派閥(明治偏) 80 その男は伊達燐之助と言って、あの伊達政宗が祖先になるのだそうですというので一度会わせてくださいと言うと、そうおっしゃるだろうと思って別室に待たしてありま
派閥(明治偏) 80
その男は伊達燐之助と言って、あの伊達政宗が祖先になるのだそうですというので一度会わせてくださいと言うと、そうおっしゃるだろうと思って別室に待たしてあります、今呼んできます、
といい呼びに行き連れて来たのです、席を勧め紹興酒で乾杯して、村上真一と言いますと挨拶すると、伊達燐之助ですと答えたのです、悪者退治にご協力いただきたいのですがと言うと、
どうするのと聞くので、まず武器の密売現場を押さえます、そうすれば必ず津田少佐を亡きものにしょうとして、前線の視察を命じて、張作霖に言って視察場所を包囲して殺そうとするで、
しょう、逆にコテンパアにして張作霖の本部に乗り込み〆あげますというと、相手は2000人からの配下をもっているのですよと言うので、そこで張作霖の一番痛いところを伊達さんに襲撃、
して牽制して欲しいのです、
どこが奴の痛いところか分かりませんかと聞くと、武器集積場ですかと聞くのでそうです、みんな燃やしてしまうのです、鉄砲ではなく弓矢ですよといい、具体的な襲撃方法を言うとなるほど、
と言うので、ありったけの兵を出すでしょう、全部焼けたことを知れば様子を見に集積場に向かうはずです、その途中で待ち伏せして引導を渡します、証拠はどうするのですかと聞くので、
張作霖に司令官から横流ししてもらったと、
供述書にサインさせるのですよ、軍は公にはできないので司令官のみ更迭しますよ、武器は全部焼かずに、貴方が徴用してもいいですよと話したのです、張作霖を抹殺はしません、そのまま、
開放しますが、そんなに勢力は伸ばせなくなります、後は伊達さんが牽制してくれればいいのですと離すと、ヤツパリあんたはただ者ではないですねと笑い、協力しましょう、所詮中国は、
中国人の手で、
民主国家を作らなければなりません、配下の者もそう思って私と行動をともにしているのですと言ったのです、後は津田少佐が便宜を計ってくれますよ、日本の国境警備隊は絶対襲撃しないで、
くださいと言うと、今までも襲撃した事はありません、我々の敵は清朝と強奪する馬賊共ですと言ったのです、さつそく明日臨検してください、前線に行く時は一緒に行きます、張作霖が襲撃、
して来たら痛い目にあわせましょう、
その後で集積場を狙ってくださいと伊達に言うと、承知しました、我々も遠くから警護しますよと言ったのです、津田少佐にトラック二台を改造して車輪の横に鉄板を張り付けタイヤを打ち抜、
かれないようにします、一番小さい大砲をトラックの荷台に一門づつ取り付けてください、後は玉よけの鉄板を積んでおきます、機関銃を二丁積んでいきます、トラックを戦車にするわけです、
というと、
わかりました秘密裏に作っておきますと津田少佐が言ったのです、そして食料と医薬品を運ぶ日が来たので津田少佐と部下が待ち構え積み終わったところで、いきなり現れ今から臨検すると、
いい、全員車の傍に立たせたのです、ここに許可証があると言うので、わかっている念の為だといい、トラックに乗り片っ端から蓋を開けると、医薬品の箱のいくつかに小銃と玉が隠されて、
いるのを発見して、
これは何だと聞くと黙っているので全員逮捕しろといい拘束して憲兵隊に引渡し、部下に命じて前線に運ぶように命令したのです、翌日に司令官から呼び出しがあり、不正をやっている者を、
逮捕したと聞いたご苦労んさ、奴らは厳重に処罰するといい、馬賊の不穏な動きがあると密偵から知らせがあった、小隊を率いて前線4箇所に視察に行き、報告書を提出してくれと言うので、
これから直ちに出発しますと敬礼し、
司令官室を出ていったのです、小隊を集め改造したトラックに載せ、途中繁華街で真一を拾い前線に向かったのです、地図をみて狙うのはこの場所でしょう、気づかないふりをして走りまし、
ようといったのです、本営を出て一時間たった時銃撃音がしたので、トラックを止め少佐が砲撃開始というと、トラックに載せた5インチ砲が火を吹いたのです、敵は驚いています、銃撃し、
ても鉄板に当たり何の効果もないのです、
敵は20人程で砲撃をくらって逃げ惑っています、スピーカーで全員手を上げて降参するように言うと、観念して手を上げたので武器を棄てさせたのです、武器を没収してトラックに載せ、
張作霖にその内お礼詣りにいくと言っておけといい開放したのです、それからは恐れをなしたのか待ち伏せはなかったのです、4箇所まわり、食料と医薬品と捕獲した武器をおろしたの、
です、
伊達に合図の拳銃二発を撃つと一人の馬賊が現れたので、今夜夜の6時の飯時に襲撃するように頼んだのです、車を走らせ集積場へ行く道の林にトラックを隠し、待ち受ける事にして、
握り飯を食べたのです、夜6時になると山の方で爆発音が聞こえたのです、暫くすると一大の車がフルスピードで走りさったのです、報告に行ったみたいです、それから暫く経つと大勢、
の車が通りすぎたのです、
山間から銃撃音が聞こえて来たのです、トラックが一台走って来たので止めると、俺は張作霖だお前達は何ものだと聞くので、天狗だよといい、武装解除したのです、張作霖以下5人を、
座らせ、横流した武器で守備隊をおそうなど許せんといい、部下の頭に銃をつきつけ地獄に行けと引き金を引くとパンと音がして前のめりに倒れたのです、次々と四人を撃つと前のめり、
倒れたのです、
張作霖に拳銃向け、お前の幕僚は地獄に行ったがお前も地獄にいくのだと言うと、助けてくれ俺は司令官の言う通りにやっただけだと言うので、それではここにそれを書くのだといい、
書かせて指紋を押させたのです、後ろに回りカツを入れると全員息を吹き返し、一人に直ぐに軍を引かせるように行かせるのだ、引かない場合は残った全員を射殺するといい一人を解放、
したのです、
行かせるとトラックに乗り移動して様子を見る事にしたのです、暫くすると張作霖軍が撤退して本営に戻ったので、集積場に行くと伊達がおり、残った物資を積み込み伊達は帰っていった、
のです、新京の本営に戻り張作霖に今後横流しをしたら完全に叩き潰すので覚えておけといい、車を返しそれでは開放しょうといい車に乗せたのです、張作霖一向は逃げるように帰って、
行ったのです、
司令部に行き司令官室に入ると、何者だと言うので軍令部諜報次長村上中将だと言うと、全員が敬礼したので答礼し、種田少将武器弾薬横流しの容疑で逮捕するというと、何の証拠があって、
と言うので、これは張作霖の供述調書だ、拘束している奴を締め上げれば同じ供述をするだろうと言うと、参謀の一人が拳銃を抜こうとしたので警棒で手と肩を叩くと前にのめり込んだの、
です、
大山の権限書をみせ本日ただ今種田少将の満州軍司令官の職を解く、それから今拳銃を抜こうとした者は抗命罪で逮捕するといい、憲兵隊長拘束しろと言うと、ハイと返事をして二人を、
拘束したのです、田中少佐君が武器弾薬を医薬品に紛れ込ましたのかと聞くと、司令官からの指示でありますと言うので了解した、張作霖を使って満州を独立させようと言う、ばかな、
考えは捨てることだと言うと、
私がやらなくてもいずれはそうなりますと言ったのです、ここの臨時司令官は津田少佐だ後任が決まるまでは彼に従うのだというと、わかりましたと全員が敬礼したのです、解散といい、
津田と田中を連れて料理屋に行きビールをと料理を頼んだのです、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます