派閥(明治偏) 52 戸があいて一人の男が入って来て動くなと大きな声で叫び手に持っていた拳銃を天井の蛍光灯に向け発射するとパンと音がしてガシャンと蛍光灯が破裂したのです、さよ


派閥(明治偏) 52


戸があいて一人の男が入って来て動くなと大きな声で叫び手に持っていた拳銃を天井の蛍光灯に向け発射するとパンと音がしてガシャンと蛍光灯が破裂したのです、さよりが立ち上がろうと、

するので床に伏せるんだというと二人は伏せたのです、真一が手を上げて男に近づくと、そこで止れとまらんと撃つぞと拳銃を真一に向けたので、おれが人質になるというとそのままこっち、

来いというので、


行くと入り口付近のお客を奥にいけというので、早くいくんだと言うと、みんな奥に行ったのです、腹が減っているんだろうと言うと、そうだというので、大将におにぎりと味噌汁をと頼み、

まあ座ったらどうだと言うと入り口の席に座り、動けば撃ち殺すぞと大声で言ったのです、大将がおにぎりと味噌汁を出すと、左手で握り飯をがつがつと食べ、味噌汁をのんだのですなんで、

こんな事をするんだと聞くと、


うるせえ、金が欲しいに決まっているだろうと言うので、なぜたと聞くと、働くとこもなく女房、子供に飯も食わせられないのだと言うので、この拳銃を手に入れるのは金がかかつただろう、

と言うと、ああなけなしの金をはたいたのさというので、こんな事やれば奥さんと子供はどうやって生きて行くのだと聞くと、こうなれはヤケクソだ2、3人殺して俺も死ぬというので、

お前が死ねば奥さんと子供はどうするのだと聞くと、


もう後戻りは出来ねえんだよと言うので、誰かを殺したのかと聞くといやまだだ、コンビニをおそったが何も取れなかったというので、それでは銃刀法違反と強盗未遂だ日本の法律では刑の、

重い方を取るから、懲役5年だなというと、お前は警官かというので、いや法律に詳しいだけだと言い、まだおにぎりが残っているぞ食ったらどうだと言うと、左手ににぎりがつがつと食べた、

のです、


味噌汁を飲み落ち着いたらしく、もうだめだ、おれが刑務所にはいったら、女房や子供は暮らしていけないだろうと言うので、俺が何とかしてやろうと言うと、お前は金持ちなのかと聞くので、

ああそうだと答えると、どうしてくれるのだと聞くので、まず奥さんと子供は今の場所では暮らせないから、誰も知らない場所に引越しさせるのさ、金は1000万用意してやろう、そうすれば、

一月20万あれば暮らせるだろう、


一年240万で奥さんが働けば月10万になるので8年はいうに暮らせる、その内お前が出て来てまともに働くのだ、働くところがなければ俺が世話してやるというと本当かというので、うそだっ、

たら刑務所から出所して俺に仕返しすればいいだろうというと、わかったお前を信用しょうといい、銃を渡したので安全装置をかけ、俺の知り合いがいるので一緒に自首するのだといいさゆり、

ちゃんと呼んで、


この男が自首するそうだ警察に電話してくれと頼むと、さよりが電話をするとパトカーが駆けつけたので、さよりが男を伴って表に出てパトカーに乗せ警察に連れて行ったのです、刑事の水田、

が入って来て敬礼し警察まで来てもらえますかというので、拳銃を渡しパトカーに乗り込んで札幌中央署に同行したのです、応接に席を勧めるので座ると凄いネゴシエータですねと言うので、


彼の名前と住所を教えてくださいと言うと、木村純一32才、住所は南区2-6-7山田壮となっています、奥さんの名前が木村佳代子27才子供が美咲5才だそうですというので、明日は新聞に出ます、

ねと言うと、多分というので、それでは今夜中に始末をつけましょうと言うと、どうするのですかと聞くので、世間の目から引き離すのですといったのです、木村はおとなしく自供している、

そうですというのでそうですか、


誰もけがさせなくて良かったといい、僕はどうすればというと調書はさよりちゃんが一部始終目撃しているそうですから作成するそうです、後でサインしてください、今日はお帰りになって、

結構ですと言うので、警察を後にして山田壮に向かったのです、呼び鈴を鳴らすとドアをあけたので中に入り一部始終を話すとなき崩れたのです、さやかが手を取り明日になればマスコミが、

押し寄せるでしょう、


着替えだけ持ってここを出ましょうといい、用意をさせバックを持って家を出てホテルに行きチェックインして部屋に連れて行き、明日迎えに来ますのでここに今日は泊まってください、お金、

の事は心配しないでと、サイフから20万取り出し渡すと、知らない方から頂くわけにはと言うので、困った時はお互い様ですといい、ルームサービスで何か取って食べてくださいといい、


あそこには住めませんので違うところに部屋を借りましょうと言うと、どうしてそんなに親切なんですかと言うので、それが私の役目なんですといい、美咲ちゃんまた来るよと言うと、うん、

と返事したのです、何かあればここに電話してください、私は村上真一といいますと名乗ったのです、奥さんくれぐれも早まった事を考えてはいけませんよ、可愛い美咲ちゃんの事を思って、

生きていくのですというと、


ありがとうございますと涙を流すのでさやかがハンカチを渡したのです、ホテルを出て頭取の店に行くとママが出迎え今回もご苦労様というので、さやかが先ほどの事をかいつまんで話すと、

ヤツパリ、真一さんは人を助ける定めに生まれたのだわといい、ビールとイワシの丸干しを出したのです、さやかが真一の手を握ってすご~い、益々惚れてしまうわと言ったのです、


さよりが入って来て真一に敬礼するので笑うと、木村はすべて自供しました、しかし、真一さんはすご~いさやか真一さんを私に頂戴というので、ダメですと言うとママがあらあらと笑った、

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出来るのと聞くので、


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といい、でも凄いなあ真一さんみたいな人が警察にいればいいのにと言うと、犯罪が全然起きなくなると警察は要らなくなるわよとママが笑ったのです、後はどうするのと言うので、稚内に、

連れて行こうと思っているんだ、


そうすれば目立たず暮らせるだろうと言うと、なるほどと言うので、さやかにお願いがあるのだが稚内の住む所が見つかったら、引越し屋さんに頼んで荷物を送ってほしいんだよ、後部屋の、

解約もして欲しいんだと言うとわかったはマスコミがいなくなったらそうするよと言うと、さよりが私も手伝うよと言ったのです、夜もおそくなりさよりと別れてさやかの家へ行きシャワー、

を浴びると、ベツトに入り二人は燃え上がったのです、

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