第4話 続勇者達の会議
「それじゃ、調べた事の報告をするわね」
サリアの学院での調べものが終わり、チユキは聖レナリア共和国に戻る。
戻るのは転移の魔法を使えば良いから簡単であった。
戻ってきたチユキはさっそく仲間達全員を集める。
「人を操る魔法は調べによると3つの方法があるわ、支配の魔法と記憶操作の魔法と魅了の魔法ね。まず支配の魔法なんだけど、名前の通り対象を支配する魔法よ。ただ問題はかけた対象の知力を下げてしまう所ね」
「その魔法って確かお馬鹿さんになっちゃうんだよね?確かそれで操るのは面倒なんじゃないかな?」
「リノさんの言う通り、私も違うと思う」
リノの言葉にチユキは頷く。
支配の魔法は対象をロボットみたいにしてしまう。知識や演算能力は変わらないが臨機応変には行動できなくなる。場合によっては1つ1つ命令しなければ動いてくれなかったりする。
前に一度ゴブリンを操った事があったが細かに指示をしないと思い通りに動いてくれなくて全く使えなかった。
「という事は別の方法っすね」
「そういう事よナオさん。次に記憶操作の魔法なんだけど、これは相手の記憶を自分に都合の良く書き換える魔法よ。術者の命令を聞くのが当然みたいに記憶をいじる事もできるわ」
「それじゃあ、クロキは記憶を書き換えられて……」
チユキの説明にシロネの顔が青ざめる。
「そうとは限らないわ、シロネさん。この魔法で操るのは難しいのよ。それまでの記憶と矛盾した記憶に書き換えるのはほぼ不可能だし、無理して植え付けようとすると精神崩壊を起こしてしまう可能性があるわね」
チユキは首を振る。
「そうっすね。シロネさんの話じゃ、日本人として普通の人生を歩んできたようっすから、異世界の記憶を植えるのは難しいはずっすよね」
「そういう事よ、ナオさん。無理して辻褄をあわせようとするぐらいなら全ての記憶を消して、生まれたての子供の状態から育てた方が早いわ。もっとも、それはかなりの手間だけどね」
チユキが言うとみんな微妙な顔をする。
そして、この魔法を使われた場合はどうしようもなかった。書き換えた事で失った記憶は元に戻らない。
元の世界に戻れても元の生活を送る事は不可能である。今までの人生を全て消されたも同然なのだから。
シロネが泣きそうな顔をしているがどうしようもない。この魔法を使っていない事を祈るしかない。
チユキは先に進める事にする。
「そして最後に魅了の魔法の方ね。この魔法ならリノさんの方が詳しいはずじゃないかしら?」
チユキはリノを見る。
リノは睡眠や混乱そして魅了など精神に作用する魔法を使う事ができる。以前に魔物にこの魔法を使用した事があったはずだ。
「うん、確かに操るならこの魔法が一番かな。ゴブリンさんもオークさんもリノの言う事をなんでも聞いてくれるよ」
リノが楽しそうに言う。
魅了の魔法は魔法をかけた対象が自分を愛するようになる魔法だ。
支配の魔法のようにいちいち命令しなくても愛する人のために自発的に行動したりする。ただ自発的に行動する分、思ってもみない行動を取ったりするので使いづらい所もある。
「でも確かこの魔法は魔物によって効かなかったりするんじゃなかったかな?」
「う~ん確かにサホコさんの言うとおりかな。ケンタウロスさんには良く効くけど、ハーピーさんに
はあんまり効かないんだよね」
「多分男性と女性の違いね。魅了の魔法の弱点はそこでしょうね」
魅了の魔法は対象にとって魅力的な存在である程効果がある。
こちらを嫌っている相手などには効きづらく、効果があっても友好的になるだけだったりする。
そのため不確実な魔法だ。
「でも実際に魔王がその魔法で操っているとしたらっすよ、どういう事になるっすかね?」
ナオの言葉にその場の全員が考える。
「もし、魅了の魔法で操られているとしたら……。シロネの幼馴染は魔王に魅了されて言いなりになっているって事か……」
「確かにそう言う事になるわね、レイジ君」
レイジの言葉にチユキは頷く。
「も、もしそうならば今彼は魔王と愛し合っていると言う事に……」
突然カヤが喋り出す。いつもと比べて声が高い気がする。
「うわあ!? あの魔王とっすか!?」
ナオが言うとみんなが微妙な顔をする。
ここにいる全員は魔王の姿を魔法の映像で見たことある。その姿は醜く凶悪だった。
全員が魔王と彼が愛し合っている姿を想像しているのだろう。
チユキもその魔王と彼が互いに裸で抱き合っている姿を想像してしまう。
そのため、少し気分が悪くなってしまった。
「なんか不気味……」
「あんまり美しくないですわね……」
リノとキョウカがげんなりとした顔をする。
「でもおかしいですわね。魅了の魔法は同性等には効きにくいのではなくて?」
キョウカが疑問に思う。
確かに魅了の魔法は同性にはあまり効果がないはずであった。
「あの、もしかして彼は同性愛者ではないでしょうか?」
「ちょ、ちょっと!? カヤあなた何を言ってるの!?」
「いえ、お嬢様。世の中にはそういう方もいらっしゃるのです。きっと彼は魔王のたくましい体に魅了されてしまったのでしょう」
カヤの言葉にキョウカが少し慌てる。
だがカヤの言うとおり彼が同性愛者で、しかも魔王モデスみたいのが好みなら魅了の魔法も効果があるはずだ。
「愛のカタチは人それぞれだと思うぜ、チユキ。もし、魔王と愛し合っているのなら、そのままにしておいた方が幸せかもしれないぞ」
レイジは真剣な顔をして言う。
もっともレイジとしては男に興味がないので、助けに行く気がないだけだったりもする。
「レイジ様!!」
カヤが突然大きな声を出す。
「ど……どうしたんだカヤ?」
カヤの声にレイジも引き気味だ。
「さすがレイジ様! 理解を示すとは! もしやレイジ様も彼と同じでは!? 彼とレイジ様の絡みは中々絵になります!」
「はい!?」
レイジが間抜けな声を出す。
いくら何でもレイジが同性愛者には見えない。
カヤの表情は変わっていないが少し興奮しているように見える。
いつも冷静なカヤがこうなるなんて意外だった。
「でもそれだったら良いかも~」
リノが楽しそうに言う。
「確かにそれならいけるっす」
ナオが親指を立てて同意する。
「ナオさんまで……」
チユキは頭を押さえる。
(だけど、確かにあの魔王よりレイジと彼が裸で抱き合っている方が絵になるわね)
言葉とは裏腹にチユキも同じことを考えてしまう。
レイジは容姿が良く、シロネの幼馴染の彼も良い顔をしている。
もしカップルになるなら、こっちの方が見ていて楽しいと思ってしまう。
「ちょ!!ちょっと待て! 俺にそんな趣味はない!」
「え~、つまんない」
レイジが慌てて否定すると、リノが残念そうな声を出す。カヤもどことなく残念そうだ。
「ほらさ、シロネの前だぜ」
レイジがみんなを窘める。
「う~ん。みんなには悪いけど、多分クロキは女の子の方が好きだと思う。夏場とか私の胸ばかり見てるし……」
そのシロネの言葉にリノとカヤに加えレイジまでがっかりした顔をする。
「本人は見てない振りをしてるけどばればれだし。うん、絶対女の子の方が好きだと思う!!」
「シロネさん。それ擁護になっていないよ。それに、いやらしい人が来られるのはちょっと……」
シロネが力説するとサホコは嫌そうな顔をする
「サホコさんの言うとおり。確かにそれはそれで嫌ね」
チユキもサホコに同感だ。
スケベそうな人を仲間にしたくなかった。
「ところでチユキさん。全ての魔法は抵抗力が強い人には効果がないはずじゃなかったすか? クロキさんでしたっけ。彼の魔法抵抗力は強い感じがしたっすよ」
「ナオさんの言うとおりね。支配の魔法も魅了の魔法も抵抗力の高い人には効果がないわね。そして、私の魔法を受けて、生きている所からも魔法抵抗力はとても高いでしょうね」
「それじゃあどうやって操っているのかな?」
リノの言葉にチユキは考える。
「おそらく普通のやり方じゃないでしょうね。例えば愛の魔法薬を使うとかね」
「愛の魔法薬? 何だそれ?」
レイジが聞いてくる。
「いわゆる惚れ薬よ。図書館の本でその記述をたまたま見つけたのだけど、神ですらその魔法薬の効果には逆らえないみたいよ」
「じゃあチユキさん。クロキはその魔法薬で操られているかもしれないの?」
「それはわからないわ、シロネさん。今まで言った以外の方法で操っている可能性がないわけじゃないし。ここでいくら話をしても結論はでないわね」
結局何もわからないままであった。
その他にも魔法を使わずに操る方法もあるだろうとチユキは思う。
「魔法の解き方も操られ方によって微妙に違うみたいだし。調べる必要があるわね」
チユキは結論を言う。
結局は彼がどういう状況なのか調べなければわからない。それがわからなければ対処ができない。
「あと一応レーナにも調べてもらおうと思うのだけど。あまりあてにならなそうなのよね……」
レーナは暗黒騎士が、つまりはシロネの幼馴染が聖竜王の角を取りに来る事を知っていた。おそらくナルゴルに対して何らかの情報網を持っているに違いないとチユキは確信している。
だが、レーナはロクス王国で何かあったみたいで、最近姿を現さない。あまりあてにできなかった。
「レーナか……。ロクス王国で何かあったみたいだが大丈夫だろうか?」
レイジがレーナの心配をする。
その言葉を聞き何人かの顔が険しくなる。
何があったのかわからないが勝手に戦線離脱した上にその後何の説明もない。
レイジを除く全員がレーナに怒っていたのである。
「まあ、レーナに色々と白状……、じゃなくて色々と聞く必要があるわね」
チユキはもし連絡が取れたら色々と聞く事があった。
ロクス王国で何があったのか?
仮面の男に心当たりがないか?
そして魔王が召喚した人数?
レーナや魔王以外に召喚を行った者の事でその後何かわかった事がないかである。
特に魔王が召喚術を使える事を、レーナは知っていたに違いないとチユキは思っている。
魔王が無制限に召喚を行えば大変な事になる。
そう思ってチユキ達は魔王が召喚を行った事をレーナに報告する事にした。
だけど、レーナに会う事はできず。
その代りにニーアが応対してくれた。そして、ニーアは魔王が召喚をした事を知っていた。
また、神王オーディスの力により、魔王がこれ以上召喚を行えないようにした事を話てくれたのだ。
何でそんな重要な事を話てくれなかったのか?
チユキはニーアを問い詰めたが彼女も詳しい話を知らないみたいだった。
だからこそレーナに直接会って、納得のいく説明をしてもらいたいと思うのだった。
「だけど今はレーナは話ができないみたいだ。ここは待つべきだと思うぜ」
レイジがレーナをかばう。
その言葉に何人かがさらに不満そうな顔をする。
レイジは美女であるレーナに甘い。
チユキはその事に少しいらつく。
「ねえ、レーナが動けないなら私達でナルゴルに調べに行こうよ!!」
シロネが提案する。
だけどそれはもっと無理な話である。
「シロネさん……それは無理だわ。調べるにはナルゴルへ入らなければならないわ。それに確実に戦闘になる。彼と戦いたいの?」
この中で気付かれずに潜入できそうなのはナオぐらいだが、彼女1人にそんな危険なまねはさせられない。
だからこそ、チユキはその提案を却下する。
「それはちょっと困る……。でもナルゴルの近くに行くだけでも……」
「まあナルゴルに入らないなら……。でもそれじゃあ、有効な情報が手に入らないかもしれないわよ」
「いいの、少しでもクロキの事がわかれば、良かったら私だけでも行かせて欲しい」
シロネは何もしないでいる事が耐えられないみたいだとチユキは思う。
少しでも近くに行きたいのだろう。
「ナルゴルの近くと言うとヴェロス王国っすね。そこに行くっすか?」
「まあ、あの地域で一番大きい国がそこね」
「でも確かもっと近くに国がなかった?」
「確かにアルゴアって国があるわね。でもそこは前に私達と一悶着あった国よ。何でもその後、政変があったみたいだけど、今どうなっているのかわからないわね」
リノの問いにチユキは答える。
以前アルゴア王国はチユキ達と喧嘩になった事があった。
王の兵はレイジに叩きのめされた。
その後、チユキ達はすぐにナルゴルに入ったので王国がどうなったのか詳しくはわからない。
噂で政変があったと聞いているぐらいだ。
「確かに気になるな。行ってみるか? その後のアルゴア王国が気になるしな」
レイジはかなり乗り気だ。
その様子をチユキは怪しむ。
「そういえば、あそこのお姫様可愛かったっすね」
ナオがにやにやしながら言う。
「レイ君……」
「レイジさん……」
それを聞いたリノとサホコの顔がふくれる。
「待ってくれ! 俺は何も!?」
レイジとしては特に何か含む所があったわけではない。
しかし、周りからはそうは思われていない。
そもそも、普段から女性関係が多すぎるので仕方がない部分もある。
「ちょっとレイジ君。あなたねえ……」
チユキもあきれてしまう。
(確かリジェナ姫だったかな? 結構可愛かった覚えがあるけど、今頃どうしているのかな?)
ナオが言わなければチユキはリジェナの事を忘れていた。
そして、レイジをアルゴアに行かせたくないと思ってしまう。
「そういえばチユキ様。サリアで何かあったのではないでしょうか?」
カヤの言葉でチユキは思い出す。
この会議をする前に少しだけその事をみんなに伝えていたのだ。
「そうそう、サリアの学院で魔術師協会の副会長に会ったの」
チユキはサリアでの事を説明する。
魔術師協会には1人の会長に3人の副会長がいる。タラボスはその副会長の1人であり、大陸中に支部を置く魔術師協会は副会長クラスになるとそこら辺の王様よりも権力がある。
その彼がレイジに直接お会いたいとお願いしてきた。
なんでもタラボス副会長は多数の国の相談役を引き受けており、その相談の中に勇者の助けを必要とするような厄介な相談事あったらしく、力を借りたいらしい。
チユキはその事を伝える。
「できれば近日中にお会いしたいそうよ。私としては行くべきだと思うのだけど?」
タラボスの依頼は特に日時を指定されたわけじゃないが、返事が遅いのも悪いだろうとチユキは主張する。
会うなら早い方が良いし、向こうの印象も良くなる。
そして魔術師協会と仲良くなれば、チユキ達の行動範囲も広がる。
レーナに召喚されたチユキ達はレーナ神殿の影響が強い大陸東部ならば、どこの国でも入国が出来るし、どこの国の待遇も良い。
だが大陸西部はそこまでの影響はないみたいであり、下手をすると入国を認めてくれない事もある。
魔術師協会は大陸全土に影響力があるので、仲良くなっておくに越したことはないとチユキは思う。
「いや、でもアルゴアに……」
「アルゴアなら私1人で大丈夫だよ。元々私のわがままだし。だから、サリアにはみんなで行って来て」
レイジがアルゴアに行きたそうにしているのをシロネが遮る。
「それじゃあレイジ君は私達とサリアに行きましょう。ごめんねシロネさん」
「ううん。気にしないで」
シロネは明るく返事をする。
だけどその表情は少し暗く、チユキには幼馴染の身を案じているように見えた。
(召喚して右も左もわからない状態の者に、そんな薬を使い意のままに操るなんて、いかにも魔王がやりそうな事よね。私達はレーナに召喚されたから運が良かったわ)
正義の女神であるレーナなら、そんな卑劣な事はしないだろうとチユキは思う。
そして、チユキは卑劣な魔王に怒りを燃やすのだった。
◆
エリオスの自室でレーナは振り返る。
振り返った先にはレナリアというレーナの名を冠した人間の国がある。
誰かがレーナの事を話ている気がしたのだ。
おそらくレイジ達だろう。きっとレーナの心の美しさについて話ているに違いない。
レーナが少し寝込んでいる間にチユキが会いたがっていたらしいが、ニーアに応対してもらった。その時はまともな精神状態じゃなかったため話ができる状態ではなかったからだ。
今はだいぶ落ち着いている。だけどチユキと会いたくなかった。だけどいつかは会わなければならないだろう。
何を話せば良いのだろう。
前はレイジ達にナルゴルに攻めてもらわなければと思っていたが今は違う。レイジ達がナルゴルに攻め込めば彼が傷ついてしまうではないか。
レーナは手に持っている小さな肖像画を見る。
そこには1人の青年の姿が描かれている。
「クロキ……」
肖像画の青年を見てため息をつく。
最近彼の事ばかり夢に見る。これはクーナの夢だ。
クロキが生み出したクーナという新しい女神が生まれた事でモーナの夢は見なくなった。
理由はわからないがおそらく受信側、つまりレーナに原因があるのだろう。
だけど、これは嬉しい誤算だ。あの醜いモデスを夢に見なくなったのだから。
その代わりクロキの夢ばかり見る。クロキなら何度でも夢で見たい。だから最近寝るのが楽しみになっていた。
もうモデスの事はどうでも良い。だからもうレイジ達はいらなかった。
「うふふふふ」
思わず笑ってしまう。
「あの……レーナ様」
後ろから声がかけられる。慌てて手の中の肖像画を隠す。
「ニっ! ニーア! 何時の間に!?」
レーナの後ろにいたのは配下の女天使であるニーアだ。
「あの……何度も声をかけたのですが返事がありませんでしたので……その……」
ニーアは気まずそうに言う。
「あらそそそそうなの! ごめんなさいねニーア! で何かしら?」
レーナは慌てる。肖像画を見られていないだろうか?
「はい、フェリア様がお呼びになられているようなので、お知らせに来たのですが……」
「フェリア様が私を? 何かしら? わかったわ、すぐに行くと伝えてちょうだい」
結婚と出産の女神フェリアは神王であるオーディスの妻であり、エリオスの女神達の頂点に立つ。
レーナにとっては育ての母でもあり、呼ばれたら行かねばならない相手でもあった。
「わかりました。それでは私はこれで」
ニーアはそう言うと部屋を出て行く。
レーナも出かけなくてはいけないだろう。
下着を身に付けるとレーナは出かける準備をするのだった。
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