二〇二一年のバイクいじりスタート

50㏄エンジンは需要がある

 私が乗ってるホンダゴリラはスーパーカブ九〇のエンジンを積んで二種登録しています。おかげで時速三十キロ縛りがないのでストレスフリーなわけですが、原付免許では乗れません。普通自動車免許で乗れる二輪および三輪のバイクは五〇㏄未満です。だから「ちょっと乗らせて」と言われても貸せない事が多いです。


 市場で走っているキャブ時代のスーパーカブの多くは走り始めて二十年位経っています。いくら頑丈なスーパーカブでも二十年も乗ればエンジンに不具合も出てきます。じゃあ修理するかとなればこれも問題で、エンジンを降ろしていると当然動きませんから乗れないわけです。


 以前エンジンの積み替えと細かな部品の交換をしたスーパーカブは配達用の働くオートバイでした。エンジンの脱着やオーバーホールをしていれば修理期間はひと月くらいかかるでしょう。でもエンジンを積み替えるだけなら数時間で完成します。だからエンジンの積み替えという大がかりとみせかけて実は簡単な作業をしたわけです。


 まぁ準備に時間をかけてるからトータルすりゃトントンなんですけどね。


 でもって出来るだけ安いスーパーカブを手早く商品化したいとなれば不動車を買ってオーバーホール済みのエンジン(&キャブレター)に積み替えてしまうことが良いのです。ところが、スーパーカブのリビルドエンジンなんてメーカーは扱っていません。ネットオークションを見物しているとオーバーホール済みなエンジンが良いお値段で取引されています。需要があるのでしょう。


 幸いな事に手元にプレスカブのエンジンが有ります。これに先日八八㏄シリンダーや四速ミッションを組んだエンジンの残り部品を組み合わせればごく普通のスーパーカブ五〇のエンジンが出来上がります。


「ジャンク部品の山がいつの間にか一台のエンジンになってる、それが横型エンジンの恐ろしさです」


 では、使えそうな部品を棚から出してきましょう。

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