頭の中での集会 その4

シキ「はい、疲れました」

栞「唐突ですね」

千秋「何かありました?」

シキ「いやー、とある人に「エロいのまだー?」と言われまして書いてるのですがね?女性の気持ちいい感覚がわからない!男だから!」

栞「まぁ、普通はわかりませんよね。性別が違うわけですし」

千秋「なぜ私が来てしまったのでしょう。すごーく気まずいのですが」

シキ「あごめん。なんとなく」

千秋「あぁ、そういう人でした」

栞「諦めた方がいいですよ?この人草食動物の皮を被った肉食動物ですから」

シキ「栞さんひどくない?」

栞「事実でしょう?友人に「エロいこと全く興味無さそう」と言われてたらしいじゃないですか」

シキ「あー、うん。エロ話とか周りに迷惑にならない、不快になりそうな人の前ではしない、基本女性の前ではしないようにしてるからね。あんまり胸元とか見えてたら注意しちゃうし」

千秋「そういう態度が女性に興味無さそうに見えるのでは?と言われてましたね」

シキ「あれは目から鱗だった」

栞「シキさんエロい話は大好物なんですがね。友人などとはきちんと線引きしてると言えば聞こえはいいですが悪く言えば表に出さないむっつりですからね」

シキ「うーむ、隠してないしむしろ全開なんじゃがのぅ。ツイッターとかでちょいちょい話してるし。見ればわかるだろう友人よ」

千秋「たまに未成年にはお見せ出来ないよ!な話もしてますからね。何故草食動物に見られるのか不思議です」

シキ「うん、私も不思議。女性の胸も脚も好きなのじゃがね」

栞「シキさんは脚派ですよね」

シキ「美脚ていいじゃん?」

千秋「でもあんまり細いのは好みではなく適度に柔らかさがあった方がいいんでしたっけ?」

シキ「うむ、あんまり細いと心配が優先されるじゃん?ちゃんと飯食ってんのかとか」

栞「過剰なダイエットは脂肪よりも先に筋肉が落ちてしまいますからね。将来胸が垂れたく無いなら無理なダイエットなどせずに適度に筋肉をつけた方がいいですよ」

シキ「栞さん胸派だったねそういや」

千秋「栞さん女性に興味あったんですね。今日一番の驚きかも」

栞「小さい子が居ますからね。普段は出しませんよ」

シキ「エロ本以上にやばいもん読んでるけどね。こないだルルイエ異本読んでたし」

栞「全ての本が集まるのも考えものですね。それにしても何故あの子はクトゥルフへの興味が尽きないのか」

千秋「そういう栞さんもネクロノミコン出してましたよね」

栞「あれは注意するためですので」

シキ「笑顔で目をそらす器用なことしない」

栞「まあまあ、幼い子がまた増えますし」

シキ「おうこら、自分が不利だからってネタバレすんな」

千秋「一度に一度ネタバレしないと終われないんですかね?」

シキ「言わないで千秋さん……」

栞「シキさんが落ち込んだところで閉めましょうか」

栞&千秋「さよーならー」

シキ「なんだかんだノリが同じだよね君ら」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

会話は踊る、そして疲れる シキ @yukishiro8813

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る