派閥(明治偏) 36 真一達が小倉に着くと乃木は鎮台兵400人を連れて熊本救援に向かったと言う事で急ぎ追いかけたのです、乃木は急ぎすぎた為落後兵が続出し薩摩軍と接触した時には
派閥(明治偏) 36
真一達が小倉に着くと乃木は鎮台兵400人を連れて熊本救援に向かったと言う事で急ぎ追いかけたのです、乃木は急ぎすぎた為落後兵が続出し薩摩軍と接触した時には200人足らずであった、
薩摩兵400人との激しい戦闘に入り包囲されて軍旗を薩摩軍に奪われてしまったのです、真一が到着した時には乃木軍は包囲されており全滅は時間の問題であった、薩摩軍の右翼から銃撃す、
ると、
新しい官軍とみて一斉に攻撃して来たので少しずつ後退させ、真一は一隊を率いて敵の手薄になった所へ攻めかかると口が開いたので突破し、乃木の本営に到着し急ぎ撤退するように言った、
のです、無事に撤退を完了すると全軍も一旦後退する事にしたのです、薩摩軍も陣地を構え戦線は膠着したのです、乃木は軍旗を失ったので自決するというので、敵を殲滅した後にするよう、
にいい、
児玉に乃木が自決しないようによく見張っているように頼み、山県の援軍が到着するまでは無謀な攻撃はしないよう言い含めたのです、ゲリラ戦で敵を翻弄するように黒田にいい、少人数で、
攻撃しては直ぐに撤退する作戦で敵を眠らせないようにしたのです、やがて山県率いる鎮台兵2万人と大山の砲兵隊が到着し熊本の救援に向かったのです、猛烈な砲撃を加えつつ進軍すると、
薩摩兵は徐々に後退し田原坂にいくえにも防御陣地を築き官軍の進撃を止めたのです、桐野は熊本城の包囲の中から篠原軍を田原坂に救援に行くように要請し囲んでいた1万300人を4000千に、
して残りの9000人を田原坂へ急行させたのです、薩摩軍は地形を利用した強固な防御陣地を作っている為、砲撃の効果はあがらず歩兵による進撃しか手はなかったのです、戦闘は一進一退、
で、
特に薩摩兵の突撃に鎮台兵は怯えていたのです、これを聞いた川路敏明は東京警視庁に旧会津の武士を大量に採用し、抜刀隊となずけ熊本へ送り出したのです、旧会津武士は戊辰の仇がうてる、
と大勢が募集に応じたのです、その数は2000人規模でこの部隊が到着すると、薩摩軍との間に壮烈な白兵戦を展開しじりじりと田原坂の薩摩軍陣地を攻略し始めたのです、薩摩兵は元込め銃の、
玉の補給が受けられず、
先込め銃しか使えなくなり火力は半減して徐々に不利になっていったのです、田原坂の戦闘は激烈を極めていたのです、特に篠原は軍の先頭に立ち指揮していたのですが、目立つ格好をして、
いた為官軍の絶好の銃撃の狙いになり、官軍の一斉銃撃により身体に無数の銃弾にあたり戦死してしまい、西郷小兵衛も抜刀隊との白兵戦中に狙撃され瀕死の重傷おってしまったのです、
指揮官を失った薩摩軍は総崩れとなり、
田原坂の陣地を後退するしかなくなり熊本城方面へ敗走したのです、桐野は兵をまとめると8000人に減っていたのです、ひとまず人吉方面へ撤退する事にして、熊本城の包囲を解き人吉へ、
向かったのです、そのころ川村を司令官とした海軍は鎮台兵を鹿児島に上陸させて薩摩軍の補給を絶つたのです、これで薩摩軍は鹿児島の本拠地を失い日向方面へ敗走する事になります、
西郷は小兵衛の戦死の報を聞き武士が戦場で命を落とすは名誉な事でごわんすと一言いっただけで瞑目したのです、西郷は戦いに一言もくちばしは入れなかったのです、桐野が人吉への撤退、
を言うと、もうここら辺でよかとじゃないかと返事したので、まだ薩摩兵児8000人がおりもうす、一旦下がって体制を立て直しもんそと言うので、好きにすればよかと返事したのです、傍に、
いた西村に、
桐野がどうでごわんそかいと言うと、西村は私は傍観者ですみんなの好きなようにすればいいですよと言ったのです、桐野達が部屋を出ていくと、西郷がこれで良かったごわすだろうかと言う、
ので、まだまだでしょう、反乱が長引けば政府も考え方を改めて民主化に進むしかなくなります、もう一踏ん張りですと焼酎を注ぎ盃を重ねたのです、じゃっどん多くのニセ達を死なせもうし、
たと西郷が言うので、
7000人の内戦死したのは1000人です後はキズを負った者が3000人、行方しれずが3000人ですと言ったのです、人吉で体制を立て直そうとしていると鹿児島に官軍が上陸した事を知ったのです、
人吉の陣地も政府軍の猛烈な砲撃にさらされ後退を余儀なくされ都城方面へ撤退したのです、ユキは卒業式も終り負傷者の看護の為3人の卒業生を連れて熊本の真一の所へ来たのです、
そのころ鳩野はお寺を野戦病院にして多くの負傷兵の治療に当たっていたのです、田原坂の激戦のさなかの事であり小兵衛が瀕死の重傷で担ぎ込まれたのです、胸と腹に合計3発の銃弾を受け、
ており鳩野が玉を摘出したのだが出血がひどく危険な状態になったのです、真一が駆けつけると鳩野が今夜が山場です敗血症に掛かれば助かりませんと言ったのです、ユキが真一に敗血症の、
薬はあるのだけど、
ここで使って小兵衛さんが助かると歴史を変える事になるのではと言うので、歴史がそれを許さないのなら、小兵衛さんは必ず死ぬはずだよ、それを使おういずれにせよ、助かってもキズが、
治るころはこの戦争も終わっていねはずだと言い、ユキが小兵衛に注射したのです、人吉に薩摩軍が撤退した頃に小兵衛が目を覚まし真一の顔を見て、私を助けてくれたのですか、薩摩軍は、
と聞くので、
人吉に撤退した事を伝えると、起き上がろうとするのでそのキズでは暫く動けないといい、キズが治ったら復帰すればいいと言ったのです、そこに官軍の少尉が兵隊と一緒に入ってきてこの、
病院は賊軍の兵も治療しているのかといい、キズをおつた薩摩兵へ銃を突きつけたのです、鳩野がここは病院だ敵も味方もなくキズついた者は全員治療するのだと言うと、鳩野に銃を向け、
敵を助けるとは官軍に抵抗した物とみなして射殺すると言ったので、
真一が近づきおい少尉と言うとなんだお前はと言うので、内務省顧問村上真一だ、お前は丸腰の人間を殺すのか、また病院は中立区域として攻撃は禁止されている事を知らないのかと言うと、
しかし、元気になれば又向かってきますというので、その時戦えばいいのだというと、ハイと返事し失礼しましたと敬礼するので、お前の隊長を今すぐ連れてつれて来いというと、わかり、
ましたと帰って行ったのです、
暫くして山田が入って来て真一さん部下が失礼しました、病院に手出ししないよう全軍に布告しておきましたと言い、但しこの病院の中にいる場合です一歩外に出れば敵とみなしますという、
ので分かっていますと言うと、しかし薩摩兵の勇猛さは聞きしに勝るものがあります、この分では鎮圧には後半年はかかるでしょうと言ったのです、小兵衛の所へ行き、勝敗は兵火の常です、
早くキズを治してくださいと敬礼したのです、真一さんのお陰で死に遅れました、山田さんと敵味方になるとは思いませんでした、山田さんも気をつけてと返礼したのです、元気になっ、
たら西郷さんの所へ連れて行きますので、決して命を無駄にしてはいけませんよといい本営に戻ったのです、
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