甘ったれ坊主
NEO
甘ったれ坊主
君はいつもそうだね
突然現れては、好きなだけ甘えて気まぐれに消えていく
こちらから手を出しても、全く相手にしない
そのままどこかに消えてしまう。
尻尾をくねっと丸めているのは甘えのサイン
好きなだけ撫でてもらったら、ぷいっとどこかに消えていく
その気まぐれさが君の魅力なんだけど、実は本気で甘えてはいない
ただ気まぐれに僕の相手をしているだけ
それに飽きたら消えるだけ
いちばん抜けているように見えて、実は賢いのかも?
まあ、君の目は細いからその真実は見えないけれどね
君の気持ちは本当に読めない。だから、面白い
でも、たった一つだけ分かっていること
それは、超が付くほど臆病な事
だから、危険な事には近寄らない触らない。賢いと思う。
僕は君が怒ったところを見た事がない
全て、その前に避けてしまうから……
そういえば、君の「モミモミ」最近見てないな
ゴロゴロ言いながらやるから、結構可愛いのだけど
大人になったってことかな。少しさみしい
なんだか、甘えているのは僕の方みたいだね
でも、君は絶対自分の事を明かさない
ならば、僕も自分の事を明かさない
隠し合いっこの猫三昧
甘ったれ坊主 NEO @NEO
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます