派閥(明治偏) 77 3日後には北洋軍が州さかいに到着し布陣したのです、北洋軍は広東革命軍陣地に猛烈な砲撃を加えて陣地の旗はなぎ倒され、兵隊は粉砕されたのですが、これは兵隊に


派閥(明治偏) 77


3日後には北洋軍が州さかいに到着し布陣したのです、北洋軍は広東革命軍陣地に猛烈な砲撃を加えて陣地の旗はなぎ倒され、兵隊は粉砕されたのですが、これは兵隊に見せかけた人形です、

敵を粉砕したとして北洋軍は一斉攻撃にでたのです、縦道を移動した革命軍は最前線陣地で待ち構えたのです、敵を引きつけて一斉射撃に出たのです、北洋軍兵士はタバタ、バタと倒れたの、

です、


この知らせを聞いた袁世凱が砲撃で応戦しろというと、副官が我が軍の兵士に当たります、ここは一旦兵を引くべきですというので、総員陣地まで撤退命令を出したのです、袁世凱が前線、

陣地は潰したはずなのになぜたと聞くと、敵は無数の縦道をつくり玉の届かない後方陣地に砲撃中は待機し、我々が突撃すると縦道をとおりすばやく前線に行き待ち構える戦術を取って、

いるのだと思いますというので、


孫文にそんな戦術ができるはずがないと言うと、見た事もない司令官が采配していると偵察兵からの報告がありました、相当の戦術家なのでしょうと副官が言ったのです、袁世凱が明日は、

砲を二手に分け、前哨の陣地と後方を同時に叩くのだ、弾薬はいくらでもある、やつらは大砲はもっていないだろう、すぐに殲滅できるさと笑ったのです、


真一はこれで一回はうまくいったが、明日は二手に砲撃部隊をわけ、前哨陣地と後方陣地を砲撃するだろう、夜陰に紛れ弾薬集積場を襲うぞ、偵察隊はもどつたかと聞くと、偵察小隊の周少尉、

であります、敵は後方の谷あいに集積場を設けています、兵500人が警護していますと言うので、それでは200人の弓隊で襲撃するというと、蒋介石が私が行きますというので、いや私が行こう、

というと、


総司令官にもしもの事があれば軍が崩壊しますというので、君がいれば大丈夫だと笑い、馬にのり出発したのです、敵陣を迂回して裏側の山に登り下を見渡すと多くの物資が山積みになって、

います、夜になり20人程で潜り込み弾薬に火をつけるので爆発が見えたら、そこに向かって火矢を一斉に放つのだ、但し一人二本として終ったら速やかに山の頂上に退避するのたと命令し、

山を降りたのです、


見張りを倒し中に潜入して大砲の弾薬の場所へ来ると、爆薬を仕掛け導火線を延ばし火をつけたのです、一斉に山に退避すると轟音がして爆発音が起こると、山の中腹から火矢が飛来して、

集積場の物資に当たり、次々と火がつき弾薬が誘爆して火の海になったのです、山の頂上まで退避して急ぎ陣地にもどったのです、戻ると大成功ですねここからも大きな火の塊がみえました、

よと蒋介石が言ったのです、


これで補給物資が来るまでの三日は攻撃してこないだろう、明日は真正面から3000人で攻撃するぞ突撃はするなほふく前進でユックリと進むのだ、第一軍と第二軍は今夜の内には迂回し明日の、

10時には側面から総攻撃するのだ、不意をつかれた北洋軍の前線20000の兵隊は逃げ惑うはずだが深追いはするな、恐らく大砲は置き去りにして撤退するだろう、全軍が集結するまでは追撃し、

てはならないと名令したのです、


翌日朝8時に攻撃を開始すると砲撃はしてきません、どうやら昨日弾薬集積をやられたので砲弾を温存しているのでしょう、銃撃戦に入ると猛烈に射撃しています、その場に留まり応戦して、

いると、袁世凱が大砲もなくて陣地が攻略出切るはずがないと言うので、副官が砲撃で撃退しましょうというと、あの火力では我が陣営に攻め込む事はできない、銃弾を雨の如く降り注いで、

やるのだと言ったのです、


そして10時になると革命軍が両脇から突然襲い掛かってきたのです、なんだいつの間に側面に回ったのだ、畜生正面攻撃はおとりだったのかと言うと、このままでは全滅です、早く撤退しま、

しょうと言うので、急ぎ列車に乗って撤退したのです、本営が撤退したので全部隊が撤退をする事になり北洋軍は総崩れとなったのです、案の定備え付けた大砲はそのまま放棄してあり、

革命軍が接収したのです、


袁世凱は後方に下がり軍の立て直しをしましたが、5万人の軍隊が2万に減り、やむなく北京へ撤退したのです、守備兵をかき集め北洋軍はやっと3万人にて北京防衛に当たる事となり、清朝は、

狼狽したのです、革命軍ははゆつくりと進軍し3日目には北京郊外に達し進軍を止めたのです、途中北洋軍の後方集積場から砲弾、糧秣を確保し、大砲を並べ砲撃に入ったのです、砲撃は脅す、

程度として、一般人に被害が出ないようにしたのです、


包囲していると北洋軍には逃亡兵が続出したちまち1万5000人になってしまったのです、逃亡しやすいように北側を少し開けてあったのです、王と李を呼び君たちは明日清朝にねがえるのだ、

と言うと、なにをばかな事をというので、ねがえれば北洋軍の中核となれる、中に入り大臣どもを脅かせば邪魔になるので必ず北洋軍は北京から追い出される、袁世凱はクーデターを、

やろうとするだろうが、


二人が押し留めるのだ、そして五年後にもう一度孫文が蜂起する、君たちは孫文と手を組み内部から清朝を崩壊させ譲位させて中華民国を宣言するのだと言うと、その間我々はというので、

列強に対して清朝にも強い軍隊があると睨みを利かせればいいのさ、今回で列強は革命軍の強さを知ったろう、革命軍の中核が清朝に組みしたのだから無体な要求はしないはずだ、そして、

5年間訓練して精鋭な軍隊に作りあげるのだ、


残った500人は広東に撤退し軍閥を作り蜂起に備える、こちらも兵を拡充して列強に対抗するようにする、決して討伐軍をおくらないように制御してくれと説明すると、なるほどこのまま建国、

しても内乱になり列強につけ込む隙を作るだけですね、知らない間に強力な国防軍を作り、一気に新国家を立ち上げるという事ですかと言うので、その為に影響のある二人の軍隊が必要な、

わけだよと真一が言うと、


二人は承知したのです、それでは二人の密使を袁世凱に送るのだ、直ぐには信用しないだろうが、明日10時をもって本営5000人を攻撃してくれ、我々はゆっくり撤退するので、追撃はしない、

ようにして、北京に入り一気に北洋軍を二人で握り、袁世凱を祭り上げ、参謀達に敗戦の責任を取らせ追放処分として袁世凱の手足をもぎ取るのだよ、袁世凱は自分が北洋軍の総司令官である、

限り部下は見捨てるよと言ったのです、


了解しました、二人で協力して北洋軍を掌握してきたる建国を待ちますと敬礼したのです、それから二人が権力争いしないように、第一軍の王は中将とし、李は少将とするが依存があるかと言、

うと、異存はありません王中将の命には従いますと李が言ったのです、さつそく二人が密使を送ると、袁世凱が喜んで本当なら二人を軍の最高幹部に向かえるというので、二軍とも明日10時に、

本営を攻撃して撃退すると伝えたのです、

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