派閥(明治偏) 55 ママが所長の横にすわり所長さん随分景気がいいらしじゃないとと言うので、さては北海のママだなと所長がいうと、真一さんの戻ったお祝いしたいわと言うので、ハ


派閥(明治偏) 55


ママが所長の横にすわり所長さん随分景気がいいらしじゃないとと言うので、さては北海のママだなと所長がいうと、真一さんの戻ったお祝いしたいわと言うので、ハイ、ハイ、シャンパン、

をと言うと、嬉しい店長シャンパンをと喜んでいます、あゆみがそれでは私は川崎さんの傍に座ろうと横に座るので、僕はかおりちゃんと言うと、かおりではダメなのと言うのでだって将来、

有望でないとダメなんだろうと言うと、


かおりがそれがちっとも将来有望で独身男はいないのよと言うので、里美ちゃんは見つかったのと聞くと何か怪しいのよ、分かったら絶対取ってやろうといったのです、シャンパンが来たの、

で、ママが無事の帰国おめでとうといい乾杯したのです、所長が長い出張で疲れただろう、明日は休暇取ってもいいよというので、そうですねそれでは明日は休暇をもらいます、このお土産、

をみんなで食べてくださいと所長に渡したのです、


ユキがかおりちゃんと呼ぶので、ほら将来有望な人が来たよというと、ちがうよ、すけべ親父だよと言うので、だれと聞くと山形社長だよといい、それではと素直に立ちあがったのです、

ユキが前に座り、スケベ親父はどうしたのと聞くと、ちゃんと左側に座るから大丈夫よと笑ったのです、最近モテモテだそうではないのと言うと、あら焼いているのと笑うので、べつにと、

言うと、


随分長い出張だったけど、どこに行ってきたのと聞くので、札幌、東京、四国、佐世保、鹿児島だよと言うと、佐世保にも帰って来たのお母さんが喜んでいたでしょうと言うので、ああ、

しかし何も変っていなかったよと言うと、あの三人はと聞くので鹿児島で別れたよ、九州を北上すると言つていたよと話すと、大丈夫なのと言うので、こまったら電話がくるよ、今の、

ところ無いから、楽しく旅をしているんだろうと言ったのです、


ママがユキちゃんから聞いたけど、西郷隆盛、坂本龍馬、村田新八なんて凄い子孫だねというので、所長が西郷さんの子孫は残っているのは分かるけど、坂本龍馬はおりようさんには子供が、

なかったんだろうと言うので、兄がいたんだが男の子がいなかったんで龍馬のお姉さんの子供が養子になって本家を継いだらしいのです、その後はわかりませんが、いずれにしろ直系が200、

年なんて続きませんよと言ったのです、


川崎がそうですよ、私だって分かっているのは明治の後から位です、いずれにしろ何処からか北海道に渡ってきたんでしょうがと言うので、最初は東北が多かったらしいですが、武士がなく、

なって食えなくなり全国から武士達が移住してから人が増えたそうなんですと真一が話したのです、


そのころ西郷達は熊本にいたのです、鹿児島から新幹線にのり熊本駅につき駅に荷物を預け熊本城に向かったのです、城は復元されて形は昔のままです、外から村田が眺めてさすが天下の名城、

ですね、死角がありませんでした、しかも大砲の性能も違いどうする事も出来ませんでしたといい、城に登ると熊本平野が一望できます、田原坂方面を見てあそこで沢山の兵児が死にましたと、

感慨深げに眺めていたのです、


城を出て水前寺公園に行き、ここが細川公の別邸のあった場所ですか、なかなか見事な作りですねと西郷がいうと、龍馬が昼飯にしましょうと公園の食堂に入ったのです、ビールを頼み定食を、

頼んだのです、ビールが来たので盃を重ね定食を食べ。龍馬が西郷さんは延岡の最期の戦いまで戦には口を出しませんでしたが、本当に負けるつもりだったのですかと聞くと、いや鹿児島を、

出たときはそう思っていましたが、


いざ熊本城を取囲んだときは武人の血が燃えて指揮しょうとしたんだけど、桐野と篠原に危ないからと前線に立たしてくれなかったんですよ、私が指揮をしても火砲の差は歴然としておりこの、

城を落とす事は無理だったでしょうと笑ったのです、バスに乗り田原坂古戦場に向かい、タクシーに乗り換え薩摩軍の陣地跡を巡ることにしたのです、村田がここで止めてというので車を降り、

ると、


ここです此処から500m離れた前に篠原どんの陣地があり前線で指揮していたのですが官軍の集中銃撃にあい戦死したのです、それから総崩れとなりみんなが逃げて来たのでここに踏みとどまり、

官軍を押し返したのです、それから一進一退となったんですが、背後に官軍が上陸したので包囲されるのを避ける為熊本城方面まで撤退したのです、兵児は15000人から8000人に減りそれか、

らは負け戦でしたと言ったのです、


小兵衛の眠っている寺に行き線香をたむけて熊本駅まで戻りローカル線で人吉に向かい、人吉に着き薩摩軍が陣をはった場所に行きここも激戦でした、官軍が鹿児島に上陸した為に都城へ撤退、

したのです、西南戦争の犠牲者の墓へ線香をたむけ冥福を祈ったのです、夕方になり人吉温泉に宿泊する事にし、老舗の温泉宿にチェックインすると部屋に案内され窓を開けると下に清流が流、

れている閑静な温泉宿です、露天風呂があると言うので行く事にしたのです、


山々の緑溢れる川沿いの露天風呂です、やあ極楽ですなと龍馬がいうと、こんなに贅沢な旅が出来るのもみんな真一殿のお蔭ですと西郷が言ったのです、タップリお湯につかり部屋に戻ると、

女将が入って来ておゆはどうでしたと聞くので、みんながいい温泉でしたと答えると、それはよう御座いましたといい、食事の用意が出来ていますと大広間へ案内したのです、


大勢の泊り客がおり膳が並んでいます、仲居がビールを注いだので乾杯して膳を見ると前菜、馬刺身、イワナの塩焼き、山菜のテンプラ、すき焼きです、これはご馳走だともくもく食べたの、

です、女将が西郷さん以下有名人のご子孫の方においで頂き感激しています、お部屋に芸子を呼びましたので今日はゆっくり楽しんでくださいといい、席を立ったのです、


焼酎も中々コクがあって美味いので、馬刺しは酒にあうんだというと、仲居が熊本は阿蘇の草原に何千頭も放牧してあるのですよと説明したのです、食事が終わり部屋に戻ると仲居が酒の肴を、

持って入って来て直ぐにコンパニオンがきますと言ったのです、こんばんわと女の子3人が入ってきたので見ると芸者ではありません、マリ、しのぶ、順子ですと挨拶し3人に酌をしたのです、


龍馬がコンパニオンと言うのは接客をする女性の事ですよと二人に説明すると、マリが西郷さんにコンパニオンを呼ぶのは初めてですかと聞くので、ああ初めてだというのとそれではタップリ、

サービスしますよと笑ったのです、

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