派閥(明治偏) 64 真一達は磯公園を出て私学校等を見て城山観光ホテルにチェクインしたのです、ユキが窓から見える桜島を見てその雄大な姿に感激していたのです、龍馬達は陣屋の主人


派閥(明治偏) 64


真一達は磯公園を出て私学校等を見て城山観光ホテルにチェクインしたのです、ユキが窓から見える桜島を見てその雄大な姿に感激していたのです、龍馬達は陣屋の主人を囲みながら夕食を、

取っていたのです、主人が西郷さんはそこの庭で軍服を燃やし、犬に食事を与え首輪を外して家に帰るよういったそうです、犬達は勢いよく走って河愛岳の方にいったそうです、その後二匹、

の犬は無事西郷さんの家まで辿り着いたそうですと話し、


主人は酒を飲みながら祖先から聞いた話を皆に聞かせたのです、夜も遅くなり隣の部屋に寝間が用意してありますと部屋を出ていったのです、真一達も繁華街に出て飲んでいたのですがホテル、

に戻り、たしか鹿児島に突入したのは昼前だったらしい、それから城山に陣地を構築したそうなので、3人は昼までには現れるだろうといいベットに入ったのです、


翌日は龍馬達は主人に礼をいい陣屋を後にして椎葉村へ戻ったのです、龍馬がここで食料と弾薬を補給した薩摩軍はここの山を登ったのですといい、鶴富屋敷の裏の山道を登ると広い原っぱ、

があり、向こうに小高い丘があります、歩いて行くと洞窟の入り口が見えて来たので、ライトをつけ中に入ると入り口は狭いのですが、中は広く500人位は入れそうです、龍馬が西郷さん以下、

350人が洞窟に入り、


後は周りを固めて野営する事にしたのですと話し、ポケットから丸い円盤を取り出し何かをいじっていましたが、ここは稚内の洞窟と同じでタイムスリップする事ができるのです、これに時間、

と座標を入れればそこに行く事ができるのです、さあいきますよとボタンを押すと3人の体が浮き上がり激しく回転して気を失ったのです、西郷と新八が目をさますと、龍馬が着きましたよ、

というので回りを見ると、


まだ洞窟の中です入り口に歩いて行き外にでると野原はなく下はのどかな田園地帯です、龍馬があの洞窟にいた350人のみがタイムスリップしたのです、後の650人は西郷さん達が突然消えた、

ので追いかけようとしましたが、政府軍に阻まれ殆んどが投降したのですと話したのです、此処は蒲生という場所です下の道を少しあるくと、バスの発着所がありますと言うのでついて行き、


暫く待っていると鹿児島市内行きのバスが来たので乗り込んだのです、バスに揺られて左に桜島をみて走って行くと一時間半で鹿児島のバスターミナルに着いたので、バスを降り城山観光、

ホテルに向かったのです、入り口を入ると真一とユキがヤツパリ来ましたねと声をかけたのです、3人が久さしぶりですと挨拶しチェクインしたのです、3人の部屋について行くと荷物を、

置き、


真一がヤツパリ龍馬ではなく時空管理人なのですねと聞くと、そうです、西郷さんと新八さんとは明日の9時23分にお別れですと言ったのです、そうですか今日は最期の日ですからおおいに、

楽しみましょうというと、西郷が西南戦争で散った兵児達のお参りをすませました、明日は彼らに冥土で会う事ができますと笑ったのです、それでは指宿で昼食をとりましょうと、


ホテルを出て車に乗り高速で指宿に向かったのです、二時間で指宿に着きレストランに入りビールと定食を頼んだのです、ユキは運転しているのでノンアルコールのビールを頼み乾杯した、

のです、昼食を終え海岸に出て海を眺めながら砂風呂に入ったのです、西郷さんが懐かしいです、ここの山川港から奄美大島と喜界島に流されたのですよと言ったのです、


砂風呂を出てお湯に入りサツパリして池田湖を見て城山に帰るともう夕方です、食事の用意が出来たとアナウンスがあったので大広間に行くと、バイキングです銘々好きな料理をお盆に載せ、

テーブルに置きビールで乾杯して食事に入ったのです、西郷と新八が腹一杯食べましたというので、今日は天文館に行き最後の夜をすごしましょうと、タクシーに乗り出かけたのです、


飲み屋街の一軒のクラブに入るとママが奥の席に案内したので座りシャンパンを頼み乾杯したのです、ママが西郷さんソックリと言うので三人が子孫ですよと言うと、それは光栄です、

シャンパンは私の驕りですと言ったのです、女の子が座り再び乾杯して、新八が誰も鹿児島弁を使いませんねというと、いまどき鹿児島弁を使う人は年寄りだけですよと言うので、西郷が、

鹿児島も大都会という訳だとうなづいたのです、


となりに座っていた理沙が私の先祖は川路大警視なんだそうですが、鹿児島では大久保利光とともに西郷さんを殺したとして評判が悪いんですよ、大久保利光は明治11年に暗殺され、川路は、

明治12年に病気で亡くなったそうです、天罰だったんですかねと言うので、龍馬が明治10年には木戸、西郷さんが亡くなっている、明治を作った人が相次いでこの世を去ったんだが、歴史が、

人を呼び歴史が人を抹殺する不思議な事だねというと、


理沙が私は凡人で良かった、凡人は長生きするのでしょうと言うのでなるほどとみんなが笑ったのです、楽しく歓談している内に遅くなったのでホテルに引き上げたのです、それぞれの部屋に、

入りベットに入ると、長旅をした為かすぐ寝入ってしまったのです、ユキが起こすので起きて顔を洗い着替えてフロントにいくと3人が降りて来てチェックアウトをしてホテルを出たのです、


岩崎谷に向かうとなにやら周りの風景が段々変って来て近代的な建物がなくなり薩摩の兵児達が回りをうろうろしているのです、西郷と新八もその当時の格好にもどり、変っていないのは龍馬、

と真一とユキだけです、西郷さんに呼び好けましたが知らん顔しています、他の薩摩兵児達も三人は見えないようです、砲撃が凄くなり西郷がそろそろ行きもんそかいと言ったのです、あの、

時と同じです、


後をついて行くと開けた場所に出て進むと政府軍の猛射撃が始まったのです、玉がヒュ~ン、ヒュ~ンと言って回りを飛び交っていますが、3人には当たりません、薩摩兵児達は一人二人と倒、

れていつたのです、真ん中まで来たとき西郷がガクッと膝をつき、晋介どんここら辺でよかごわそうと言うと、晋介が刀を抜き上段に振りかぶったのです、待てと真一がいいましたがそのまま、

刀を振り下ろしたので、


ユキに見るなと目をふさいだのです、西郷の首が転がり体が前のめりに倒れたのです、一人の兵児が西郷の首を抱え走り去ったのです、桐野と新八たちが政府軍に突進して行ったのですそして、

回りがクルクル回り真一とユキは気を失ったのです、暫くして目が覚めると回りには誰もいません、前に二台のスマホ、二つのサイフが落ちていたのです、いずれも真一が2人に渡した物です、


サイフの中身を見ると減っています、夢ではなくヤツパリさつきまではここにいたんだと二人はうなずいたのです、ユキも真一が見たのと同じ光景を見ていたのです、ヤツパリ元の世界に戻、

つて、歴史が修復したんだと思ったのです、落ちていたものをバックに入れ、西郷と新八に手を会わせて城山観光ホテルに戻ったのです、電話がなったので出ると札幌銀行稚内支店の支店長、

からである、


昨日まで金庫の中にあった金塊が今朝金庫を開けたら、煙の如く消えてしまったというので、ヤツパリそうですかと答え泥棒が入ったわけでは有りません、わけは帰ってから話しますそのまま、

何もしないでくださいと頼んでのです、どうしたのとユキが聞くのであの金塊も消えてしまったそうだというと、歴史が修復したのねとユキが言ったのです、

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