前タイヤ組み付け
次から次に出費がかさむプレスカブの修理、しかも職場を追われて現在求職中ときたもんだ。でも悲しいとか怒りって感情が無いのです。今回は私が職場を見捨てた感がありますから。まぁそれはさておきリヤホイールに関しては金銭的な事情で新品を買えないので中古のマシな物を探そうかと思っています。
「とりあえず前タイヤを組み付けします」
物置をゴソゴソと整理していたら、未使用新品のチューブとリムバンドが出てきたのです。見た感じは劣化など無さそうなのでダメ元で使ってみようかなと。ダメでも諦めがつきますし、上手くいけばラッキーです。
「タイヤは新品を購入しました」
通常のスーパーカブ五〇は前後共にタイヤサイズが『2.25-17』です。ところが同じ原付一種でもプレスカブは後輪が『2.50-17』と表記される少し太いタイヤです。
「積載前提で太くて耐荷重に優れたタイヤが装着されています」
流行の『太足カスタム』ではありませんが、よく効くブレーキ(空荷だとロックしやすいらしい)が付いているのでグリップを稼げる太いタイヤを装着します。
「今回はタイヤ組み付けに挑戦します」
私は整備経験者ですがチューブタイヤの交換は初心者です。あらかじめ動画を見て予習をしてから作業に取り掛かります。
「チューブ入りタイヤの交換で最も怖いのが『チューブ噛み込み』です」
タイヤを組む際にチューブをタイヤとリムで挟んでしまうとチューブを傷めてしまいます。いざ空気を入れた途端にプシュ―っとパンクしていると本気で泣きたくなります。
「チューブの噛み込みを防ぎつつスムーズにタイヤ交換する動画が在りました」
ユーチューバーが本気でオートバイショップにタイヤ交換の方法を教えてもらったそうです。正に動くサービスマニュアル、私が言うのもアレですがサービスマニュアルは大事です。
「私が見た動画は『DIY道楽 テツ』で検索すると出てくると思います」
※リトルカブとヤマハDT五〇のタイヤ交換作業の動画が在ります。以下は動画を見てから読んでいただけると作者の足りない表現力でも作業の様子が思い浮かぶと思います。
ホンダリトルカブのタイヤ交換
https://www.youtube.com/watch?v=DV145OBrnPE&t=0s
ヤマハDT五〇のタイヤ交換
https://www.youtube.com/watch?v=zZ0TxJDRbQg
動画の通りに作業をしていくと十分くらいで作業が完了しました。
「テツさんの動画ではシリコンスプレーを使っていましたが、私はプロ用のビードワックスを使いました」
プロ用のビードワックス(一五〇〇グラムくらい?)はプライベーターが使うには少々多すぎます。うっかり買ってしまうと孫の代まで残るかもしれません。私は以前勤めていた整備工場で少しだけ分けてもらっていました。二十代前半の話だから……二十年以上前の話ですね。
「テツさんが欲しがるプロ用だけあって、二十年越しで使っても大丈夫でした」
ポイントはリムとタイヤのビードにビードワックスを塗って滑りを良くするのとタイヤをはめ込んでから少し空気を入れて膨らませたチューブを入れること。そしてタイヤレバーをガイドにタイヤを滑らせてはめ込む事って感じでしょうか。
「チューブが噛みこんでいないか、リムバンドがズレていないかをチェックしてから空気を入れます。一晩おいてエアーが漏れなければOKでしょう、多分」
次回はフロントブレーキの整備と今回組んだホイールASSY組み付けの予定です。
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