り込む。


 ぱっと見ただけでは怪しそうなものはない。

 この前のように赤いテープが貼られた段ボールなど見分けやすければいいが、流石に敵も馬鹿ではないようだ。


 あまり時間は残されていない。

 急いで室内を探し回ろうとした霧沢だったが、直後に驚愕に見舞われることになる。

 

 ドッッォンッッッ!!!!!! という足下から突き上げるような衝撃に襲われたのだ。

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