派閥(明治偏) 45 女将が呼びに来たので座敷に行くと海鮮盛りの用意がしてあります、女将が4人にビールを注ぎ乾杯すると、3人がこれは凄いご馳走だというと、女将が沢山食べてくだ


派閥(明治偏) 45


女将が呼びに来たので座敷に行くと海鮮盛りの用意がしてあります、女将が4人にビールを注ぎ乾杯すると、3人がこれは凄いご馳走だというと、女将が沢山食べてくださいといい、茂と理香、

が遅くなりましたと入って来たので、3人に紹介し理香に相手を頼んで、それではと立ちあがり女将の部屋で着替えたのです、理香が凄い有名人の子孫の方と聞きましたと酌をすると、真一、

さんの知り合いですかと龍馬が聞くので、


同じ会社で私の上司ですと答えたのです、優しい上司でよかったねと言うと、それが女にもてすぎるので大変なんですよ、もうすぐ分かりますと笑ったのです、西郷が男にも好かれるので女子、

にも好かれるのでしょうと笑うと、こんばんわと白菊、梅菊、菊奴が入ってきたので、女将が紹介すると3人に酌をしたのです、真一と茂が着替えて部屋に入ってくると、これは凛々しいと、

三人が驚いています、


席に座ると、白菊が一指しといい梅菊が三味線を弾き、白菊と菊奴が踊ったのです、二人の舞いはなかなか優雅な舞いです、舞い終わると皆が大きな拍手をして、龍馬が素晴らしい舞いです、

京都でもこんなに素晴らしいのはめったに見られませんと言ったのです、白菊がまあ真一さんみたいにお口が上手なのですねというと、龍馬が白菊に酌をして真一殿はそんなに口説き上手な、

のと言うと、


白菊が飲み干し、ライバルが一杯いるんですよと言う間に、菊奴が真一の傍にすわり酌をするので、どうしたの今日は3人と聞くと、梅菊が菊奴ねえさんが真一さんの席なら自分も行くと押し、

かけて来たのですよというと、久しぶりですものいいでしょうと真一の顔を見るので、いいけど、他のお座敷はというと、他の芸子に任せてきたから大丈夫ですというので、白菊が菊奴そんな、

にお客さんとベタベタすると、


他のお客さんに嫌われますよというと、いいんですと寄り添うので、白菊が睨みつけたのです、理香がほらねと言うと、3人がなるほどとうなづいたのです、女将があらあら大変だと笑った、

のです、それではまず弟子の茂による白虎三部舞いですというと、茂が立ちあがり刀を左に差して一礼し、刀を抜くと、梅菊が三味線を弾き始めたのです、随分上達したみたいで、優雅な、

剣舞です、


舞い終わると沢山の拍手です、席にもどって来ると西郷が酌をして素晴らしいと手を叩くので、茂は一気に飲み干し返杯したのです、それではと真一が立ち上がり、武田武士を歌いながら、

詩吟をおりまぜて舞ったのです、梅菊の三味線もピッタリ会っています、終わると皆が拍手して、西郷が相変わらずすごかあと言うので、白菊があら本当の西郷さんみたいというので、

みんながドッと笑ったのです、


それではそろそろお願いします旦那様と女将がいうので、真一が出稼ぎにいってきます、菊奴と理香ちゃん3人のお相手を宜しくと部屋を出ていったのです、西郷が女将さんが旦那様と言っ、

ていたけど、奥方はユキどのではないのと聞くと、菊奴が女将が旦那様と呼ぶ訳をはなすと3人がそうだったんですかとうなずいたのです、龍馬が菊奴どのそれがしも一人身なのだがと言う、

と、


あらご先祖様にはおりようさんと言ういいお方がいたのでしょう、龍馬さんにもいい人がいるんでしょうと言うと、そんなに有名な話なんだ、これは参ったと頭をかいたのです、菊奴が、

白菊ねえさんが焼きもち焼いて大変なんですよと笑うと、理香が菊奴さん私も焼きもちやいてます、上司に手を出さないでというので、新八がまあ一つと酌をしょうとすると、車を運転し、

ていますからこちらでとノンアルコールのビールを指差すと、これは失礼と注ぎなおしたのです、


真一達が最後の席に行くと札幌銀行の頭取です、頭取がやあ暫くというのでどうしたんですかと聞くと、稚内氷まつりが12月でも盛況かどうか見にきたんだよと笑うので、又何か頼むつもり、

でしょうと言うと、まあそういう事なんだがまずは一杯というので飲み干し返杯したのです、白菊が舞い、真一が剣舞を披露すると相変わらず素晴らしいと言ったのです、白菊が大事な話し、

があるようで、


私達は部屋へ戻っています、頭取あんまり真一さんをこき使わないでくださいねと言い挨拶して部屋を出ていったのです、白菊に言われると話しにくいなあといいながら盃を干したのです、

真一がいいですよ話してくださいというと、まずあの金塊はどうしたのと聞くので、洞窟からタイムスリップして明治の初期に行きもどって来たことかいつまんで話すと、やつぱり真一君、

はそういう定めなんだよ、


それなら彼らが返る時そのまま持たせたほうがいいよ、真一君は一億近くあるのでそれを使えばいいではないか、あれはそのまま稚内支店で預かっておくよと言うので、そうですねお願い、

しますと頼んだのです、頼み事たが関東銀行の先輩が困っているらしいのだ、ある会社の6億が焦げ付きそうなんだと言うので、関東銀行にしてみれば大した額ではないのではと聞くと、


それがこの前と同じその会社が非社会的組織に係わりあるらしく、このまま行けばマスコミにもれて信用失墜するという訳で真一君に助っ人を頼みたいと言っているのだよ、詳しい事は、

先輩が話すので東京に出て来て欲しいとの事なんだと言うので、わかりました明日にでも行きましょう、しかしあの3人をほうっておくわけには行きませんので連れて行きますというと、


ああ構わないよ、さつそく君の会社の支店長に言っておこう、本社には先輩が話しを通すそうだよ、明日は札幌により、明後日東京に行ってくれたまえ、飛行機のキップと東京の宿の手配、

はしておくよと言い、真一に酌をして、いやにあつさり引き受けたねと言うので、お金を振り込んだので仕方ないですよと言うと、はははは、先輩も頭がいいと笑ったのです、


しかしタイムスリップしてまで人助けとは恐れいったよと頭取がいうと、女将がやつぱり旦那様はお釈迦様の使いですよと答えたのです、それでは後でクリオネで舞いますので来てください、

といい部屋に戻ったのです、みんながご苦労様と労ったのです、それでは河岸を変えましょうといい、白菊達にどうするか聞くと菊奴が白菊姉さんと梅菊は次ぎの座敷があります、私は、

大丈夫よと菊奴がいうと、


白菊が理香にしっかり抜け駆けしないように菊奴を見張っておいてとたのんだのです、女将が花代ですよと白菊にわたすと、おおきにと言って受け取りつたのです、茂にお手当てですよと渡し、

旦那様には頭取からですと渡したのです、それでは行きましょうというと、表に車が用意してあります、茂は理香ちゃんの車でといいみやびを出てクリオネに向かったのです、

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