京丁椎とスーパーカブ・その他ミニバイク

ＣＤ五〇のクランクケースは人気薄？

　ビジネスバイクのＣＤ五〇と言えば……ごめんなさい、実物を触ったことが無いんです。ただ、ミッションは一万数千円で取引されています。フロントフォークもスーパーカブをテレスコピック化するのに使われるのでしょう。良いお値段で取引されています。

「ところがクランクケース単体はカブ系エンジンの割にお求めやすい金額で落札できる場合が多いみたいです」

　このエッセイを読んでいる皆さんは『指名買い』って知っていますか？

　指名買いとは『○○をください』『○○が欲しい』と指名して買う事です。ところが同等の商品で『××』があったとします。ところが『○○を』と指名されれば売り手は『○○』を出します。たとえ『××』に在庫があったとしても客に渡せば「違う物が来た」と言われるからです。

　ネットオークションの場合、『カブのクランクケース』と検索する人が多いのでしょう。でもエンジン番号以外はカブとCD五〇のクランクケースは一緒（だと思う）。若干ですが神作から外れたＣＤ五〇のクランクケースが安く落札できる傾向にあるようです。

　ただし、ＣＤ五〇のクランクケースはオイルポンプがおさまる凹が浅い物があります。カブでも凹は浅い物はあるけど割合は少ない。カブ九〇や七〇用クランクを入れる場合、オイルポンプピボットと呼ばれる小さな部品が入らない場合があるので敬遠されているのかもしれません。

　今回は五〇㏄で組むつもりなんでオイルポンプシャフトは寸胴な五〇用シャフトだから問題なし。まぁ今回狩ったクランクケースが使えるか使えないかは開けてみないとわかりませんが。

　何だかクランクケースの中にギヤが入ってるなぁ。何にギヤだこれ？

　さて、グダグダ書いているうちに手の怪我が塞がって抜糸が終わりました。まだ少し傷口が突っ張る感じがするので今週末のバイクいじりはお休みです。手が完全に治ったら届いたＣＤ五〇のクランクケースをチェックして、それからジャンクエンジンの分解を開始します。

　ジャンクのプレスカブエンジンなんてメタくそだろうなぁ、楽しみです。