★ 第一部後半(17話~最終話)の各話あらすじ&登場人物紹介

 ちょっと迷いましたが、今回もやることにしました。

 これまでのあらすじ大放出です!


 このあらすじ大放出は、作者側としてはいくつかのリスクを伴います。一番怖いのは、未読の方が先にあらすじだけ読んで、それで満足して本編を読まない方が出てくるのではということ。また、「こんなあらすじなら読む価値ねえわ」とやっぱり未読の方が去ってしまうこと。他にも色々ありますが、要するにすべて「未読の方がもし読んだら」という仮定でのデメリットです。

 しかし逆に、あらすじを読んで物語に興味をもってくれる方もいるかもしれませんよね? ちょっと面白そうだから読んでみようかな、と。だから、一概に「未読の方は閲覧禁止!」とも言えない。難しいところです……。


 このような不安を背負ってまであらすじを公開する理由。作者の願い。

 それは、「あれ、今まで何の話してたんだけ?」となった読者様の記憶の手助けになりたいと。当たり前のことですが、この想いが結構強い。リスクと不安の壁をぶち破りました。



 ということで、この先大量のネタバレを含みます。

 既読の方は堂々と読んでください。そして未読の方はご注意ください。
















~これまでの主な登場人物~


○ハーシェル

 主人公で、ナイル帝国の王女。

【年齢】七歳→十二歳

【容姿】茶色の髪に、茶色の瞳という母親ゆずり。母が亡くなってから、三つ編みはしなくなった。

【性格】十二歳になってから落ち着いてはきたが、ややお転婆なところも。剣の腕には自信がある。


○ウィル

 アッシリア王国にいた頃の、ハーシェルの幼なじみの少年。

【年齢】七歳→十二歳

【容姿】黒髪に、グレーの瞳。身長はハーシェルと同じくらい。

【性格】昔はよくハーシェルと一緒に笑っていたが、十二歳になってからは表情が乏しく、どこか影が差すように。しかし原因は不明。


○アスリエル

 ハーシェルの父で、ナイル帝国の王。娘のハーシェルとはそりが合わない様子。

【年齢】四十代前半→四十代後半

【容姿】鋭い眼光に、濃い眉毛。灰色がかったうねるような黒髪をゆるく束ねている。

【性格】厳格である一方、その内では心からハーシェルのことを想っている。


○セミア

 ハーシェルの母で、ナイル帝国の王妃。ハーシェルが十二歳の時に、アッシリアの刺客によって殺された。

【年齢】三十代前半→三十代後半

【容姿】茶色の髪に、茶色の瞳。ストレートヘアのハーシェルとは違い、髪は肩を過ぎてゆるくウェーブしている。とっても美人。

【性格】穏やかで優しく、芯が強い。


○ラルサ

 ナイル帝国の将軍。城に戻ってからは、ハーシェルに剣を教えている。

【年齢】四十代後半→五十代前半

【容姿】大きな図体に、毛むくじゃらの髭で熊のような大男。

【性格】陽気で明るく大ざっぱ。でも、根は優しくて真面目。





〜各話あらすじ〜


<第17話 帰還>

 七年ぶりに故郷の城に戻ったハーシェルとセミア。盛大な歓迎を受けながら、ハーシェルはナイル城の荘厳さと美しさ、そしてそこにいる人の多さにただただ圧倒されていた。


<第18話 ナイルの王>

 初めて会う父は、ハーシェルが想像していた姿とはまったく異なっていた。会って早々、ハーシェルは父親と言い争いをしてしまう。


<第19話 失ったもの>

 ラルサの自分に対する態度が礼儀正しいものに変わり、ショックを受けるハーシェル。そして、ハーシェルは気づいてしまった。一国の王女として生きること、それは同時に多くのものを失うことを意味しているのだと。


<第20話 戻れない>

 ハーシェルは夢を見ていた。ウィルと一緒に、野原で鬼ごっこをしている夢。ウィルに会いたい、野原に帰りたい、と強く思う。


<第21話 びゅんってやったら、ブワーってなるやつ>

 城の中で道に迷ったハーシェルは、その先で鍛錬中のラルサに出会う。長い棒を自由自在に操る姿に感動し、自分も武術を習いたいと言う。


<第22話 戦友>

 主従であり、戦友でもあるアスリエルとラルサ。ハーシェルの行く末を案じ、アスリエルはラルサにハーシェルの剣師となることを命ずる。


<第23話 おとぎ話>

 ハーシェルは十二歳になっていた。歴史学者のスコットから、おとぎ話『王の石』の話を聴く。それは、不思議な力を持つ石をめぐり、ナイル帝国が建国されるまでの物語だった。


<第24話 私だって戦える>

 ラルサが近々戦争に行くことを知り、自分も一緒に行きたいと主張するハーシェル。しかし、考えの甘さをラルサに叱責され、ハーシェルは父親に直談判することを決意する。


<第25話 アスリエルvsハーシェル>

 「ならぬ」。アスリエル王の返答は、極めて簡潔なものだった。しかし、アスリエルとの勝負に勝てば戦争に行かせてやってもいいと言う。ハーシェルは初めて父親に剣を向け、戦いを挑む。


<第26話 死と血>

 戦争に出兵していたナイル兵たちが城に帰還し、おびただしい数のけが人や死人に息を呑むハーシェル。自分が戦争を何も理解していなかったことを痛感しながら、ハーシェルは皆と共にけが人の手当てに奔走する。


<第27話 愛してる>

 けが人の手当てが終わり、セミアの部屋の前を通りがかったハーシェルは、何か様子がおかしいことに気づく。中に入ると、そこには刺客を目の前に立ちはだかるセミアの姿があった。ハーシェルをかばい、刺客に刺されたセミア。その時、瑠璃色の石が強い光を発してーー


<第28話 銀の翼>

 セミアの葬儀が終わり、ハーシェルを含む数名の者が王の執務室に集められていた。刺客が残していった剣のつばに描かれていたのは、翼の形をしたシンボル。それは、セミアがアッシリア王国の王家によって暗殺されたことを示していた。


<第29話 真実>

 アスリエルの言葉で、ハーシェルは初めて瑠璃色の石の意味を知る。おとぎ話『王の石』に登場する石は、まさに今、ハーシェルが手にしている石そのもののことだったのである。石が初めて光を発したあの日、当時七歳だったハーシェルは無意識に石の封印を解いてしまったらしい。そして、セミアが殺されたのは、セミアが石の封印を解いたと敵国に勘違いされたからではと推測された。


<第30話 ただの少女に>

 セミアが亡くなって一カ月。どこか元気がない様子のハーシェルに、ラルサは「気分転換に街へ下りてみては」と提案する。もちろん護衛をつけてという意味だったが、そのことをきっかけに、ハーシェルは一人で街へ出かけることを考え始める。


<第31話 脱出作戦(1)>

 一人で街へ出かけるためには、誰にも知られずに城から抜ける必要がある。そのために練った計画を、ハーシェルは実行に移す。


<第32話 脱出作戦(2)>

 城門を目の前に危うく計画が失敗するところだったが、荷馬車に乗り込んでなんとか脱出に成功する。久しぶりの城外に、ハーシェルは期待に胸をふくらませていた。


<第33話 王都、ふたたび>

 五年ぶりの王都は、あの頃となんら変わっていなかった。城の服装のままで来てしまったことを後悔しながら歩いていると、一人の老人に声をかけられる。


<第34話 闇市>

 老人の後をついて行った先にいたのは、怪しげな商人だった。ハーシェルをいい金ヅルだと踏んだ商人は、手下の男たちを使ってハーシェルを捕らえようとする。出口をふさぐ男を張り倒し、ハーシェルはその場から逃走する。


<第35話 思い出と偽り>

 逃走中のハーシェルを、一人の少年が助ける。その少年がウィルだと気づき、驚くハーシェル。それほど、ウィルの雰囲気は昔とはどこか異なっていた。話す機会は今しかないと思い、ハーシェルは自分がこの国の王女であることを告げる。


<最終話 灰色の涙>

 ハーシェルの出生を知り、瞳から温かさが失われるウィル。そして驚くほどあっけなく、ウィルはハーシェルの前から姿を消してしまう。

 ハーシェルの前から去った後、ウィルはマントに身を包んだ男たちと会っていた。男たちは、ナイル帝国からの脱出を図ろうとしているようだ。男たちはウィルのことをこう呼んだ。「王子」、と。





 第二部の紹介は前回軽くしたので省きます。

 ひとことだけ付け加えると、第一部では最初と最後だけしか登場しなかったウィルですが、第二部では結構出てくるのでお楽しみに?



 それでは『瑠璃の王石』第二部、始まります。

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