第2話 異変

1番最初に感じた異変は、ひどい疲労感だった。慢性的な睡眠不足のせいか身体がとてもだるく何をするにも億劫だった。

日中にぼおーっとすることも増えていた。


ついに私は部活の時に倒れてしまった。


バタンっ。


と大胆に倒れたわけではなかったが、脳貧血を起こし、座り込むようにして地面に倒れてしまった。


一瞬意識が飛び、その後も朦朧としていたのでその時のことはあまり覚えていない。


そのまま保健室へと運ばれて、お母さんが迎えに来た。


私も母も疲れが溜まっているだけで、ゆっくり休めば良くなるだろう。と思っていた。


しかし、現実は違った。


日に日にしんどくなる身体。

気合いでどうにかなるような問題ではなかった。


それから数日経って、また倒れた。

2度目だった。


さすがに、私も母も異変を感じていた…。


保健の先生に

「1度、小児科に行ってみた方がいいかもしれない。」 と言われ、近くの病院(個人の小児科)へ行くことにした。



そして、医師から言われたのは聞いたこともない名前のものだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る