aki_5
気持ちを言葉にすること
気持ちを温もりで伝えること
どちらが大切なのか
きっと…どちらも大切なこと
柔らかな亜紀の身体を唇に感じ、
時折洩れる彼女の声を聞くと
いつももっと優しくと思うのに、自分を抑えられなくなる
既に何も纏わない俺は一気に彼女の服を脱がせ、抱き起こして向かい合わせになり抱きしめた
「颯真、やだ、あたってるよ」
「仕方ないじゃん。亜紀は?」
「や、やめてよ、ダメ」
逃げようとする彼女を押さえて太股から手を滑らせるともう溢れてた
「ふっ、亜紀の方がヤバくない?」
「知らないっ」
プイっと横を向いた彼女を持ち上げて上に座らせた
「このまま、いい?」
潤んだ瞳でコクリと頷いた彼女を下から突き上げた
「んんっ」
「亜紀…すっげぇ」
「そう…ま」
「んっ?」
「ねっ、聞いて」
「な…にっ、はっ」
「好き…なの、颯真…のこと…大好きなの」
俺の首に手を回し、息を上げながら、必死で告げてくれた言葉に嬉しさが込み上げた
狭いソファーにもう一度倒して、思いに応えるように強く深く繋がり、
果てた
ソファーの下に寝転がったまま、上で横になってる亜紀の方へ手を伸ばしてしっかりと手を握った
「さっきの…俺も」
「さっきって?」
「わかんだろ、俺も………好き」
「…うん」
ムクリと起き上がって座ると私の顔の横に肘をついて見下ろす彼
「うんって何だよ。他にないのかよ」
「フフフ、何て言おっかぁ?」
「今日、お前、生意気だな。お仕置きぃー」
そう言うといきなり抱き上げられた
「え?待ってよ」
「ベッドでも一回」
「無理よー、無理」
「はい、却下。こっちが無理」
「もう、颯真、ねぇ、ほんとに?」
「ほんと、ほんと」
はしゃぐように連れて行かれた私はまた彼をまるごと感じるの
引き合う心と身体は離れることを恐れる
触れていないと不安で
繋がっていないと淋しい
何度、抱き合ってもその気持ちは1ミリだって減らない
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