派閥(明治偏) 23 長崎に着き川村が護衛に2人を選んでありますと言うので、相手を刺激するので護衛は必要ありませんと言うと、これは大久保さんからの命令ですと言うので、それでは


派閥(明治偏) 23


長崎に着き川村が護衛に2人を選んでありますと言うので、相手を刺激するので護衛は必要ありませんと言うと、これは大久保さんからの命令ですと言うので、それでは私腹に着替えてくだ、

さいというと2人は私服に着替えたのです、護衛は山本と東郷です二人は護衛の拳銃をみせこれはドイツ陸軍の将校用の物です、6連発になっていますと真一に一丁渡したし小型ですから胸、

のポケットに入れれば分かりませんと言ったのです、


それでは行きましょうかと馬に乗り佐賀の城下に向ったのです、城下に入ると仕込み杖をもった武士と思われる男たちがたむろしていたのです、一人の男が近づき東郷に今日は寒いですね、

と声をかけるのでいや熱いですよと返事すると、東郷さんですよねこちらにと居酒屋の奥座敷に案内したのです、熊本鎮台の須藤です仲間が10人入り込み監視していますといったのです、


真一が江藤さんは何処にいるのか聞くと近くの寺が不平武士の集まり場になっています、そこにいるはずです、仲間の情報では明日にも佐賀県庁を襲うかもしれませんと言うので何人位、

が反乱いささかに参加する予定ですかと聞くと、恐らく1000人前後だと思います、江藤さんが説得しているらしいですが、聞くはずはありません、盟主に担ぎ上げられるのは時間の問題、

です、


熊本鎮台が出動の為待機しております、反乱が起きれば1日で救援にかけつける手はずになっていますといい、今はとても江藤さんに会うのは難しいですと話したのです、それでは私一人、

で面会をもとめましょうと言うと、東郷がそれは危険ですと言うので、東郷に拳銃を渡し相手も武士です丸腰に手は出しませんよといい、恐らく剣でいどんで来るでしょう、私しの剣の腕、

は東郷さん知っているでしょう、


心配いりませんあなた達は表で待っていてくださいといい、出かけたのです寺の門には銃を持った男が二人警戒しているので近づき内務省顧問の村上真一だ江藤さんに面会したいと言うと、

なに内務省だと何しに来たというので、お前に言う必要はないというと、銃を構えたので、鍋島の武士は丸腰の人間を撃つのかそんな卑怯者の集まりなのかと一括すると、動揺したらしく、


お前一人だといい銃を突きつけ案内したのです、奥から江藤が出て来て村上さんといい、皆にこの人に手をだすなと言うとハイと周りの男達が返事したのです、座敷に通されて座りどうやら、

説得は失敗らしいですねと言うと、その通りです強行派ががんとして聞いてくれません、どうしたものかと思っていますというので、ここまでくれば仕方ないので暴発させたらいいですよ、

と言うと、


何と暴発をですかと言うので、エネルギーを吸収するにはそれしかないでしょう、但し貴方は反乱の盟主に担ぎあれます、この乱は決して成功しません結果は失敗に終わり、江藤さんは、

断罪される事になりますがと言うと、暫く考えていたが、仕方ありません私も政府に不満を持って参議を辞職した身です、この乱で政府の目を覚まさせられば本望です、明日佐賀県庁を、

襲撃しますといい、


しかし反乱を説得しに来たのかと思ったら、私に反乱を勧めにきたみたいですね分からん人だと笑ったのです、真一が私は戦闘には参加しませんが、犠牲を少なくする為になるべく早く、

降伏してくださいよといい、その過激派の頭目にあわしてくださいというと、それはおやめなさい、言って聞く相手ではないですよと言うので、私が皆の前で叩きつぶせば江藤さんが、

降伏し易くなりますよと言うと、


なるほど景山さえおとなしくなれば他の者は私にしたがうでしょう、しかし一戦もせずには降伏はできませんと言ったのです、江藤が景山を呼ぶと横柄な態度で前に座ると政府の犬が何しに、

来たというので、大した腕もないのに人をそそのかす匹夫めがと言うと、怒った顔をして腕があるか無いか俺と勝負しろと言うので、望むところだ但し木刀だというと、真剣は怖いのかと、

言うので、


お前は真剣でもいいぞ俺は木刀で十分なのさと笑うと、分かったといい木刀を渡し庭へ出たのです、正眼にかまえたので、中々の腕だがそれ位で俺には勝てないと笑うと、え~いと打ち込、

んで来たので右手を払うと渋い顔をしています、次に思い切り右から左に水平に振りぬくし木刀で受けたが右手が痺れているためあまりのインパクトに横に木刀が飛んだのです、そんな、

もんか、


早く木刀をひろえといい、待っていると木刀を拾って構えたのですが、明らかに怯えています、こんどは踏み込んで振り下ろすと木刀で受けたので左手を打つとポトリと木刀を落としたので、

頭に向って木刀を振り下ろすと誰もが脳天にあたると目を瞑ったのですが、一寸上でピタット止めたのです、これまでだな、納得いかないなら真剣でもう一度立ち会うかと傍にいた男の、

仕込み杖をヒッタクリ、


投げて渡すとやつと我にかえったみたいでまいったと右手をあげたのです、他にかかってくる物はいないかと言うと黙っているので、一人の男に銃を渡すようにいい、銃を借りて庭にある、

遠くに釣り下がっている絵馬を狙って引き金を引くと絵馬が真っ二つに割れたのです、銃を返し私の腕はこんなもんだ、明日は思い切りかかってこい臆病になるなお前達は鍋島の武士だ、

ろうと言いい、


それでは江藤さん後は戦場であいまみえましょうぞといい寺を出たのです、この様子を寺の外の木に登ってみていた東郷はビックリしたのです、居酒屋にもどり、けしかけてきましたから、

明日は佐賀県庁を襲撃します、今夜の内に全員避難させて鎮台兵と入れ替えてください、鎮台の指揮官には適当なところで撤退するよう言ってくださいと、先ほどの熊本鎮台の須藤にいう、

と承知しましたと連絡に行ったのです、


いやはや真一さんの腕にはまいりますよ、銃の腕もたいしたもんでわありませんかと言うので、アメリカで銃にはまってしまいましてと笑ったのです、江藤との経緯をはなすと、けしかけ、

たのですかと言うので、遅かれ早かれ反乱はおきます、後は犠牲を少なくするしかないのです、江藤さんに因果を含めましたから面子の立つところで降伏するでしよう、面子を立てる為に、

は早すぎても遅すぎてもいけないのです、真一が二週間もすれば決着するでしょうと言ったのです、

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