一変してしまった…私の生活。

華瑠

第1話 発症前


私の身体に異変が起きたのは、初夏に近い5月終わりのことだった。






当時、中学3年だった私は忙しい毎日を送っていた。

学校に行き、放課後は部活をして、そのまま夜は塾に通うという1日の繰り返し。

朝8時に家を出れば、帰ってくるのは夜10時を過ぎていた。


部活では最上級生として、2ヶ月後には引退試合を控えていた。

そして、受験生という立場になり勉強にもより一層力を入れていた。


中学1年から通っていた大手塾では、難関高校進学を目指すクラスに入り、授業の復習や宿題にいつも追われていた。

元々、学力が大して高くない私にとってそのクラスの授業についていくことだけでいっぱいいっぱいだった。

夜遅くまで勉強をして、、、睡眠不足が積もりに積もってしまった。


睡眠不足は免疫力を下げ、身体にとって良くないということは分かっていたが。


すべてのことをやりこなすためなら、睡眠時間を削って勉強することも何も珍しいことことではなかった。

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