派閥(明治偏) 11 ユキがあの洞窟でのイナズマは凄かったねというので、うんと答えると、夏は結構雷雨があるけどヒカリだけで音は聞こえなかったわと言ったのです、真一がヒヨットし
派閥(明治偏) 11
ユキがあの洞窟でのイナズマは凄かったねというので、うんと答えると、夏は結構雷雨があるけどヒカリだけで音は聞こえなかったわと言ったのです、真一がヒヨットしたらタイムスリップ、
はそのイナズマに関係あるかも、ユキは初めてと言っていたけど、稚内に来て何年経つのと聞くと、研修が終わって暫く札幌にいたから確か5年くらいだと思うはというので、その間には経験、
していないのかといい、
調べてみようとスマホを取り出すと、インターネットは繋がらないよと言うので、氷祭りの開催期間の気象情報をスマホにダウンロードしてあるんだよ、たしかダウンロードしたのは11月だっ、
たと思うといい、スマホで検索すると過去に稚内地方で冬にイナズマが発生しているのは平成19年だから7年前の12月7日だそれからと見ていくと、ちょうど7年周期でしかもすべて12月7日な、
のです、
この前はヤツパリ12月7日だよ、恐らく7年後だから明治10年の12月7日に同じく発生するかもと言うと、その日にあそこにいれば帰れるのと聞くので、そうかも知れないと言ったのですユキが、
7年後に帰ったらみんなビックリするわと言うので、多分7年前の同じ日の同じ時間に戻ると思うよ、だから一瞬の夢みたいに感じるので誰も気ずかないのではと言い、いずれにしても戻って、
みないと分からないよと言ったのです、
ともかく戻れる可能性があるわけだ、7年後なら稚内も入植が進んでいるかもしれないといい、それまではこちらの世界を楽しもうと言ったのです、しかし困るのは避妊リングだね、三年に、
一度変えるなければならないだろうというと、大丈夫自分では取り出せないけど、真一さんが取り出すのよと言うので、僕は医者ではないよと言うと、これでも私は医者なのよ、私の言う、
とおりやれば大丈夫というので、
獣医だろうというと、あそこの構造は動物はにたようなもんなのと言ったのです、その後はどうするのと聞くと、明治になったのだから西洋医学が入ってきて何かいい方法があるはずだわと、
というので、まだ先の事だその時考えればいいかとうなづいたのです、その頃の政府は薩摩、長州、土佐、肥前の派閥により運営されていたのです、薩摩が西郷、大久保、長州は木戸、伊藤、
土佐が板垣、肥前は大隈がそれぞれ参議となっていたのです、しかし政府の主要を担っていたのは木戸、伊藤、西郷、大久保であり内政には問題が山積していたのです、大久保から使いが来、
たので、ユキにうめと東京見物でもするように言って、馬車に乗り出かけて大久保の元に行きイスに座るとお茶を勧め、江戸弁でこまった事になりもうした、西郷さんが官を辞して鹿児島、
に帰るといいだしたのですというので、
江戸弁が喋れるのですねというので、長く京都、江戸にいますから、薩摩弁だと中々通じないのですよと笑うので、西郷さんも喋れるのですかと聞くと、西郷さんは私より京都、江戸が長い、
ですから喋れますよと言つたのです、西郷さんが薩摩にですかどうしてですと言うと、太政官にいてもやる事がなかと言っているんですよ、こまったもんですと言うので、西郷さんが参議、
をやめるとなると、
誰かを参議にしなければなりませんがと聞くと、薩摩から選ぶべきですが西郷さんを外して薩摩人を選ぶと、薩摩のもんが激怒するでしょう、他の藩から選べば薩摩出身は私一人となり、
政策にケチをつけて政治がとどこおる事になるのです、西郷さんはいるだけでいいんですがと言ったのです、ところで廃藩置県の件はというと、内密に勧めています、木戸さんも、
賛成していますので、
薩摩と長州の兵はおさえられます、後は西郷さんに近衛兵の総大将になってもらえば断行できる状態ですと言ったのです、それでは一番勢力の低い肥前からもう一人参議を選べば大喜びし、
て協力しますよ、西郷さんが参議を辞せばまさか政府直轄の近衛兵を組織して廃藩置県をやるとは思わないでしょう、そして華族制度を作り、各藩の殿様は東京に住まわせるのです、
西郷さんは薩摩に帰り秘かに兵を集め東京にもどり、参議に復帰させて一気に断行するのです、西郷さんの参議辞職は我がままという事にし、説得して復帰させる為なので肥前の参議就任、
はそれまでの間に頼みたいといえば、肥前はなればこっちのもんだと思い引き受けますよ、当然土佐から文句がでます、西郷さんの復帰は土佐は下の肥前に二人いるのは気にいらない、
から賛成します、
薩摩、長州と土佐、肥前で参議の数は3対3になりますが、土佐は肥前とは同調しませんので、政治に滞りはでないですよと言い、西郷さんはそのつもりですよ、あれでもって中々の策士です、
よと言うと、なるほど、しかし私は西郷さんと喧嘩したように見られるのはどうもと言うので、この断行には西郷さんは外せないのです、これから先も大久保さんは憎まれ役を通さなければ、
なりません、
パートナーと思われると地の派閥が警戒します、多少仲がわるくみせた方が油断するではないですかと話すと、わかっているのですが損な役割ですねと言ったので、本当に見せかける為、
わたしを木戸さんに引き合わせてください、西郷さん説得を頼まれたのだが、ガンとして聞いてくれずに説得は失敗した事を話します、そうすれば噂がひろがり、兵を集めるのも政府を、
威嚇する為と思うでしょうと言ったのです、
わかりもしたその手で行きましょうといい、わざと目立つように大久保は真一を西郷さんのところへ連れて行ったのです、イスにかけるとこんまえはおやっとさんでしたというのですみま、
せんが江戸弁でというと、江戸弁が喋れる事知っとたんですかと言うので、京都、江戸の在住はながいでしょうと笑ったのです、今回の参議辞職は油断させる為でしょうと言うと、やつぱ、
り、
村上さんの目はごまかせませんなと笑い、来年早々断行するので準備する必要があるのです、大久保どんはわかっていると思うたがと言うと、大久保がみがくさか、うすうすはわかって、
おりもうしたど、西郷さんはとぼけるのがうまかで、すっかり騙されもうしたと笑ったので、敵を騙すなら味方からという訳ですねと真一がいうと、村上さんはたいがいな事では騙せ、
ませんなあと言ったのです、
それでは木戸さんに信じさせましょうというと、木戸さんは廃藩置県には賛成しています、本当の事言ってはと大久保がいうので、多分どうするつもりだと聞くので、断行する前に大久保、
さんが向えにいつて、薩摩の兵と一緒に西郷さんを連れてくるといえば、一石二丁と思うでしょう、西郷さんが我がままでやめた事は信じますよと話したのです、
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