高校やめた俺と高学歴のあいつ

@syoisoyi

第1話

カタカタカタカタ

パソコンの音が響く。

この小さな部屋には高校に行っていた頃の机とパソコン、ベッド、くらいのものしかない。

そしてこの俺、結城将希は今年で17歳になる高校に行っていれば高校2年生だ。

高校を辞める際に親と高卒認定を取ると言う契約で辞めさせてもらった。

だが高校を辞めてかれこれ2ヶ月間俺はずっとパソコンでネットRPGを楽しんでいる。

(あーやることないな……久しぶりに外にでも出てみるか)

家から出て近くのコンビニまで歩く

「いらっしゃいませ〜」

(元気だな〜俺もバイトしないとな……)

お菓子、食べ物、ご飯類を買い込んでコンビニを後にした。

そして家に着いて1人パーティをしようと準備をしていると1件のメールが入っていた。

ピロン‼︎

《今日来る約束だったのにあの場所に来てないんだけど私を待たせるとは良い度胸してるわね殺すわよ》

っという謎の脅迫メールだった。今日約束なんてした覚えなんてないそれに私ってことは女子だよな俺は女友達なんて悲しいがいない……

(無視しよう)

ピロン‼︎

(またか……次はなんなんだ)

《連絡もないしあの場所にも来ないからあんたの親に聞いて場所教えてもらったから今から向かうね笑(殺す)》

(え、めっちゃ怖いんですけど……誰なんだ知り合いか?覚えてないでも親から聞いているから…)だと考えていると

ピンポーン

(はやくね絶対向かいながら送ったろこのメール……)

とりあえず扉の前を見てみると、そこには綺麗な女の子が立っていた。

身長は低く髪は茶色くポニーテールにくくっておりとても可愛らしい子だった。

(なにこれなんのフラグだよまぁ出るけども……刺されたりしないよな……)

ガチャ

扉を開けた途端に

「将り!あのとき約束したのになんで来ないのよ!」

俺は思い出した。

俺の名前をしょうりと呼ぶのはあいつしかいない。立花愛だ。中学1年生の頃に病気で入院していたときに出会った1つ下の静かな女の子だった。

「あ!おもいだした!!まぁでもとりあえずここじゃうるさいし中に入って下さいお願いします。」


「わかったわよ」

不服そうにしながらも愛は部屋に入った。

「ねぇ私が高校生になったらしょうりと同じ高校に行くって行ったの覚えてる?それでさ行く高校聞いて私もそこに入学したわけよ!でもあんた居ないじゃない!びっくりしたわ!まさかの辞めたって聞いたときは笑ったよまじで?ってせっかく頑張ってあの高校に入ったのに無駄じゃんってなったよ!楽しみにしてたのにってことで私も高校やめようかと思ってます!」

……

「なげえよ!後、高校は行きなさい俺が言っても説得力はないけど行きなさい。それにお前の親は許さんだろ」

愛の両親は色々あるそうで俺もあまり詳しくは知らないが厳しい感じでいつも言ってきていたので厳しいと俺は思っている。


「んーまぁそうだけど……まぁそれはもう良いわ」

(いいのかよ)

「ねぇ覚えてる?約束?」

「あー覚えてるよいや、思い出したのが正解か。」

(さすがにここでとぼけるほど馬鹿じゃないし俺が言ったことだ)

「もしお互いの病気が完治して高校生に無事なれたら結婚しよう。だったか」結果先に俺の病気が完治して俺が中学2年の頃に愛の完治の情報を聞いて安心して、それから時が経つにつれ忘れてしまっていた。実を言うと約束は全て覚えていたけれどもし、約束の場所に行って1人だと立ち直れないし俺今こんな感じだしで行こうにもいけなかった相手が忘れてくれるのを望んでいた。


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