派閥(明治偏) 53 次の日にホテルに行き稚内の事を話すと宜しくお願いしますというので、面会しますかと聞くと、今は会いたくありません、主人もこんな事をしてあわせる顔もないでし


派閥(明治偏) 53


次の日にホテルに行き稚内の事を話すと宜しくお願いしますというので、面会しますかと聞くと、今は会いたくありません、主人もこんな事をしてあわせる顔もないでしょうと言うので、主人、

に手紙を書かせたのです、それでは私が届けてきます午後の便で稚内に行きます、それまでここにいてくださいといい、ホテルを出て警察に向かい、調書にサインをして、面会を求めると本当、


はいけないのですが、調書も終っていますのでいいでしょうと署長がいい、取調室に行くと木村が入って来て前に座ったので、手紙を渡すと、それを呼んで泣き崩れ、二人の事をお願いします、

あんたは仏様みたいな人だというので、人間魔が差す事があるのだよ、これから模範囚になれば刑期も短くなるだろう、1日も早く罪を償って出て来て、奥さんと子供さんの為頑張るのだよ、

と言うと、


わかりましたと頭を下げたのです、署長と水田刑事に後は宜しくお願いしますと言うと、ご苦労様でしたと言うので警察を出てホテルに向かい、二人を連れさやかと一緒に空港へ向かったの、

です、さやかに後の事を託して飛行機に乗り込み稚内へ向かったのです、稚内に着くとタクシーでみやびに行き途中で本当の事を二人にだけ話します、いい人だから決して誰にも口外はしな、

い人です、


他の人には私の遠い親戚と言う事にして、私の実家は佐世保ですが私の母方の親戚だと言ってください、その他の人には決して喋ってはいけませんと言うと分かりましたと答えお借りした、

お金ですと渡そうとするので、それは持っていてください、これからお金もかかります、銀行口座を教えてください、毎月20万を振り込みます上げるとなると税金がかかりますので私から、

借りたことにしておいてください、


勿論返さなくてもいいのですよと言うと、いいえ一生懸命働いて返しますというので、それで病気になっては美咲ちゃんは育てられません、無理はいけませんよと言ったのです、みやびに着き、

女将にすべてを話すと、ここは旦那様の家です遠慮はいりません、それでは佳代子さんは住み込みで働いてもらいます、近くに宿舎もあります住み込みで働いている人もいるんですよといい、

子供は学校に行くまでは知り合いの保育園で預かってもらいますから、大丈夫ですよと言ったのです、


歩いてすぐだから案内するわと連れ立って宿舎に行ったのです、中に入ると1DKで綺麗な部屋です、ここに住んでといい、食事はまかない食がでますから特段自分で作らなくてもいいですよ、

といい、明日から店に9時に顔を出してといって帰っていったのです、それではとりあえず生活道具とフトンを買いに行きましょうといい、みやびの車を借りてデパートに行き一揃い買っ、

てみやびに帰り、


佳代子に後で荷物は送ってもらいますと言ったのです、夕方なので私の仲間に合わせましょうとタクシーに乗り荷物を置きにマンションに戻り、再び車に乗り北海に向かったのです、途中、

川崎に電話を入れて水田刑事から聞いたと思うけど口外しないように頼んだのです、北海に着くとママがお帰りというので、親戚の木村佳代子さんと美咲ちやんだよと言うと奥の席に案内、

したのです、


ママがいつも真一さんにはお世話になっているのですよと言うので、宜しくお願いしますと挨拶すると、美咲がペコンと頭を下げるのでまあおりこうさんねとママがいい、ジュースとビール、

をもって来たので3人で乾杯したのです、ママが海鮮料理を出すと、美咲がすご~いご馳走というので、おなか一杯食べてねと勧めたのです、さあ佳代子さんもと言うとハイと返事して、

美味しそうに食べたのです、


ユキが入って来てお帰りといい紹介すると、色々真一さんにお世話になっていますと佳代子が言うので、ユキです宜しくお願いしますと挨拶したのです、再び乾杯すると美咲が美味しいねと、

喜んでいます、サクラと里美がおはよう御座いますと入って来て、お帰りと横に座り、あれ何でユキさんがいるのというので、いては悪いのとユキがいうと、おお怖いというので佳代子が、

笑って、


真一さんは持てるのですねと言ったのです、美咲がお腹いっぱいもう食べられないというので、ママが残ったらお土産にタツパに入れてあげるよと言ったのです、暫くすると明日から仕事、

ですからと言うので、車を呼び二人を乗せると真一さん本当にありがとうというので、無理しないでと見送ったのです、席に戻るとサクラが随分美人な人だけど、まさか真一さんの奥さん、

と子供というので、


違うよ遠い親戚だよと言うと、ふ~んといいビールを一気飲みしたのです、ママに東京土産を渡すとまあ千疋屋のマロンプリンではないのと言うので里美が走ってきてそれ凄く美味しい、

のよと言うのでみんなに一つづつ渡して食べると4人が目を丸くしています、食べ終わってすご~いと言ったのです、後二つあるよと言うと、ママがさつさとしまって後で食べようといい、


みんながずる~いというので、袋から一箱だして後で食べてとママに渡したのです、里美が横に座るので将来有望でないとダメなんではと笑うと、こんな物お土産に買える人は絶対有望だは、

乾杯と言うので、サクラが現金な奴と鼻で笑い、関東銀行の頭取の頼みは何だったのと聞くので何で知っているのと聞くと、所長が来て頭取の頼みだから今回は一週間は掛かるだろうと言っ、

ていたわよと言うので、


里美がすご~いあの関東銀行てメガバンクでしょう、その頭取と知り合いなのと聞くので、サクラがそうだよ札幌銀行の頭取ともお友達だよ~というので、ヤツパリ将来有望だわと腕を組んだ、

ので、まったく余計な事をというと、ユキが元の木阿弥だあとケラケラ笑ったのです、それでは私は店に行きます、真一殿後でといい店を出て行ったのです、


所長と川崎が入って来てお帰り今回は大変だったろというので鹿児島まで行って来ましたよと言うと、それで実家にはと聞くので、ええ寄って来ましたというと、部長が全部本部持ちだなんて、

言っていたけど、また真一君に何か頼む積もりではと言うので、いえ暫くはないと思いますよ、あまり言うと本社に帰すなんでいいますよ、厭ですからというと、普通は本社に帰すなんていう、

と喜ぶんだがと笑ったのです、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る