時間を作れたので少し読みに来ました。

　今回は前回よりキツめな事を言うと思いますが心強くです。

　ですが、最初に１つだけ褒める事を言っておきます。

　描写が細かく書いてるところが目に付くのでその絵を想像し易いところが多い事はとても良かったと思います。


　では、心強くタイムです。

　まずは主人公をカナデのような性格にするのであれば、バイブルが主観が強くなりますが一人称は失敗したな？　という感想を抱きました。

　こう言っては何ですが、カナデという主人公にはアクというものが希薄です。

　一人称の主人公は良い意味でも悪い意味でもアクがないと面白みがありません。

　アクがない場合であればハーレムが形勢されて困る主人公みたいな感じでしょうか？

　今後、そうなる可能性を感じはしますがそれだったらサッサとハーレム要員を出さないと早い段階で読むのを止められます。

　なのに戦闘にいきなり突入して凄い戦績を叩きだすといったヒーロー路線では前置きが長いかな？　最初の夢と思ってた戦いでそれなりに認められた存在としてメルという少女と取り合いに参加する少女は１人でも先に出した方が良かったように思います。

　そういうモノを読む人はそのワチャワチャ感が好きでしょうしね。

　まあ、その戦闘でそれっぽいのが出てきてますが１話辺りの話の進み具合から遅すぎるし、強引かな？

　そして、これは一番辛い言葉になるかもしれませんが、カナデというキャラが設定が話を面白くなくさせてます。

　２６歳のロボット技術者。

　これだけでカナデの性格、考え方が無理が出てます。

　まず、精神年齢が幼い。２６歳というのに勉強が出来るが消極的な中学生のような言動が良く見られる。

　夢である事を疑うのは自然だと思いますが異世界だと思い始めるまでの過程が早過ぎる。
　技術者、つまり科学よりの人がいきなり異世界と考え始めるのはロジカルな考え方をする理系の人とは思えません。

　ですが、心は少年、体は大人というロボット好きな人という事でギリギリ納得したとしても、まだ問題はあります。

　一番それが如実に出ているのが医者に質問された内容に記憶にある通りの答えてしまう迂闊さです。

　事前に記憶障害を医者やメルが疑っているのにそれに便乗して「覚えてない」と答えて情報を聞き出すのが大人ではないでしょうか？

　下手な事を答えて無事に済むかどうかと悩めば自然な対応です。

　きっとメルがああいう性格なので包容力を考えてのとロボット技術者という事を加味して年なのだろうな、とは思いますがメルと同じ年にして妹のように接したり、学生ロボット選手権準優勝などとレッテルがある主人公とかであれば違和感は小さかったと思いますよ。

　メルの性格を加味しても『王子様』は辛い気がするし、カナデの拒絶反応が少なすぎるよね？

　良く高校生を主人公にする、という人がいますがこういった理由で一番違和感が少ないから起用される流れがあります。


　次ですが


【ARMEDアームド】

　この世界で運用されているロボットの総称。

　平均して全長12メートル級のロボットである。

　人型や獣型等多種に渡る形態で製造されている。

　メイン動力等一般への公表がなされていない部分が多いものの、その利便性から世界中で活躍している。


　この件は要りません。

　どうしても書きたいなら用語説明集というエピソードを書いてそこに書き込めばいいと思います。
　何故なら、その後に


　そう俺が夢で操縦していたロボット。それもARMEDだったのである。

　そしてそのロボットは、球体筐体型操作疑似体験ゲーム【ナイツ・オブ・プルガシオン】に登場するものだった。


　とありますから余計に要りません。同じような説明は同じエピソードで２回もする必要はないですからね。

　一人称の地の文の中に突然、用語説明が入るのは違和感が凄いので会話や描写で一気に説明せずにチョロチョロ出す方が良いと思います。

　この手の作品は１回の文章量をもう少し増やされたほうが良いかもしれません。

　少なくとも３０００文字ぐらいで上限、１万文字ぐらいが読み応えがあります。

　そうでないと戦闘が淡白になるか、会話の繋がりが前話を全部覚えてないと繋がりが分からなくなるといった弊害が出ます。
　読む人は他の作品も読んでますから分からなくなって戻って読んでを繰り返す事になりストレスになるんじゃないかな？


　もう少し気付いた事がありますが文章も長くなってますし、心の許容も辛いかもしれないのでこれぐらいにさせて貰います。

　少なくとも初めてバイブルが書いたのと比べてずっと良いですから頑張ってください。

　執筆活動が良いモノになる事をお祈りしております。