派閥(明治偏) 43 そして運命の12月7日がやって来たのです馬ソリに荷物を積んで、防寒義を着て網元の家を出発したのです、漁師の話しでは今夜は吹雪くそうです、気をつけてください


派閥(明治偏) 43


そして運命の12月7日がやって来たのです馬ソリに荷物を積んで、防寒義を着て網元の家を出発したのです、漁師の話しでは今夜は吹雪くそうです、気をつけてくださいと言うので宗谷岬まで、

ですからそんなに遠くないので大丈夫ですよと言ったのです、町を出て磁石を見ながら東南に向かったのです暫くは平原が続き、たしか左側に丘があるはずだがと進んで行くと見覚えのある、

丘が見えて来たので近づくと、


洞窟が見えて来たのですここだと言って洞窟に入ると火をたいた後がありますここに間違いありません、荷物をソリから降ろし洞窟に運び込んだのです、馬をソリから外し尻を叩くと本来た、

道を走って帰ったのです、雲が見る見る広がり雪が降ってきて風も強くなって来たのです、洞窟で火をたきもって来たたき木を燃やしたのです、毛布を引きその上に座ったのです、外は猛烈、

な吹雪です、


時間を見るとまだ5時です、家を早くでたのでたどり着けたのです、もう少し遅ければ吹雪でここに来る事はできなかったでしょう、LEDのランタンを取り出しスイッチを押すと3人がこれは、

なんですかと聞くのでLEDと言って少しの電気で光るのです、中に電池と言って電気を溜める事の出来る物が入っているのです、明治20年には電気が利用されるようになるのですと言うと、

三人は目を見張っていたのです、


もって来た鍋に鮭、ホタテ、野菜を入れ味噌を入れてたのです、いい匂いがして来たのでおわんに入れ皆に渡すと、これは体が温まるといい、もって来た握り飯を食べたのです突然イナビカリ、

が起きましたが音は聞こえません、冬のカミナリか珍しいと龍馬がいうので、あの時と同じです、たぶん朝には200年後の世界にいますよと真一が言ったのです、酒を温めて熱燗にして飲むと、


西郷が山で雨が降った時に洞窟で雨宿りしたもんです、懐かしいですよと嬉そうです、飲みながら歓談しているともう11時です、イナズマと吹雪きは益々激しくなって行ったのですそれでは、

寝ましょうといい、大き目の木を焚き木に入れて、ランタンを消してみんなで毛布をかぶったのです、うつらうつらしていましたがみんな直ぐ寝入ってしまったのです、眩しい光に目を覚ま、

すと、


吹雪はやみ洞窟の入り口から光りが差し込んでいます、みんなで恐る恐る入り口に向かって、洞窟を出るといい天気です、前に雪の積もった塊があるので、雪をどけると車のボンネットです、

戻って来ましたよといい、雪をどけると四輪駆動のワゴン車が現れたのです、遠くには牧場のサイロと電線の鉄塔が見えて道路標識があります、車のドアを開けエンジンをかけると勢いよく、

エンジンが掛かったのです、


三人はビックリしています、これは自動車と言って馬で引かなくても走るのですと説明すると、西郷がすごい機械ですねと感心しています、岡蒸気みたいなもんですと言うと龍馬はアメリカ、

で見た事がありますよと言ったのです、荷物を載せ皆をのせてシートベルトを付けさせて、真一は助手席に乗り、ユキが運転して国道へ向かったのです、スマホを見ると電波は繋がっており、


日付けと時間を見ると、やっぱりタイムスリップした時間と同じ月日時間に戻って来たみたいなのです、国道に出て稚内を目指したのです、三人は見るものに驚いているようです、30分で、

稚内に着き真一のマンションに行ったのです、車を降りエレペータに乗り部屋に向かったのです、部屋に入るとビックリしているので一人住まいの部屋です、狭くてビックリしたでしょう、

というと、


坂本がベツトに寝転び懐かしいと喜んでいたのです、たしかみやびには放れがあったはずだ、あそこを使わせてもらおうと思い、電話すると女将が快諾してくれたのです、これは携帯電話と、

言って遠くの人と話が出来るのですと説明すると、便利なものがこの時代には沢山あるのだと龍馬がいい、200年後にはこんなに進化するんだと言ったのです、ここでは皆さんを知っている、

人はいないから、


西郷隆盛、坂本龍馬、村田新八でいきましょう、聞かれたらご先祖だと言う事にすればいいですよと言うと3人は了承したのです、すぐ慣れますよといい、連れだってみやびに行ったのです、

みやびに着くと女将が出迎えたので、西郷さんと坂本さんに村田さんです暫くご厄介になりますと言うと、今は使っていませんが毎日掃除しています、こちらへと案内したのでついて行くと、

部屋が3つとリビングがあり、


すべて洋室です、荷物を運び込みリビングに座ると、ここはいいですねと龍馬が言うので3つ部屋があり、ベツトがありますので、それぞれそこで寝てください、風呂も洗面所もついています、

後で使い方を教えますよと言うと、坂本が私にまかしてください、アメリカで経験済みですというと、村田も私もイギリスで経験しています、西郷さんには教えますよと言ったのです、


女将にはすべてを話そうと思い、女将に洞窟から明治の初めにタイムスリッブした事と向こうでの経過をかいつまんで話し、この3人はいずれもその時代では生きていない事を話すと、驚いて、

信じられない事ですが3人の方がここにいる事は事実です、信じるしかありません、真一さんはお釈迦様の使いですから、なにが起こっても不思議ではありませんわ、ようこそこの時代におい、

でくださいました、


お帰りになるまで精一杯おもてなしいたしますと女将がいうと、三人が宜しくお願いしますと頭を下げたのです、それではこちらで着る普段着を買いにいきましょうと車に乗りユニクロに向、

かい、普段着を買ったのです、ズボンは修繕するテープを買い、裁断して貰い裏からテープで貼り付ければ出来上がりです、試着してもらうとみんなピタリです、ズボンにセーターを着て、

コートをはおれば現代人です、


一旦みやびに戻りセビロをしまって北海に行く事にしたのです、車を呼び5人で北海に行き中に入るとママが出迎え奥の座敷に案内したのです、西郷、坂本、村田を紹介するとママがよくいら、

っしゃいましたと挨拶したので、3人が西郷隆盛、坂本龍馬、村田新八ですと言うと、まあ有名なお名前ですねと言うので、その子孫ですよと3人が笑ったのです、ビールが来たので真一が、

200年後の世界へようこそと乾杯したのです、


どうやら歴史はこの3人が生きている事には異存がなさそうです、ユキが歴史が修復しないと言う事は大丈夫と言う事なのねと笑うので、色んな経験をしてもらおうというと、でも楽しい、

7年だつたけど、歳は取つたのかしらと言うので、取るはずがないだろうと言うと、良かった取っていたら大変なおばさんだわと言ったのです、


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