派閥(明治偏) 61 北連の理事長は女将の旦那様の後輩でここにもつれて来たんだよ、女将には凄く恐縮していたよと言うので、どうしてと聞くと私が結婚したての頃は主人はまだこの店は


派閥(明治偏) 61


北連の理事長は女将の旦那様の後輩でここにもつれて来たんだよ、女将には凄く恐縮していたよと言うので、どうしてと聞くと私が結婚したての頃は主人はまだこの店は継いでなくて札幌銀行、

に勤めていたの、その時まだ学生だった理事長達が家にご飯を食べに押しかけてきたんですよ、それが食べ盛りだから、食べる事が半端ではなかったわと笑ったのです、それで恐縮したわけさ、


帰りにみやびを使ってやつてくれと言って帰っていったんだよ、だからここを使っても文句は言わないわけさと言ったのです、真一がそれでは直ぐに本部に帰れるだろうというと、理事長に3年、

はここに置いてくれと言ったら、普通は本部に帰りたがるのにと笑っていたよ、段々真一に似てきたよと言ったのです、そうだ九州から来たお客さんがカツオの塩辛とたかな漬けをくれたんだ、

つた、


旦那様は好きでしょうと席を立ちもってきたので、一口食べこれ、これ、酒のつまみにピッタリだと言うので、理香が課長は九州に帰ってきたんでしょう、買ってくれば良かったのにと言う、

ので、すつかり忘れていたんだよと言ったのです、支部長にお前もたべてみろと勧めると、一口食べてほんとだこれは酒が進むわと喜んだのです、時間が遅くなったので幸恵と理香が私達は、

これでと言うので、


ママご祝儀袋と言うと懐から出して支部長に渡すと、それぞれ一万をいれ、これは今日の花代だよと幸恵と理香に渡すと、いいんですかと二人が言うともらって置きなさいと女将が言うので、

おおきにと二人が言うので皆が笑ったのです、二人はそれではと帰っていったのです、悪かったなあと言うと、何言っているんだお前には一杯借りがあるだろうと支部長が言ったのです、

女将が今日のお手当てですよと、


真一にご祝儀袋を渡すのでいいですよと言うと、お客さんからのもらい物のほんの一部ですよ、と言うのでそうですかと受け取ったのです、それではそろそろ河岸を変えようというので、

着替えてくるので待っていてと女将の部屋へ行き着替えていると、佳代子が入って来てお手伝いしますと、袴を脱がせたのです、真一さん主人から手紙が来て離婚したいと、離婚の用紙、

に印鑑ついて送ってきたの、


手紙には前科持ちの父親では美咲が可愛そうだから別れてくれと書いてあり、自分は刑期を勤めたら遠くで働くので心配しないでいい、今まで家にお金も入れずお前のヒモみたいに暮らして、

申し訳なかったと書いてあったのです、弁護士に電話したらそうしなさいと言われたのと言うので、それで佳代子さんはどうするのと聞くと、悩んだんだけど離婚する事にしました、美咲と、

一緒にやりなおしますと言うので、


そうか佳代子さんが決めた事だよ好きにすればいいよ、但し頑張り過ぎてはダメだよと言うと、ハイ、これからも宜しくお願いしますというので、分かっていますよと優しく手を握ったのです、

そうださつきご祝儀をもらったんだ、これで美咲ちゃんの洋服でも買ってあげてと渡すと、とんでもないというので、いいんだよ、ここで稼いだ金だから美咲ちゅんに可愛い洋服をかいなさい、

と言うと、


ありがとう、真一さんは仏様みたいな人ねと言うので、お釈迦様にこき使われているんだよと笑ったのです、隣の部屋を覗くと天子の顔をして美咲が寝ていたのです、可愛いねと佳代子に言っ、

て部屋に戻り、さあ行こうかと言うと、女将が店の者が車で送っていきますよというので車に乗り込んだのです、クリオネに行くとママが席へ案内して、支部長さんのお好みは純ちゃんねと、

いい店長に頼むと、


支部長さんいらっしゃいと純が真一の横にすわり、真一さんの席には競争が激しくて中々つけないのよと言うので、支部長の好みが純ちゃんらしいよと言うと、でも真一さんがいいと言うので、

支部長の払いだよと言うと、ああそうなんだと支部長の横に座りなおしたのです、ママが私で我慢してねと真一に言うので、何言っいるのママでいいんだよと言い、それではママに貢献するか、


支部長シャンパンを飲ませてくれと言うと、ああいいよ、ママシャンパンをと言うので、嬉しい店長シャンパンをと頼んだのです、純が真一さんの言う事は何でも聞くのと言うので、支部長が、

ああ、真一には返しきれない借りがあるのさと笑うと、あら、私には無いのと純がいうと、何か約束でもしたっけと言うので、ダイヤの指輪を買ってくれると言っていたでしょうというと、


そんな約束したっけと言うので、うそですよでも買ってとねだると、愛人になってくれるのならいいよと返事すると、勿論なるわよと支部長の手を握ったのです、真一がそんなに約束していい、

のと言うと、いいんだよ、一人くらい愛人がいないと人生つまらないだろうと言うので、かみさんが知ったら怖いぞと言うと、純が大丈夫わからないようにするわよと言たのです、


俺はしらないぞ、発覚しておれに仲裁なんて頼むなよと笑ったのです、シャンパンが来たので、支部長愛人が出来ておめでとうと乾杯したのです、ママが小さい声で愛人を作る度胸は支部長に、

は無いわよと耳元で言つたのです、そうなんだよあいつは直ぐ顔に出るからバレるんだよと言うと、二人でクス、クス笑ったのです、何か腹減ってきたな、支部長寿司を取ってはダメと真一が、

いうと、


ああ、いいよママ4人前位注文してというので店長に頼んだのです、純が本当にすぐ言う事を聞くのねとあきれています、ひよっとしたら真一さんがダイヤが欲しいと言ったら、ハイよと言って、

カードを渡すんではないのと聞くと、渡すかもなと支部長が笑ったのです、寿司が来たのでママも純も一緒にというと、頂きますといい、上手い、上手いと食べたのです、食べ終わると、


ああ、お腹一杯だと真一が言うと、ママが真一さんから貰ったプリンがあるんだと、席を立つてもって来て純と支部長と真一に渡し、みんなで食べようというので食べると、本当に美味しい、

ので、真一がなんじゃこれはと目を丸くすると、ママがあら自分がお土産に買ってきたのに一個も食べてなかったのと聞くので、初めてたべたよ、これは美味いというと笑っていたのです、


純も支部長もこれは美味いと言うので、北連で作くって屋台村で売ったらと言うと、ママもう一個頂戴持て帰って食品部で研究させるよと言うので、あるわよ、但しワインと交換ですよと、

いうと、ああ、ワインでも何んでも入れてというので立ち上がり、ワインとブリンを持ってきて支部長にプリンを渡したのです、ワインを全員に注ぎ再び乾杯したのです、純が真一さんは、

クリオネの営業員なのと言うので、ママがそうなのよと笑ったのです、

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